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『結果を出して定時に帰る時間術』小室淑恵・著


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【早く帰れる仕事のしくみ作り】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4415400612

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本日の一冊は、企業へのワークライフバランス導入をメインに活躍し続ける著者、小室淑恵さんによるロングセラー。

世界24カ国1万4000人を対象にした「仕事と家庭の調和に関する世界意識調査」によると、「ワークライフバランスに満足していない割合」は、日本人が16%で、他国にくらべてダントツのワースト1位、とのこと。

確かに、知識労働においては、仕事以外の時間を持つことが生産性向上に寄与するため、過度に残業が多い状況は望ましくありません。

では、一体どうやって残業をなくせばいいのか。

そのヒントを個人向けに記したのが、本書『結果を出して定時に帰る時間術』です。

「あとでファクスしてもらえますか」と言われたら、その場で会社に連絡してファクスさせる、チーム全体で早く終わる工夫をする、移動時間を減らすようスケジューリングするなど、ちょっとした心構えでできる簡単なやり方が示されており、なかなか実用的です。

恒常的に残業が多い会社のマネジメント層、そしてそんな会社にいて毎日が忙しい若手社員におすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「締め切りがない」「後ろを延ばすことができる」という状態は、だれにとってもハッピーにならない

いつも夜遅くまで働いていると、人との交流もなくなってしまいます。(中略)キャンセルを繰り返しているうちに、お誘い自体がなくなってしまうので、新しい情報を得ることもできなくなります

裁量労働制の最大のメリットは、「求められているアウトプットさえすれば、時間にはとらわれない」ということ。しかし逆に裁量労働制だからこそ、成果が出るまで際限なく長時間働かざるを得ない、という企業のほうが増えている

会社の机に向かっている時間が長ければ長いほど、アイデアは出なくなってしまうもの

残業によってかかる光熱費の額は、思った以上に大きいもの

最近では、労災認定の内容が変わり、残業による過労死が会社の責任と認められることが多くなりました

最初は残業代という見返りが無くても残業するということを自分で選んだつもりだったはずなのに、いつのまにか残業していない人よりも評価されないと納得いかないという気持ちになってくる

もしあなたが部下を評価する立場にいるのなら、部下に「人を育てる能力があるかどうか」をいちばんに評価するべきです。人を育てつつ成果を上げている人と、自分だけで成果を上げている人を、同等に評価すべきではありません

本当の締め切りの前に、自分で「ミニ締め切り」を設定する

「あとでファクスしてもらえますか」と言われたら、「ちょっと失礼して、お電話させていただいてもよろしいでしょうか」と断ってから、すぐその場で会社に電話して、後輩等に「こういう資料を、○○にすぐファクスして」と頼むこと

早く帰れる職場を作るためには、この「ここからここまでは私の仕事」という範囲を決める発想そのものから見直していく必要があります

実は、新人でも早く帰れるコツがあるのです。それは、「仕事が早く終わったのは、そこにいる方々のおかげだということを強調する」という方法です

仕事を受け取るときには、その場で必要なことをすべて確認しておくことが大切

できるだけ移動時間が少なくてすむよう、効率のいいスケジュールを立てること

強いストレスを感じても乗り越えていける環境を作るためには、会社以外にも自分の世界を持っていることも、重要

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『結果を出して定時に帰る時間術』成美堂出版 小室淑恵・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4415400612
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プロローグ
第1章 忙しくてどうしようもないあなたへ
第2章 残業をやめてみよう!
第3章 「忙しすぎる人」の悪い習慣
第4章 周りを巻き込んで、時間短縮!
第5章 仕事時間が半分になるスーパー時間術
第6章 プライベートを充実させる時間管理術
第7章 小室流!「四足のわらじ」を履く私の時間術
エピローグ

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『モバイルSEO勝者のバイブル』原田翔太・著


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【あの神田昌典氏が絶賛する原田氏の集客ノウハウとは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798118982

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本日の一冊は、あの神田昌典さんが絶賛した、現在若手注目ナンバーワンのウェブマーケター、原田翔太さんによるモバイルマーケティングノウハウ。

著者がもっとも得意とする部分だけに、注目が集まるわけですが、内容は、決して期待を裏切りません。

モバイルのSEO対策は、PCと重複する部分もあるのですが、本書ではその共通点と違いを、懇切丁寧に説明。

マーケターが利用すべき、リスティング広告やキーワードデータ提供サービス、携帯メルマガスタンド、無料HPスペースなど、各種サービスの案内もあり、これ一冊でモバイルSEO対策はバッチリです。

また、書籍ではほとんど書かれていない情報として、リンクを購入する、サイトM&Aを行う、などのきわどいテクニックも紹介されており、実務家にとっては重宝する内容でしょう。

また、巻末にはQ&Aコーナーもあり、ここでは著者が実際に使用しているモバイルサイト作成ツールが紹介されていたり、サイト設計の際の留意点が示されていたりと、かなり突っ込んだ内容を論じています。

現役のモバイルマーケターの方はもちろん、これからモバイルに参入したい方にもおすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆コンテンツやウェブサイトの探し方 ※一部紹介
1.公式メニューからたどって 57.8%
2.携帯電話・PHSの検索サイトで検索して 40.5%
3.パソコン向けのインターネットサイトを見て 21.2%
4.メールマガジンを読んで 16.2%

