2007年10月1日
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270002484
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本日の一冊は、いつもは無表情なランダムハウス講談社のT氏が、珍しく興奮気味におすすめしてくれた一冊。
内容は、ケロッグでMBAを取り、その後マイクロソフトのエグゼクティブとして活躍した著者が、その座を捨てて途上国支援に転身するという、感動のノンフィクションです。
本が慢性的に不足しているネパールで、「必ず本を持って帰ってくる」と約束し、その約束を実現するばかりか、世界最大級のNPOを作り上げるまでにいたった著者。
その生き方は、現実の仕事に行き詰まりを感じるすべての人々に、
生きる希望を与えてくれます。
何かをやめて何かを新しく始める時、人は失うことばかりを考え、
新しく手に入る素晴らしい世界を忘れてしまう。
でも、実際に行動した時には、新たな世界が拓け、そこではこれま
での知識や人脈、経験が生きてくるものです。
「大きく考えること」「いい人材を見つけたら、カネを出して雇う
こと」「忠誠心は双方向」――マイクロソフトで学んだ教訓と、著
者のNPOの世界での体験談が、ビジネスのヒント、そして生きる
ヒントを与えてくれる、そんな素敵な読み物です。
読み終わる頃には、みなさんもきっと自分の天職を探したくなるに
違いありません。
ぜひ、時間を忘れて読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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自分がどの国に生まれるかという偶然のせいで、字も満足に読めな
いまま一生を終える世界があるなんて、僕の想像を超えていた。僕
は自分が教育を受けてきたことを、当たり前だと思っていたのだろうか
校長が言った。「ごらんのとおりです。子供たちに本を読む習慣を
教えたい。でも、これではどうにもなりません」
教えたいのに教えるための本が足りない。そんなふうに訴える教師
がいるなんて。僕は力になりたいと思った。でも、偉そうなことを
と思われないだろうか……。校長はそんな僕の悩みを吹き飛ばした。
彼の次の一言が、僕の人生を永遠に変えることになった。
「あなたはきっと、本を持って帰ってきてくださると信じています」
ダライ・ラマによれば、僕たちのいちばん基本的な義務は、この地
球上で自分たちより「持っていない」人びとを助けることだ
マイクロソフトは僕を昇進させ、二日後にはいつもの生活に戻らな
ければならない。でも反対側では、僕にとっての優先順位が急激に
変わりつつあった。数百万人もの子供が本を読めずにいるというの
に、台湾で来月ウィンドウズが何本売れるかということが、本当に
重要なのだろうか
それでも自分の決心を宣言しなければならない。そして、僕をあき
らめさせようとする人たちを説得しなければならない。世の中はリ
スクを嫌う人ばかりだ
シドニーにいるマイクは、最高のアドバイスをくれた。「バンドエ
イドをはがす方法は二つある。痛いけどゆっくりはがすか、痛いけ
ど一気にはがすか。きみが選ぶんだ」
私がマイクロソフトで何か学んだとすれば、「大きく考えること」です
ポーターは、旅行業界の歴史を通じて、レンタカーを洗車した人は
だれもいないと言いました。所有している意識がなければ、長期的
なメンテナンスはしないのです
マイクロソフトで学んだことのひとつは、いい人材を見つけたら、
カネを出して雇うこと。それ以上の見返りをもたらしてくれるからだ
情熱があって、自分の数字を知っている人間だけを雇うこと。これ
も僕がスティーブに学んだ多くの教訓のひとつだ
スティーブ・バルマーに学んだ教訓――忠誠心は双方向
世界を変える手助けをするために自分の人生を少し変えてみようと
思っているなら、僕の心からのアドバイスをひとつ――考えること
に時間をかけすぎず、飛び込んでみること
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『マイクロソフトでは出会えなかった天職』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270002484
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┃▼目次▼
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┃ 第1部 ネパールとの出会い
┃ マイクロソフトとの別れ
┃ 第2部 ゼロからの出発
┃ 第3部 新しいステージへ
┃ 謝辞
┃ 訳者あとがき
┃ ルーム・トゥ・リードの活動について
┃
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