2010年6月20日
【儲けは見た目じゃわからない】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062821354
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最近は、「起業」テーマのセミナーを主催しているというのもあると思いますが、土井の周りに起業したい人が増えています。
しかしながら、どんなにやる気があっても、ビジネスの基本を押さえていない起業は、本当に見ていて危なっかしい。
少なくとも独立する前に、ビジネスモデルと集客ぐらいは学んでおきたいものです。
本日ご紹介する一冊は、まさにこのビジネスモデルと集客に絞って書かれた、起業家のための「ニッチビジネス」の教科書です。
著者は、名古屋地域で「旅籠家(はたごや)」という屋号の外食チェーンを展開して成功し、現在は執筆やコンサルティングを生業としている鬼頭宏昌さん。
本書では、耳かきエステや立ち飲みの居酒屋、小型ラーメン店、簡易葬儀サービスなど、いくつかのビジネスを取り上げ、その儲けのカラクリを明らかにしています。
不況下でもしっかり稼ぐビジネスを設計するために、起業家ならぜひ読んでおきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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大きな変化に対応するためにもっとも必要なのは、自らの身を軽くすることでしょう。激動の時代において大事なのは、経営をスリム化すること(資産や負債や人員を小さくすること)です
大きな市場の中でのニッチに狙いを定め、シェアを広げて大きな利益を目指していく。それが、ニッチ&スモールビジネスでの起業
◆負けない起業の鉄則
鉄則1 ビジネス選び、立地選びで妥協しない
鉄則2 景気ではなく時流の波に乗る
鉄則3 水平移動する
鉄則4 事業の本質を見抜く
鉄則5 最初は小さく始める
他都市ですでに成功を収めているニッチビジネスを、まだ誰も手をつけていない場所で展開する。これは、水平移動と呼ばれる手法ですが、コピーの精度が高ければ、成功の確率を飛躍的に高めることができます
“初”や“一番”にメディアは飛びつく
メディア露出を除き、耳かきエステでもっとも効果があったのは、ターゲットの嗜好性が近いメイドリフレでのPR
「新市場はライバルがいたほうが早く拡大する」(P・F・ドラッカー)
立ち飲み屋は、同じ坪数でも座りの飲食店の2倍の人数を収容できます。さらに、立ちっぱなしでつらくなるので、滞在時間は座りの飲食店の半分になります。2倍の人数が収容できて、滞在時間が半分。つまり、理論上、座りの居酒屋の4倍の売り上げを出せるのが立ち飲み屋なのです
新規客の獲得に関しては、昔からあるような業種・業態が有利
ドトールが日本にカフェを広めたことが、スターバックスの成功を早めた
業種・商品を選んだ時点で、リピート率や来店頻度がある程度決まるというのは、多くの経営者にとって死角になっています
どこにでもある料理のクオリティを上げることが、オヤジ世代の支持を受ける最短距離
分析した結果、ラーメンに限らず麺類というのは、非常に長時間にわたってダラダラと集客ができる
不景気になると、ハイカロリーなラーメンが売れる(著者の持論)
セールスの本質は売ることではなくて、相手の悩みを聞くこと
これからの時代は何らかの特技がないと生きにくい時代になる
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『耳かきエステはなぜ儲かるのか?』講談社 鬼頭宏昌・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062821354
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◆目次◆
プロローグ 負けない起業の鉄則
第1章 耳かきエステはなぜ儲かるのか?
第2章 立ち飲み屋はなぜ儲かるのか?
第3章 小型ラーメン店はなぜ儲かるのか?
第4章 簡易葬儀はなぜ儲かるのか?
第5章 コンサルタントはなぜ儲かるのか?
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