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『検索は、するな。』安田佳生・著


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【できるまで考える技術】
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本日の一冊は、ベストセラー『千円札は拾うな。』の著者、安田佳生さんによる待望の自己啓発書。

※参考:『千円札は拾うな。』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763184644/

タイトルにある「検索は、するな。」という言葉は、安易に答えを求めすぎる現在の風潮を批判したもので、著者自身は、ビジネスで答えを出すために徹底して考え抜くことを推奨しています。

いわく、「ビジネスの世界でメニューを手に入れる唯一の方法、それは自分自身の手でメニューを作り上げることだ」。

これだけなら前書きだけで終わってしまいますが、そこはさすがベストセラー作家。

じつに巧みな比喩、そして事例が盛り込まれており、同じ心構えでも、入り方が違います。

たとえば、試験で効率よく合格するには、難しい一問目をスルーして、残りの九問を先に解くことが求められますが、仕事においてはそうではない。

「仕事で求められるのは、時間さえあれば誰でも解ける二問目から十問目までを解くことではない。他の人が解けない一問目を解くことにこそ価値がある」というのです。

ほかにも、片足しか船に乗れない20代に対して、(ぐっとくる人とぐっとこない人の違いは)「あと一段、階段を上るために何かを捨てる覚悟をしてるかどうか」と厳しい指摘をしています。

読み終えてすぐに、弊社の20代社員全員に読ませたいと思った一冊。

20代のビジネスパーソンは、必読です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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アイデアとはゼロから生み出されるものではなく、そこにあるが誰も気づいていないものをちゃんと見つけることだ

情報が多いからこそ、私たちは興味のない情報を遮断して生きている。だが、そうしたことを続けていると、自分の脳を刺激するようなものと出会えなくなってしまう

仕事で求められるのは、時間さえあれば誰でも解ける二問目から十問目までを解くことではない。他の人が解けない一問目を解くことにこそ価値がある

人の頭を当てにして仕事をしている限り、自分の頭は働かない。そして、人の頭を頼って仕事をするのなら、そこにあなたがいる意味はない

ぐっとくる会社があるように、人にもぐっとくる人と、ぐっとこない人がいる。その違いは、あと一段、階段を上るために何かを捨てる覚悟をしているかどうか、だと私は思う

自分の仕事についてきちんと考えてきた人は、他の人の仕事を見たとき、そこに至るまでのプロセスが見えてくる

才能だけでは、成功することはできても、成功し続けることはできない

どうやったら売れるのか。もっとも簡単な方法は、「二万円を一万円で売ること」だろう

実はどんな分野でも、上達するということは、この「ニア」のレベルを上げていくことなのだ

「敷居が高いと感じる店へ行って、そこに慣れろ」(著者が教えられたこと)

忙しい現代人に必要なのは、これ以上の情報ではない。必要なのは、自分の心で「感じること」と、自分の頭で「考えること」だ

答えは決してひとつではない。答えを求めて考えてしまうと、何かひとつの答えにたどり着いたときに、他の選択肢を考えなくなってしまう

一〇〇%受け入れるためには、「その人は自分に何を教えようとしているのか」ということを考えることが必要なのだ

成長できないのは、どうせまずいに決まっていると口に入れようとしない「食わず嫌い」タイプと、味わうことをしないまま飲み込む「丸のみ」タイプの人間である

好きは損を超えることができるが、得が嫌いを超えることはできない

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『検索は、するな。』サンマーク出版 安田佳生・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763199102
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◆目次◆
プロローグ
Part1 すべては脳みそから始まる
Part2 自分の頭で考える
Part3 温泉はいらない、マグマが出るまで掘れ
Part4 伝える極意 感じるセンス
Part5 「好き」が決める、世界の行方

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