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『10年後に食える仕事食えない仕事』渡邉正裕・著 Vol.2771


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【10年後食える仕事は?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492261036
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本日の一冊は、神田昌典さんの未来予測本『2022 これから10年、活躍できる人の条件』と同様、発売直後からベストセラーとなっている注目の一冊。

※参考:『2022 これから10年、活躍できる人の条件』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569797601

独立系ニュースサイト「MyNewsJapan」のオーナー兼編集長、渡邉正裕さんによるキャリアガイドで、タイトル通り、『10年後に食える仕事食えない仕事』を、実名入りで紹介しています。

著者らの分類によると、分類不能を除く計5668万8700人の労働者のうち、今後収入が下がると見られる職業は、日本全体の72%。

本書では、この「重力の法則」(グローバル化に伴い収入が最低レベルにまで落ちていく現象)の影響を避けられる職業特性を分析し、そこから読者が就くべき仕事を明らかにしています。

日本独自のカルチャーで育った人材(お笑い芸人や、アニメ・ゲームの開発者)、高額商品を売るハウスメーカーや自動車ディーラーの営業、国籍条項によって100%守られている裁判官など、実例を挙げながら論じているのが特徴で、これを読めば、自分の仕事が10年後どうなるのか、危険度が一発でわかると思います。

本書の基準を当てはめると、同じ出版社でも、編集者は安泰だが営業マンはヤバいなど、いろいろな事実がわかってきます。

今後の仕事を考える際の、良い視点が得られること、間違いなしの一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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グローバル化の波と無縁の者もたくさんいる。現状では公務員(教師、消防、警察、各役所の職員…)がそうだし、民間でもJR各社など主要な鉄道系の正社員、また個別企業でいえば、東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドのような、サービス業の分野で、競合がおらず圧倒的なブランドを築いている企業の正社員は、IT化もグローバル化もどんと来い、という感じである

日本独自のカルチャーで育った人材(つまり、お笑い芸人や、アニメ・ゲームの開発者)は、外国人に代替されるとは考えにくい

「顧客サービス力」が強みとなるのは、産業としては、旅館やホテル、航空会社、テーマパークなど

ハウスメーカーや自動車ディーラーの営業担当者は、やはり日本人の仕事として残り続ける

少額の医療・生命保険や投資信託などの金融商品になると、対面販売からネット販売への移行スピードは速まり、若い顧客層から対面販売が不要になっていく

裁判官は、国家公務員特別職なので、国籍条項によって100%日本人だ

単純な事務作業については、国籍が関係なくなる

低価格ソルジャー営業は「重力の世界」

介護の仕事に日本人メリットがない

金融とITはレバレッジが利きやすいため、デキる人の価値は暴騰しやすい

「カネ」「情報」「モノ」が国境を越えやすいのに対し、「ヒト」と「土地」は、国境を越えにくい

現地のマーケットに精通したグローカルのマッケッターは、グローバル化して資本が外資になろうと関係なく、活躍の場は消えないどころか、重宝される

記者という職業は、「信用&コミュニケーション」「ハイレベルな日本語」という2つの障壁に守られており、外国人による代替がほとんど不可能

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『10年後に食える仕事食えない仕事』渡邉正裕・著 東洋経済新報社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492261036
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◆目次◆

はじめに──正しい航海図を持とう
第1章 いま、何が起きつつあるのか
第2章 「日本人メリット」で食える仕事の条件
第3章 各エリアの職業とその特徴
第4章 判定チャート──10年後、あなたの仕事はどうなるのか?
第5章 10年後の生き残りかた
第6章 10年後の「日本人の雇用」
おわりに──「頼れるのは自分だけ」の社会で

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