2007年10月20日
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478001219
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本日の一冊は、フォード社におけるマスタングの大ヒットや、クライスラー社の再建などで知られる豪腕経営者、リー・アイアコッカが、リーダーシップの本質を語った一冊。
かつてのベストセラー『アイアコッカ―わが闘魂の経営』を読んだ方にとっては、待望の書きおろしといっていいのではないでしょうか。
※参考:『アイアコッカ―わが闘魂の経営』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447832011X/
内容は、ブッシュ政権のありかたや政策に対する意見・不満が8割
で、ブッシュへの批判を加えながら、リーダーの資質について述べ
られています。
「ふさわしい人材を選ぶこと、そして優先順位をまちがえないこと」
「成功するか否かは、どんなチームを作るかにかかっている」
「リーダーたる者は、だれが真の友かを知っていなければならない」
さすがに百戦錬磨のベテラン経営者だけあって、言葉にはじつに説
得力があります。
そしてまた、アイアコッカだから許されるのでしょうが、随所で政
財界の著名人のエピソードが実名入りで紹介されており、じつに興
味をそそられる痛快な一冊です。
内容がアメリカの政治に偏りすぎている感はありますが、いつか人
の上に立って活躍したい、自分の器を大きくしたいと考える人に、
ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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リーダーは好奇心をもつことが求められる。仲間内の「イエスマン」
ばかりでなく、外部の人たちの声にも耳を傾けなければならない。
そして貪欲に新聞や本を読むべきである。世界は広く、複雑な場所
だからだ
安全圏から踏みだして異なる意見に耳を傾けようとしないリーダー
は、遅かれ早かれ、輝きを失う。自分の考えを検証せずに、どうし
て自分が正しいとわかるのだろう。他人の意見を聞こうとしないの
は一種の傲慢である
コミュニケーションは真実を語るところから始まる。たとえその真
実にどれほど痛みがともなおうと、耐えなければならない
リーダーは人間性にすぐれていなければならない。つまり、正しい
ことと悪いことのちがいを理解し、正しい行動をとる覚悟をもたな
ければならない。エイブラハム・リンカーンはこういっている。
「人間性を知るには、その人に権力を与えてみることだ」
経営において肝要なことをお教えしよう。ふさわしい人材を選ぶこ
と、そして優先順位をまちがえないことだ
成功するか否かは、どんなチームを作るかにかかっている
リーダーの仕事は、公共の福利を増すというゴールを達成すること
だ。だれでもリーダーになれる。リーダーシップの条件とは、その
人物がオフィスを去るとき、来たときよりもよい状況になっている
ことだ。じつに単純ではないか
「頭ごなしに命令して人を従わせてはならない。それは暴力であり、
リーダーシップではない」(ドワイト・アイゼンハワー大統領)
最大の課題は、自分の「信念」に関して「勇気」をもつことだ
リーダーたる者は、だれが真の友かを知っていなければならない
ウィンストン・チャーチルを偉大なリーダーたらしめた特質のひと
つは、歴史について想像力を働かせることができたことである
友達を見れば、その人の人間性がよくわかるものだ。
わが人生をかえりみれば、安心と自己満足を得たと思うと、かなら
ず落とし穴が待っていた。いま思えば、あれは落とし穴ではなく試
練だった
優秀なリーダーは、会社の立て直しに自分も参加しているという意
識を社員に植えつけるものだ
規則には限界がある。しかし、法律などなくても、自分で誓うこと
はできる(中略)他人への敬意、自分自身と他者への責任――これ
が文明社会の原則である
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『なぜ真のリーダーがいないのか』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478001219
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┃▼目次▼
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┃ 謝辞
┃ 第一部 リーダーはどこへ行った
┃ 第二部 友はどこへ行った
┃ 第三部 資本主義はどこへ行った
┃ 第四部 アメリカはもう一度偉大になれるか
┃ 訳者あとがき
┃
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