2008年7月24日
【カリスマスピーカーの話す技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534044127
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本日の一冊は、のべ46か国、500万人の前で講演したという全米トップクラスののカリスマスピーカー、ブライアン・トレーシーが、そのスピーチの技術を語った一冊。
ブライアン・トレーシーの本というと、ありきたりな自己啓発書のイメージがありますが、本書はまったく違います。
講演だけで億万長者になった著者が書いているだけに、そのノウハウは細かく、かなり実践的。見た目は薄い割に、中身はギッシリ詰まっています。
わかりやすく伝えるための言葉、口調、相手の興味を誘う話し方、講演前の準備、著者が推奨する「型」であるPREP方式、さらに人前に出た時のメンタルコントロールまで、じつにお値打ちな情報が盛り込まれています。
セミナービジネスをやっている人には、運営のノウハウとして、研修講師をやっている人にはクライアントの心をつかむ秘訣として、また話し手には聴衆の心をつかむ技術として、役に立つこと間違いありません。
読むだけでも興味深い本ですが、実際に試して成果があがれば、これほど安い本はないと思います。
ぜひ買って読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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彼は言う。「でも、これこれしかじかと言っただけなのに」
彼女は怒って言い返す。「問題は言ったことじゃなくて、言い方なのよ」
あなたが話をする前にすべき重要なことは、結末から考えることである
準備もしないで、知性も眼力もある聴衆の前に立てば、信用を落とす
特定の業界やビジネス団体の人々に話をするときは、事前にその人々の仕事面でどんなことが起きているかを、できるだけ調べておかねばならない
PREP方式 P:観点 R:理由 E:実例 P:観点
人は、正直で謙虚な人間を好む
◆うまくスピーチを始めるテクニック ※一部紹介
・まずは集まってくれた聴衆と、招待してくれた主催者に感謝の意を述べよう
・さっき交わしたばかりの会話を話題にする
・最新の調査結果を引用する
プレゼンテーションに取り入れたほうがいい集団心理がある。「グループのメンバーはみな、あるメンバーが受けた扱いを同じように自分も受けたように感じる」という心理である
大勢に向けて話すときは、長すぎないほうがいい。大規模な会議などでは、複数の講演が行なわれる。そのため、時間に余裕がない
スピーチに盛り込める情報量は、与えられた時間による。私は三〇分の講演なら、論点は三つと決めている。一時間なら五つ、一時間半なら七つだ
もっとゆっくり話せば、あなたの声はもっと力強く重みのあるものになる
◆プレゼンテーションをいっそう効果的にするための4種類の「間」
1.理解の「間」
2.ドラマチックな「間」
3.強調の「間」
4.文章完成の「間」
できれば、中央通路はつくらないこと。中央通路に向かってしゃべると、エネルギーはまっすぐ通路を通り抜け、会場の一番後ろに流れてしまう
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『ブライアン・トレーシーの話し方入門』ブライアン・トレーシー・著
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◆目次◆
イントロダクション 人を動かすパワフルな話し方
第1章 わかりやすく話す秘訣
第2章 成功は入念なプランと準備から
第3章 自信と心のコントロール
第4章 誰が聞いても印象的なスピーチの始め方
第5章 少人数の会議で成功するコツ
第6章 少人数のプレゼンテーションや交渉
第7章 聴衆を魅了する「演壇の魔術師」
第8章 パワフルな声の磨き方
第9章 一流の話し手が駆使するテクニック
第10章 会場を管理する
第11章 エンディングは華々しく!
第12章 説得力のあるセールス・プレゼンテーション
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