◆利用したことがある携帯検索サービス ※一部紹介
1.Yahoo!モバイル 51.5%
2.Googleモバイル 51.0%

◆ウェブビジネスにおける勝利の方程式
「集客・コンバージョン・リピート」

検索エンジンのクローラーは、パラメーターの長いURLを嫌う

総合的に見ると一番多くのアクセスが集まっているのは、21時?24時の時間帯

「他人には見られたくない、知られたくない」という心理を突いた、キャッチコピーや文章を考えてみましょう

◆成約率の高いキーワードを探す3つのポイント
1.具体性のキーワード
2.詳細性のキーワード
3.緊急性のキーワード

人名キーワードと並んで、携帯ユーザーが多く検索するのが商品名キーワード

キーワードハンターは、「Excite」「goo」「BIGLOBE」「@nifty」などの国内の主要検索ポータルサイトで、ユーザーが入力した生のキーワードデータを取得することができるサービスです。有料ですが、非常に貴重なデータが得られる

運営しているサイトが話題になりメディアに取り上げられたとき、サイトと一致性の低いドメインでは、サイトに対するイメージを下げる要因になってしまいます

トップページへのリンクはサイト最下部付近に設置すると良い

hタグは1ページ内にひとつだけしか使わない

リンクポピュラリティが高いと、主にロボット型の検索エンジンで上位表示に大きな影響がある

携帯無料HPスペースや携帯に対応したブログを作成し、上位表示させたいサイトへ被リンクを送るのは、現状のモバイル検索エンジン対策では非常に評価が高いので、必ず取り組むべき

古いドメインは、その古さにすでに価値があるので、上位表示を行う上ではものすごく高い効果を持っています

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『モバイルSEO勝者のバイブル』翔泳社 原田翔太・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798118982
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Chapter01 当世モバイルSEO事情
Chapter02 モバイルSEOの本質
Chapter03 モバイルSEOテクニック 内部対策
Chapter04 モバイルSEOテクニック 外部対策
Chapter05 モバイルSEOスパム
Chapter06 モバイルSEO Q&A

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『奇跡のご当地ヒーロー「超神ネイガー」を作った男』 海老名保・著


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【土井いちおしの一冊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872904117

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本日ご紹介する一冊は、タイトル通り、『奇跡のご当地ヒーロー「超神ネイガー」を作った男』です。

おそらくほとんどの方は、「超神ネイガー」って何だ? と思われたかと思いますが、じつはこれ、秋田で大ブレイクした、ご当地ヒーロー。

巨大なきりたんぽ型の「キリタンソード」とハタハタ型の銃「ブリコガン」を持つ、ちょっとゆるキャラなスタイルが受け、なんと年間公演200回、動員数10万人、テレビ放映、大手企業CM出演、関連グッズ30万個販売と、異例の大成功を収めています。

とはいえ、本が面白いかどうかは、まったくの別問題。

じつは先日、発売元のWAVE出版さんから本書の説明を受けたのですが、当初は正直、「地元だから義理で小さく紹介するか」ぐらいに思っていました。

ところが、読んでみると、これが恐ろしいほど面白い!

じつはこの著者、海老名保さんは、ビジネス書をこよなく愛する人物で、神田昌典さんはじめ多くのビジネス書著者から影響を受けてビジネスを成功させています。

本書には、その成功哲学とビジネス理論、そして専門であるキャラクタープロデュースの視点が入っているのです。

なかでも参考になったのは、「正義の心に悪の力」という、魅力あるキャラ作りの原理。

本書では、著者がこの原理をいかにして「ネイガー」に反映していったのか、そのプロセスとトリックが語られています。

現在、著者は沖縄はじめ、さまざまな地域でキャラクタービジネスを展開し、大成功を収めていますが、それも本書で書かれている再現性ある理論あってこそ。

ヒットメーカーを目指す方は、必読。地域おこしに興味のある方も、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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仮面ライダーとタイガーマスク、この二人のヒーローはなぜ子どもの頃の僕は夢中になったのだろう? 実はこの二人のヒーローにはほかのヒーローにはない共通点がある。どちらも悪の組織に悪の力を植え付けられ、その悪の組織を裏切って正義のために力を使ったことだ

海老名少年は、みんなが同じ経験をしていることが悔しくて仕方がなかった。そしてあまりの悔しさに友人達に言ったのだ。
僕「昨日僕、ライダーショーにいなかったよね?」
友達「うん」
僕「だって、あのV3に変身していたのは僕だからさ」
友達「…………」

新生UWFに入門したのは、夏の終わりのことだった。(中略)道場には、当時若手レスラーだった宮戸さんという方がおられて、その方に入門して最初にいただいた言葉は「お前いつやめるんだ」という言葉だった(中略)それでもキツイ練習を耐えて1ヵ月を過ぎた頃、その宮戸さんが僕の肩をポンと叩き、「お前はもう大丈夫だな」と言ったのだ。きょとんとする僕に、宮戸さんは続けてこう言った。「プロで生きるために、最初の半月から1ヵ月ぐらい、脱走してもいいと意識して新人をシゴき抜き、残ったものだけを受け入れるんだ」。続いて「それがずっと続くと思い、みんな逃げ出すんだ」と

