2010年2月9日
【33歳からのリーダーのルール】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756913679
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本日の一冊は、ベストセラーとなった『あたりまえだけどなかなかできない33歳からのルール』の著者が、リーダーシップについて論じた一冊。
※参考:『あたりまえだけどなかなかできない33歳からのルール』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756913008/
本書の面白いところは、できる上司のリーダーシップ本というよりは、できるプレイヤーだった著者が、失敗体験から学んだリーダーシップだという点。
著者がいうように、たとえあなたが現在、「伝説の社員」であっても、「リーダーとしてはまったくの新米である。勘違いしてはならない」のです。
では、新米リーダーとして、何を行えばいいか。
本書には、その具体的な行動指針と心構えが書かれています。
著者は、「MUSTではなくWILLとCAN作りこそがリーダーの仕事」と述べた後で、具体的な行動指針をいくつか述べています。
「いかなる時も部下の相談を断るな」
「上司に尋ねられてから報告をするな」
「スケジュールをびっしりと入れるな」
これらは本の一例ですが、確かにプレイヤーとリーダーの違いが明確で、参考になります。
スタープレイヤーからリーダーに生まれ変わりたい人に、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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プレイヤーとは「自分の力でことを為す人」のことだ。そして、リーダーとは「他人を通じてことを為す人」を指す。この違いはあまりにも大きい
君はプレイヤーとしては優れている。しかし、リーダーとしてはまったくの新米である。勘違いしてはならない
リーダーはチームを優先して自分自身の大切なものをすべて投げ出す覚悟が必要だ
MUSTではなくWILLとCAN作りこそがリーダーの仕事
いかなる時も部下の相談を断るな
かさぶたを剥がすと必ず血が流れるだろう。同じように問題社員を無理やりなくそうとすると、健康な他の社員たちまでもが辞めていく
部下に100%を求めてはいけない。できていないところ、足りないところをすべてフィードバックしてはいけない。オーバーフローを起こしてしまうだけだからだ
優秀でない残りの8割には「叱る」や「放っておく」は通用しないのだ。基本的に彼らは誉めて伸ばすしかない
君は引退した身なのだ。野球の監督は決してマウンドに立ってはいけないのだ
今いるメンバーがベストメンバー。一生彼らとやっていく。そう覚悟した時に初めて組織がゴトリと音を立てて動き始めるのだ
部下を持ちチームを束ねるリーダーという存在になったのだ。君はもう会社批判をする立場にはない。批判される立場であることを身にしみるべきだ
上司に尋ねられてから報告をするな
上司を巻き込むことで日頃の仕事ぶりがばれてしまう。やるべきことに手を抜いたり、後回しにしてしまっている様々な悪事が見つかってしまう。自分1人でやっていれば隠し通せることが白日のもとにさらけ出されてしまうのだ。だから上司に協力を求めない。その方が圧倒的に楽だからだ。しかし、それは究極のエゴでありチームに対する裏切りである
スケジュールをびっしりと入れるな
これくらいなら大丈夫だろう、と思い任せた仕事で部下が潰れてしまうかもしれない。だからこそ重要になってくることがある。「出直し、あり」にしておくのだ
他のメンバー以上に厳しい環境で、他のメンバー以上にずば抜けた成績をあげさせなければならない。それこそがナンバー2のためなのだ。これを僕は「えこひいき」と呼んでいる
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『33歳からのリーダーのルール』明日香出版社 小倉広・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756913679
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◆目次◆
第1章 リーダーの「役割」のルール
第2章 リーダーと「部下」のルール
第3章 リーダーと「上司」のルール
第4章 リーダーと「お客様」のルール
第5章 リーダーの「習慣」のルール
第6章 リーダーの「育成」のルール
第7章 リーダーの「コミュニケーション」のルール
第8章 リーダーの「動機づけ」のルール
第9章 リーダーの「チーム作り」のルール
第10章 リーダーが知っておきたい10のフレームワーク
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