2007年10月7日
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887595824
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本日の一冊は、東京銀行、ダートマス大学経営大学院MBAを経て、経営コンサルタントとして活躍する著者が、コンサルタントの「見えないものを見る」発見力の秘密に迫った一冊。
冒頭で著者が指摘しているように、この十年、インターネットによってさまざまな情報へのアクセスが可能となり、情報格差は一見是正されました。
しかし、「同じ情報に触れていても、そこから何を見るか、そもそも見えるのかどうかは、相変らず人によって大きく異なって」いるようです。
なぜこのようなことが起こるのか? それは、「わたしたちは、関
心のあるものだけ、自分にとって必要なものだけを見るようにでき
ている」からです。
つまり、私たち人間が「見える」ようになるには、意識の変革や訓
練が必要だということです。
本書には、まさにその訓練方法が書かれているのです。
どうしたら、現象を見ただけで仮説を立てることができるのか。
ものが見えやすくなるには、どんな方法があるのか。
まさに、ビジネスパーソンに求められている基礎技術が、この一冊
に凝縮されています。
「消えてしまったもの、なくなったものに注目する」「見る対象を
少なくする」「何かひとつを入れ替える」…。具体的な方法論も有
用ですが、紹介されている事例も読み応えがあり、ためになります。
160ページ程度の薄い本ですが、中にはかなり凝縮されています。
これは一冊買っておいて損はないでしょう。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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発見力も発想力も、基本は同じ。他の人には見えていないものを見
る力です
素人がどれだけ見ても分からないものを目利きの鑑定者は一瞬にし
て鑑定してしまいます。「見える力」があるからです。というか、
「何を見るべきか」を知っているからです
気にしていれば、ものは見える
「思い込み」があると、ものが見えなくなる
わたしたちは、関心のあるものだけ、自分にとって必要なものだけ
を見るようにできている
ものを見る力を磨くには、まず、自分には見えていないものがある、
分かっていないことがあるという意識がとても大事です
正しい仮説を持つと「目利き」になれます。その「基準」や「仮説」
がわたしたちの「見える力」を決定しているのです
わたしのお客さまに、アパレルの企画会社があります。そこの人た
ちは、やはりすごくよく見ているわけです。若い人たちも、よく見
ている。なぜかというと、上司が若い人たちに、分解して見るコツ
を与えているからです
現象を見て、こういうことじゃないかという仮説を立てられる能力
を高められるかどうか
仮説を立ててみたら、それが本当に当てはまるかどうか、観察して、検証
ある一点を見ることによって、その全体像が分かるような仮説が立
てられると、ものの見え方はずいぶん違ってきます
消えてしまったもの、なくなったものに注目する
幸いなことに(!)、同じ情報を前にしても、ふつうの人には何も
見えていない。だから、プロがプロたりえるわけです
関心の源について突き詰めていくと、そこにあるのは、やはりひと
つは「責任」
見る対象を少なくする。これが、ものが見えやすくなる方法のひとつ
何かひとつを入れ替えることによって、そのほかのものに気づく
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『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』
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┃▼目次▼
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┃ 第1章 見えているようで、何も見えていない
┃ 第2章 関心と仮説でものが見える
┃ 第3章 たとえば、こんなふうに見えてくる!
┃ 第4章 見える力を養う方法
┃ 第5章 ものが見える10の小さなヒント
┃ あとがき
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