「目の前で起こる現象で未来を予測しない」
「物事を直線で考えず螺旋で考える」

手術の準備をして移動式ベッドで手術室に運ばれることになった。心配した先輩方、フロントの方々が僕のベッドを取り囲んでいた。僕は、迷惑をかけたことを申し訳なく思い、何か言おうとしたのだが、口から出てきた言葉は、「念願の改造手術を受けてきます」

しゃがみ込んだ僕に、まわりの人達は無言で見て見ぬ振りだった。惨めな空間。そして発作が起こったときの施設側の対応――。僕の中に一つの野心が芽生えた。「もっと強くなって自分の力で生き抜いてやる」

秋田の子どもたちは生まれたときから「?しねぇが」「?いねぇが」という言い回しを何千回と聞いている。だから「ネイガー」と聞いたとき自然に反応してしまうのだ

ヒーローの世界観で最も重要なもの、それは”敵”だと僕は思う

最初、「ダジャーク帝国」というネーミングを考えていたのだが、高橋大と冗談半分で「組合っておもしろくね?」といったことから、今の設定ができあがった(中略)これも実は”陰と陽”だ。悪と笑いを組み合わせる

身に付けたキャラクタープロデュース力や製作技術を使い、オリジナルヒーローを秋田県外に”輸出”

勝利の美酒に酔っている間に置いていかれる

正統派70年代ヒーロー×ゆるキャラ+ご当地

もちろんアイディアは大事だし、これがなければ始まらない。しかしあのマスク造形はアイディアで生まれた物だろうか? 僕はネイガーを世に出す前に、恐らく一般の人が一生かけて粘土を触る時間の数十倍は、粘土をいじり続けた。樹脂を加工し、指紋や爪がなくなる程のヤスリ掛け作業を行った。つまりネイガーのマスクは独学で数年かけて得た技術を駆使した結果であり、ネイガーのバック転も回し蹴りも、すべてアイディアから生まれたものではない

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『奇跡のご当地ヒーロー「超神ネイガー」を作った男』WAVE出版 海老名保・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872904117
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prologue 「金なし、コネなし、無名の男」が始めた、最後の賭け
Episode1 「超神ネイガー」の誕生[前編]
Episode2 「超神ネイガー」の誕生[後編]
Episode3 「正義のワル知恵」のビジネス戦略
Episode4 失敗の中から編み出した成功法則「海老名流3理論」
Episode5 正義のワル知恵のビジネス哲学
epilogue 次のカブトムシを探しに行こう

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『不況に負けない「すごい会社」』中里良一・著


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【メディアで評判、中里スプリング成功の秘訣】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860812700

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本日の一冊は、「日本一楽しい会社」を標榜し、健全経営を実現する中里スプリングの社長、中里良一さんによる一冊。

資本金3000万円、従業員23人の小さな町工場ながら、取引先が全国で1200社を超えるという実績。

もともとは一介の下請け企業にすぎなかった同社が、営業マンゼロでどうやって営業網を広げ、無借金経営を実現できたのか。

好き嫌いで経営をするというポリシー、毎月末土曜日に行われるという「夢会議」、稼働率8割で良しとするやり方…。

いずれをとっても目からうろこの手法ばかりで、じつに参考になります。

なかでも参考になったのは、あえて大会社の主力商品を狙わない、という発想。

土井は常日頃、マーケティングセミナーなどで「値づけは交渉力で決まる」と言っていますが、中里スプリングは、まさにこの交渉力を高めるための努力・工夫を行っています。

不況脱却のヒントは、優良中小企業にあり。

ぜひ読んで、儲けのヒントをつかみたいものです。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ほとんどすべての会社は「損得勘定」を一番の判断基準にしているはずです。でもうちはそんなものを一番に置きません。「好きか嫌いか」を一番に置いておくと、いつも好きな仕事を、好きなお客さまと、好きな社員といっしょにできます

自分の会社の従業員を嫌いになったらすべてを失ってしまいます

3年あればだいたいその見極めはつきます。仕事に手を抜く人間や、人が見ているときだけがんばっているふりをする人、約束が守れない人は好きになれません。その人も、仕事や働く仲間たちと相性が合わないから仕事に手を抜くのでしょう。これはおたがいに不幸だから、縁がなかったと諦めて辞めてもらいます

毎月月末の土曜日全員参加で夢を語り合うという、それだけの会議をもう20年以上も続けています。「夢会議」ではみんな公平に3分ずつ会社での夢、個人の夢を話してもらいます

