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『ゲバラ日記』


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本日の一冊は、カストロとともにキューバ革命を牽引し、大成功に導いたカリスマ的指導者、チェ・ゲバラによる不朽の名作。

日本では全共闘世代を中心に絶大な支持を受けた、有名な一冊です。

ご存知のとおり、チェ・ゲバラは1967年10月、政府軍に捕らえられ、殺害されますが、本書はその直前までの事実、そして本人の思いをつづった、貴重な資料です。

巻末に「ゲバラ小伝」もついているので、詳しくご存じない方でも、興味深く読むことができると思います。

リーダーとしてのチェ・ゲバラの苦悩、燃える情熱、高い理想…。

淡々とつづられた日々の日記に、リーダーとして大切な何かを見出せる、そんな一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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一二日 全隊員を集め、戦争の現実について”ありのままに”話し
て聞かせた。軍律を保つために単一の指揮系統が必要なことを力説
し、ボリビア人に対しては、党の規律を犯して別の路線に従う以上、
みずからその責任を負う覚悟が必要であることを言いふくめた

われわれの運動こそ南米大陸革命の新たなムリヨ(雄叫び)であり、
革命の大義の前にはわれわれの生命など物の数ではない

肝心なのは行動であり、行動を伴わない言葉など意味はない

私は三九歳になった。ゲリラ戦士として自分の将来を考えなければ
ならない年ごろが、否応なしに近づいている

いまや隊員は二四人だ。私はチノを隊員の模範とした。トゥマを失
ったことが私にとってどんなに大きな損失であるかを説明した。私
はトゥマを自分の息子同様に考えていたのだ。私はまた隊員たちの
自己規制の不足や行軍の遅れを批判し、規律に従わないためムダに
生命を失うこと、つまり、この前の待ち伏せで起こったようなこと
を二度とくり返さないため、もっと教育すると約束した

いまや、われわれは重大な決断の時機にさしかかっている。こうし
た闘争はわれわれに人類最高の次元に位する革命家になる機会を与
えてくれるものであり、人間として自分自身を試す機会をも与えて
くれるからだ。そんなことはどちらも及びもつかないと思う者があ
れば、そう申し出て、闘争の隊列から去るべきだ

『ゲバラ日記』は永遠の青春の書である。そしてそれは年齢の若さ
ばかりではなく、訳者も含め、精神の若さを保つ読者諸兄姉にとっ
ても、座右の書なのだ(訳者あとがき)

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『ゲバラ日記』
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┃▼目次▼
┃ 
┃ 一九六六年
┃ 一九六七年
┃ ゲバラ小伝
┃ 人物紹介
┃  
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