資金繰りに苦労をすることはあっても、借金で首が回らなくなるよりははるかにいい

よい妻とは仕事の夢が語り合える伴侶のこと

どん欲に仕事を取ってきて、受注量だけで仕事をしている気にならないほうがいい。付加価値の高い仕事が舞い込んだとき、満腹で身動きが取れなくなります

8割の稼働率で採算が取れます。そこが経営体質改善のポイントです

うちは自動車のほか、弱電、通信、造船、重機、医療、事務用品、家庭雑貨など「10業種10社以上」に分散して取引できるように気を配りながら、新規開拓をしています

わたしは、いくら好きなお得意さんでも手の内は見せません。できた製品で勝負する、勝負はそれだけというのがうちのやり方です

大会社の主力商品には手を出さない。これがかえって町工場の存在感を覚えさせることになります

会社が伸びるためには”伸び代”が必要。うちの会社の伸び代は「夢」。まだまだ楽しい工場になれるという「夢」が伸び代になっています

◆中里スプリングの「ご褒美制度」
1.社内の機械設備、資材などを自由に使って自分の好きなものをつくる権利
2.担当する顧客のうち嫌いな1社との取引を打ち切る権利

無目的な経営は社員の無関心を生む

笑顔で近づく人間によい人間はいない

新聞は読むものでなく、「記事として載ること」を心がけよ

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『不況に負けない「すごい会社」』新講社 中里良一・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860812700
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プロローグ うちは「日本一楽しい会社」と胸が張れるわけ
第1部 1行でわかる「日本一楽しい会社」の経営秘策
第2部 「1行メモ」経営アルファベット名言集

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『マネジメント・バイブル』ヘルムート・マウハー・著


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【ネスレ名誉会長が語るマネジメントの極意】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513315

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ビジネス書では、とかく創業者の成功物語にばかりスポットが当たりがちですが、マッキンゼーのマービン・バウワーはじめ、企業には「中興の祖」と呼ばれる人物が存在します。

荒削りだった経営が、この「中興の祖」の存在によって洗練され、制度化され、やがて大企業へと育つ。

そんなエピソードは、枚挙にいとまがありません。

本日ご紹介する一冊は、ネスレを世界最大の食品会社に成長させた中興の祖、ヘルムート・マウハー名誉会長によるマネジメントの書。

グローバル企業を育てるために、著者が定めた方針とは何か。どんなことを重要視し、何を行ったのか。

企業を拡大・発展させようとする経営者なら、決して見逃せない内容が満載です。

一般的に言われている経営理論とは違うところもありますが、その考えのベースにある哲学が説得力を高めています。

なかでも、「集中すべきか否かわからない場合は、常に分散することが望ましい。なぜなら、意思決定を分散することで、地域マネジャーや社員の会社に対するオーナーシップが高まり、柔軟性と市場により近い視点を提供できるからだ」という考え方には、うなりました。

人間らしさと、競争に勝つこととのバランス。

経営者が持つべき資質のほとんどが、積め込まれた、そんな本です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「リーダーとは道を切り開く人であり、マネジャーとは問題を解決する人である」(組織行動学者ハロルド・J・レビット)

文化団体の民営化に賛成するもう一つの理由は、すべての納税者が運営にかかわる経済的な負担を分担しているにもかかわらず、それを利用するのはほんの一握りの市民に過ぎないからだ

非常に狭い分野のコアビジネスに集中すれば、事業環境の変化によるリスクが大きいことは間違いない。逆に、多角化しすぎると、すべての事業領域で同じように良い業績が出せるとは限らないため、企業全体の収益性を損なうことになりかねない

◆ネスレの方針
1.システムよりも人と製品に目を向ける
2.短期的な利益よりも長期的な事業発展に注力する
3.意思決定を集中させず分散させるよう努力する

集中すべきか否かわからない場合は、常に分散することが望ましい。なぜなら、意思決定を分散することで、地域マネジャーや社員の会社に対するオーナーシップが高まり、柔軟性と市場により近い視点を提供できるからだ

買収金額の最も高い企業が、往々にして、結局最も割に合う

経営者が最優先すべき仕事、つまり会社を上手に経営するということと同時に、個人として政治や経済問題に関心を示し、自分の意見を公に表明する義務がある

以前の上司は、よくこう言っていた。「人間というものは、その能力の合計から虚栄心の合計を引いた残りだ。そしてそれはたいていマイナスになる」。わたしはこう付け加えたい。「本業がおろそかになれば、その企業は危ない」

一方で寛容さが必要とされ、他方で威厳や監督が求められる。つまりたくさんの相反する価値観の中で自分の能力を発揮しなければならない。言うなれば、芸術なのである

心情倫理と責任倫理を区別し、その間に適切な落としどころを見つけるのが大切

◆リーダーシップ・スキルの核心
・心で多くを感じ、頭で多くを考えること
・経営資源を大切に
・恐れず正しい行いを

採用と昇進の候補者選びは、その後の研修よりも重要

良い企業文化とは、退職者のことを忘れず、年金を支払うだけでなく、彼らと連絡を取り合い、その行く末にある程度責任を持つということであろう

イノベーションや創造性を求めるのなら、それを妨げるものを排除する努力をしなければならない

失敗の原因が製品デザインにあることは少なくない

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『マネジメント・バイブル』ファーストプレス ヘルムート・マウハー・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904336291
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はじめに
第1章 経営者とマネジャー 異なるリーダーシップの資質
第2章 企業の基本的枠組み
第3章 企業戦略、事業計画、および組織の運営管理
第4章 経営者が果たすべき役割
第5章 相反する目標や価値観のはざまで
第6章 企業文化と価値創造経営(VBM)
第7章 人事政策とリーダーシップ・スキル
第8章 コーポレート・ガバナンスと組織
第9章 財務戦略と情報開示
第10章 イノベーションと研究開発
第11章 マーケティング、広報、コミュニケーション
第12章 未来にむけて

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『勉強にハマる脳の作り方』篠原菊紀・著


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【勉強依存症になるとっておきの方法とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513315

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本日の一冊は、NHK「ためしてガッテン」「クローズアップ現代」など、多数メディアに出演している脳科学の専門家、篠原菊紀教授が、「勉強にハマる脳の作り方」を解説した一冊。

勉強しても、本を読んでもどうも長続きしない、というのはじつは脳科学的に考えて当たり前のこと。

本書には、この「3日坊主」が当り前の脳をどうやって勉強体質に変えていくか、その方法が書かれています。

興味深かったのは、「ハマる」ためには、刺激だけでは不十分で、「落ち着く」「癒される」感覚が必要とのこと。

これは、お客様を「ハマらせる」マーケティングのヒントとしても、活用できそうです。

また、どうすれば記憶が定着するか、ということに関しても、タイプ別にアドバイスがなされており、勉強で成果を上げたい人には、ぜひおすすめしたい内容です。

読んでいて嬉しかったのは、「心を込めた」方が前頭葉は活性化するという話と、「学ぶ中身を素直に尊いものと考え、素直に感動した方が、結局効率的」というくだり。

いろんな学習理論があるけれど、結局は、何事にも心を込め、素直に感動しながら学ぶことが有用だという教えでした。

知っているようで知らない自分の脳。最大限活用するためにも、ぜひ読んでほしい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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(ハマっている時)脳では、2つのことが結びついています。「無意識的な行動」と「快感」です。この2つが結びついて、ハマっていくのです

あなたの脳をわくわくどきどきさせる「脳の報酬」を具体化させておくことが大切

「わくわく」「どきどき」の快と、「落ち着く」「癒される」快、この組み合わせが大切です。この2つの快の支え合いが「ハマり」の奥底にあります

エンドルフィン類がないと、人は「心と体のストレスに耐える」ことができません。「ぐっ」と我慢して仕事をやり抜くことも、長く走ることも、勉強することもできません

無意識的な行動と快感の結びつきこそ、「やる気」なのです!

頻繁にパチンコ屋さんに通っている常連さんは、確かに「大当たりで興奮」していますが、実はその反面「ほっとしている」のです。「なごんでいたり、癒されている」のです。だからこそ、パチンコにハマって常連さんになっているのです。興奮だけでは長続きしません

しかし、その心地よさが日常生活をストレス化していく側面もあります。私たちは、ストレスを測る指標のひとつ「コルチゾール量」を調べました。その結果、常連さんはパチンコ店に入ることで、確かにコルチゾール量の低下がありました。しかし、残念ながら、「普段の生活」のコルチゾール量が常連さんでない人たちより多かったのです

逆に、勉強にハマりたいなら、日常をストレス化することです。勉強をしていない状態がストレスであると暗示することです

高見盛の塩まき、体をたたく動作。イチローがバッターボックスに入るまでの手順、入った後の所作。ゴルフのアドレス。昔なら、勉強前の正座。勝負服…。周りを見回すと、みなさまざまな「入りの儀式」を持っています

「心を込めた」方が前頭葉は活性化します

集中力を高める曲は「マーチ」

夜遅くなるほど集中が強くなる、マンガ喫茶の個室が落ち着く、専門学校のしきり付き自習室が一番好きという人は、個室か、前、両脇が視界に入らない仕切りのある勉強環境が最適です

最近のワーキングメモリに関する研究から、7チャンクという量は、感覚記憶的な超短期記憶や、ゴロ合わせなど何らかの戦略が補助されれば可能だが、前頭葉、海馬が処理するワーキングメモリの容量としては大きすぎると考えられています。そこで指摘されているワーキングメモリの容量は、3チャンクから4チャンク

「勉強なんて」と斜に構えては損です。学ぶ中身を素直に尊いものと考え、素直に感動した方が、結局効率的なのです

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『勉強にハマる脳の作り方』フォレスト出版 篠原菊紀・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513315
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プロローグ ぼくは、どうすれば集中できるようになるんですか?
第1章 「ハマり」の仕組みをイメージする!
?「やる気」と「ハマり」の関係?
第2章 強い「ハマり」を作る2つの快感とは?
第3章 儀式を作る!脳科学とカウンセリング技法に基づいた
「正しい集中法」
第4章 暗記はするな!効率的に「強い記憶を作る方法」
第5章 脳は達成する!「勝負力の作り方」&「時間管理術」
あとがき

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『どん底から億万長者』ブーン・ピケンズ・著


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【「乗っ取り屋」の勝負哲学】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4767808235

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本日の一冊は、1980年代のアメリカM&Aブームの際に、過小評価されていた石油会社に買収攻勢をかけ、「乗っ取り屋」と恐れられた男、ブーン・ピケンズによる一冊。

敵対的買収で名をはせた人物であり、その行動には決して尊敬できない部分も含まれていますが、祖母から学んだというお金の規律や、ビッグビジネスに臆せず挑むメンタルの強さ、そして交渉術には、学ぶところがあります。

また、なかなかの名言家であり、巧みな比喩から、ビジネスや投資の本質を学ぶことができます。

なかでも感心したのは、以下の文章。

「人々を導くのは、資金集めと似ている。自分の信じる事業のために、ほかの人々にお金を出してもらうのは難しいことではない。しかしそのためには、まず最初に自分のポケットを奥の奥までよく調べることだ。同じように、自分がまず模範を示すことで、人々もつ
いてきてくれるようになる」

多くの経営者は、これができないために規模を拡大できないわけですが、ピケンズはまさにここを指摘しています。

ほかにも、「いつだって、計画性を持った鈍才は無計画な天才を出し抜くことができる」「心と体の健康問題は、ほかの要素と同じく人を堕落させる」など、なるほどと思わせる内容が満載。

興味のある方は、ぜひご一読を。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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私はキャリア全般において、本命視されていなかったおかげで、活動的な株主から私の度胸に一目置いてくれる方々まで、熱心なファンや誠意ある支持者に恵まれた

祖母のネリーはとても規律正しい人で、ほぼ毎晩夕食は紅茶1杯と何もつけない全粒粉のトースト1枚だけだった。私は祖母の教えを忘れたことはない。「覚えておきなさい。すぐにお金を手放してしまうのは、愚か者のすることです」。私が散髪と映画とポップコーン1袋に50セント使ってしまった時、祖母はこう言った

自社株をほとんど持っていないような社長は、アフリカにいるヒヒと同程度にしか株主のことを気にかけていない

「ぼうや、歯磨き粉はかならず1本だけ買うんだよ。そうすればなくなるのがわかっているから、チューブを丸めて絞り出しながら、もう1週間持たせることができる。うちがチャーリー・エイモスの代わりに在庫を持つ必要はないからね」と祖母は言った

ガルフにマラソン、USスチールと、行く先々で私たちは彼らを教育していった。しかし彼らがメサとのビジネスを断っておきながら、私たちのアイデアを使うとは思いもよらなかった

大手石油会社にゆさぶりをかけると利益になる

定期的に新しい姿を見せることが重要だと私はいつも信じてきた。予想されてしまうと、失敗することがあるからだ

三揃えのスーツを着た若者がやってきてこう聞いた。「ピケンズさん、自分がアントレプレナーかどうかは、どう判断したらよいのでしょう」(中略)稼いだ金をどう使ったか尋ねた。「僕はいつも働いていて、金は普通口座に入れています」と答えた。私は、自分の金を普通口座に入れるのは結構なことだが、アントレプレナーとは自分の金をリスクに投資するものなのだと言った

テクニカル分析をもとにトレーディングしている人々は、知識や経験ではなくコンピューターやチャートに左右されるため、群集心理に陥りやすい

心と体の健康問題は、ほかの要素と同じく人を堕落させる

天然ガスの価格はほとんど天候によって決まる

リーダーシップとは善意を前向きな行動に転換する資質である

人々を導くのは、資金集めと似ている。自分の信じる事業のために、ほかの人々にお金を出してもらうのは難しいことではない。しかしそのためには、まず最初に自分のポケットを奥の奥までよく調べることだ。同じように、自分がまず模範を示すことで、人々もついてきてくれるようになる

輸入石油への依存が増してゆけば、あらゆる代替エネルギーに広く門戸が開かれる

いつだって、計画性を持った鈍才は無計画な天才を出し抜くことができる

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『どん底から億万長者』エクスナレッジ ブーン・ピケンズ・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4767808235
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◆目次◆
イントロダクション
第1章 血、内蔵、羽
第2章 大きい契約にも小さい契約にも、同じだけ時間がかかる
第3章 新たな出発
第4章 どん底
第5章 船に荷を積む
第6章 すべてはチームのために
第7章 ピークオイルとともに生きる
第8章 強気で勝負し、高得点を稼ぐ
第9章 ステップアップした寄付
第10章 「地図をしまえ!」
第11章 水と油を混ぜる
第12章 わが人生最大の取引
第13章 壮大なるアイデア
あとがき――未来へ向かって
謝辞

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『いい仕事ができる人の考え方』 村山昇・著


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【ステキな職業人生を送るための一冊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596944

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本日の一冊は、人財教育コンサルタントとして、著書も多い村山昇さんが、働く個人に対してキャリアの考え方と心構えを伝えた一冊。

この手のキャリア本は一時期、たくさん出たため、食傷気味の方もいらっしゃるかもしれませんが、本書はひと味違います。

まずのっけから、「最初の仕事はくじ引きである」とドラッカーの言葉を引用し、仕事に就いた後の個人の心構えを問題とする。

他人と比較するのではなく、金銭を目的とするのではなく、あくまで過去の自分と比べたときの人間的成長を問題とする、骨太なキャリア観が示されています。

「悪徳の経営者に当たろうと、まっとうな経営者に当たろうと、最大の自己防衛策は、自分の「雇われ力」を高く保持すること」と説く著者。

本書はあくまで自己啓発書であり、「雇われ力」を高く保持するためのスキルまでは論じられていませんが、心構えとしては、じつに有用だと思います。

個人的に刺激を受けたのは、「最大の報酬は『次の仕事機会』」という著者の言葉。

確かに、仕事においては、いい仕事をしたら、次に大きなチャンスが回ってくるもの。金銭はしょせん付属品にすぎません。

将来不安に突き動かされるのではなく、自己修養の手段として仕事を考える。そのきっかけとして、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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最初の仕事はくじ引きである。最初から適した仕事につく確率は高くない。得るべきところを知り、向いた仕事に移れるようになるには数年を要する(ピーター・ドラッカー『仕事の哲学』)

職業人の重要な能力のひとつは「状況対応力」、そして「状況創造力」

職業人生を幸せに送っている人というのは、職と自分をうまくなじませることのできる人

他人と比較して「上か、下か」とか、「勝ちか、負けか」などと考えている以上、常に周りをキョロキョロ見ながら自分をランク付けする生き方になる

もし比較するとしたら、比較すべきは他人ではなく過去の自分

内発的動機は長期間働き続けるエンジンになる

自分の仕事によってできあがった商品・サービスを、是非多くの人と共有したいと思えるとき、それはきっと、よい商品・サービスに仕上がっている

悪徳の経営者に当たろうと、まっとうな経営者に当たろうと、最大の自己防衛策は、自分の「雇われ力」を高く保持することしかない(中略)それができないなら、自分で商売をはじめなさい

下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。(小林一三『私の行き方』)

着想は単なる出発点にすぎない……
着想を、それがぼくの心に浮かんだとおりに定着できることは稀なのだ。
仕事にとりかかるや否や、別のものがぼくの画筆の下から浮かびあがるのだ。
……描こうとするものを知るには描きはじめねばならない。
(ブラッサイ『語るピカソ』)

能力を伸ばす最良・最短の方法は、人に教えること

惜しげもなく身銭を切る人が伸びる

「目的の共有」が組織の人間関係をよいものにする

ひとたび自分が「ベクトル」と「イメージ」を定めたとたん、カクテルパーティ効果が起こり、情報がどんどん集まってくる

最大の報酬は「次の仕事機会」

選ぶべきは「年収アップ」ではなく「チャレンジングなプロジェクト」

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『いい仕事ができる人の考え方』ディスカヴァー・トゥエンティワン 村山昇・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596944
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◆目次◆
はじめに
第1章 活き活き働く仕事人になる
第2章 仕事の能力を開く
第3章 人間関係を軽やかにする
第4章 仕事の景色を明るく変える
第5章 働き観を強くする

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『仕事の見える化』長尾一洋・著


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【職場をやる気にする「見える化日報」とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806133329

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創業以来、部下のマネジメントではさんざん苦労しましたが、たくさんマネジメント本を読んで実践した結果、2つ、部下のモチベーションを高めるのに有効な方法を発見しました。

それは、「未来を見せること」と「約束を守ること」です。

土井は、未来を見せることに関してはきっちりやっているつもりでしたが、詳細の詰めが甘い。

それと、思いつきで何でも言うので、「約束を守ること」がなかなかできず、社員は「ああ、またか」と思ってしまう。

この2つをきっちりやった結果、それなりに会社はいい雰囲気になってきました。

しかしながら、多くのビジネス書は、いまだに変化球的な組織風土改革だとか、声の掛け方などをテーマにしています。

もちろん、こういったことも大切ですが、やはり経営は基本が大事。なかでも、社員に対して仕事を「見える化」することは、組織を動かす上で、特に大切だと思います。

そこで本日ご紹介するのは、これまで2000社以上の企業が採用したという、仕事の「見える化」手法。

1.会社の未来、2.社員の頭のなか、3.顧客の頭のなか、という3つの「見える化」を行うことで経営の質を向上させる、画期的な方法を指南しています。

なかでも、若い人ほど未来を気にする、だから未来を見せるという考え方には強く共感できますし、手法も細かい。

「自分はどうしたいか」から始まり、「会社をどうしたらいいか」につなげる手法、「見える化日報」を使った社員の頭のなかの可視化は、なるほどと唸ってしまいました。

部下のモチベーションが上がらない、と嘆く経営者に、またいつか経営者として活躍したいと考える若手ビジネスマンに、ぜひおすすめしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆「見える化」を行う3つの領域
1.会社の未来、2.社員の頭のなか、3.顧客の頭のなか

何よりもまず未来の仕事から「見える化」していくべき

頭脳工場どうしが連携し、協力し合うためには、一緒に目指す未来が見えていなければならない。ともに信じる未来が必要だ

世代を問わず言えることだが、若者のほうが先々まで見えることをのぞむ

今後、企業を悩ますのは仕事不足より、労働力不足だ

未来の仕事の見える化を図るのに、なぜ最初に個人的な夢や目標を書くのかと疑問に思う人もいるのではないだろうか。それはなぜかというと、最初に「会社をどうするか」という話題から入ると、メンバーは口には出さないものの、「経営者にまかせる」「自分はわからない」と考え、消極的な態度になってしまうためだ

進行役は「人口データ」を掲示する。会社の未来を考えるうえで、業界別の将来マーケット予測があるが、20年先のデータはない。一番確実なのが人口データだ

優秀な人がくればいいということではなく、未来を共有できる人を採用できるようにしたい

見える化日報で、おたがいの仕事が見えるようにする

紙の日報ではなく、メールの日報であることがポイント

I.顧客カルテ(営業)または業務カルテ(内勤)
1.事実 商談内容を書く。業務内容を書く
2.推察 商談中に感じたことを書く。業務時に感じたことを書く
3.次回 次回の予定、次回に何をするかを書く
II.日々の記録
1.報連相 上司への報告、連絡、相談を書く
2.成功 その日の仕事で「成功」と感じたことを書く
3.問題 その日の仕事で「問題」と感じたことを書く
4.対策 問題に対してどんな打ち手を考えているかを書く

見える化日報に「お客さまから製品についての質問あり。次回までに調べて答える」とあったら、上司がその見える化日報に「自分で調べないで製造の○○に聞いて」みたいなコメントを入れる

若手社員の【推察】はどうしてもつめが甘い。だからこそ、経験豊富な上司がいて、彼らをサポートする

見える化日報が、顧客情報のデータベースに

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『仕事の見える化』中経出版 長尾一洋・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806133329
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◆目次◆
Chapter1 会社の未来を「見える化」する
Chapter2 現場の仕事を「見える化」する
Chapter3 「見える化日報」で仕事が変わる
Chapter4 社員の頭のなかを「見える化」する
Chapter5 顧客の頭のなかを「見える化」する

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『任天堂 ”驚き”を生む方程式』井上理・著


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【不況下に絶好調。任天堂の創造力の秘密とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532314631

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WiiとDSが絶好調、3月期の連結決算では、売上高1兆8386億円、営業利益5552億円で過去最高だった任天堂が、その好調の秘密を明かした一冊。

とは言っても、正確には記者が書いたものですが、引退後、任天堂に関する取材を固辞してきた中興の祖、山内溥へのインタビューもあり、なかなか読み応えのある一冊です。

新聞や雑誌で既に報道された内容が大半ですが、時折挿入されるエピソードや、仕事人たちの「哲学」が読ませてくれます。

売上高を3倍にし、売り上げ1兆円を突破した岩田、「ドンキーコング」「マリオ」の生みの親、宮本、「ゲーム&ウオッチ」を創った横井など、ゲームに詳しい人なら思わず反応してしまうカリスマたちのエピソード&哲学。

「枯れた技術を思わぬ形で転用するからこそ、子供がプレゼントで買ってもらえるような価格で、世間に驚きを与える斬新な商品を提供できる」「お母さんのご機嫌を起点とする発想」など、クリエイターにとって、いいヒントがもらえます。

不況ということもあってか、最近は業績好調な企業の研究本がいくつか出ていますが、そのなかでも本書は特に押さえておきたい一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「任天堂は景気の低迷に強いわけではなく、関係ないと言った方が正しいかもしれない。理由は、景気が良かったとしても、つまらないものは売れないから」(岡三証券アナリスト 森田正司)

「川島教授のリアクションを自分の目で確かめるために、すぐにでも教授のもとへ飛びたい」そう思った岩田はさっそく面会の約束を取り付ける。だが、川島教授も岩田も多忙の身。2人の空いている日にちが次に重なるのは、偶然にもDSの発売日だった。それでも岩田は迷うことなく、12月2日に川島教授がいる仙台に向かうことにした(中略)「今では、私が仙台に行ったことを責める人は社内にいません」

「我々は声が大きくてゲームをいっぱい買ってくれる人の姿をつい見てしまう。そこに合わせたモノづくりをどんどんした結果、ゲームをやる人が減っているのではないか」(岩田)

お母さんのご機嫌を起点とする発想が、Wiiを特徴付けていく

ゲーム機のコントローラーは、ゲームをしない人は絶対に触らない。ゲーム機から伸びるコードは邪魔以外の何者でもなく、出ていればすぐに片付けられてしまう。だが、テレビのリモコンを邪険に扱う人は少ない。その差を考えた時、やはりワイヤレスであることが必須だった

テレビは家族全員の共有物。みんなで見る番組があれば、子供だけが見る番組もある。見たい番組が重なれば、チャンネル争いも起きる。同じようにWiiも、家族全員に関係があり、毎日誰かが見たくなるようなチャンネルの1つでありたい

「世界の宮本」は、任天堂がゲーム人口拡大戦略を始めるずっと前から、ゲームに関係のない人の声を拾っていた。どれだけ世界中で評価されようが、実績を作ろうが、決して独りよがりにはならず、「普通の人」がわからないのは自分が間違っているからだと、修正をしてきた。その武器が、肩越しの視線なのだ

「一度に社員数を10倍にしましょうみたいな計画をしても、任天堂らしさは保てません」岩田は、この「任天堂らしさ」という言葉をよく使う。任天堂という会社は不思議な会社で、企業理念や社是・社訓といったものが、どこかに明文化されているわけでも、誰かが口にしているわけでもない。だが任天堂で働く者は、「任天堂らしさ」という共通認識を持ち合わせている

電子機器を落として壊したら、一般的には落とした人の責任だ。それでも、過剰なまでに堅牢であることにこだわるのは、「嫌な思いをさせたらお客さんに二度と振り向いてもらえない」という恐怖心があるからである

枯れた技術を思わぬ形で転用するからこそ、子供がプレゼントで買ってもらえるような価格で、世間に驚きを与える斬新な商品を提供できる

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『任天堂 ”驚き”を生む方程式』日本経済新聞出版社 井上理・著
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◆目次◆
プロローグ 「100年に1度」に揺らがず
第1章 ゲーム旋風と危機感
第2章 DSとWii誕生秘話
第3章 岩田と宮本、禁欲の経営
第4章 笑顔創造企業の哲学
第5章 ゲーム&ウオッチに宿る原点
第6章 「ソフト体質」で生き残る
第7章 花札屋から世界企業へ
第8章 新たな驚きの種
エピローグ 続く”飽きとの戦い”

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