2006年12月20日
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本日の一冊は、インターネットを駆使して大成功を収めたカリスマ行政書士、丸山学さんによる注目の新刊です。
もともとインターネットビジネスに詳しく、設立を通じて数多くの起業家のお世話をしてきたという著者が、今流行の「Web2.0」の概念を、中小のビジネスにも応用した内容です。
セミナー情報をまとめてWeb2.0モデルを展開するセミナーズや、女性限定SNSを成功させたトレンダーズなど、いくつか成功事例を挙げながら、ビジネスへの応用のコツを説いています。
「『個人ブランド』よりも『プロデュース能力』の時代」「先に損をするという発想」など、Web2.0時代に勝つための発想やヒントがいくつも紹介されており、じつに参考になります。
情報起業で行き詰った人、著者と同じくコンサルタントとして生計を立てている人は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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Web2.0時代には、「権威ある個人の知」よりも「不特定多数の集合
知」の方が優れているという常識があります
「個人ブランド」よりも「プロデュース能力」の時代に入った
これからの起業家、ビジネスパーソンは自分だけで力んで道を切り
拓くのではなく、むしろ大勢の他人の力を上手に引き出すことによ
り道を切り拓いていくのです
集合知のようなものは、その分野で最初に始めた人の勝ち
商品そのもので差がつきにくい時代でありながら何故か一つの業界
内でも「勝ち組」と「負け組」の会社がはっきりしています。いっ
たい、商品そのもの以外の何が勝敗を分けているのでしょうか?
答えは、顧客から見た企業の価値が「高い」か「低い」か……です
仕事がら多くの起業した方の「その後」を見ていますが、起業がう
まくいく人といかない人を分ける要素の一つとして、この「先に損
をするという発想」があるか無いかということが挙げられます
不特定多数の空気をコントロールする能力と、この世知辛い世の中
にあって人間を信じるという純粋さが、Web2.0時代の起業家には求
められるのです
あなたが何かの専門家(コンサルタント、法律家、資格者など)で
あるならば、思い切って抱え込んでいるノウハウを無償でWeb上に
公開してみたらどうでしょうか?
誰か他の人が行動を起こさないと次の人も行動を起こしづらい
◆問題を解決し、人々からお金をいただくための3つのアプローチ
1.トンネルを掘って貫通させ、人々から通行料を徴収する
2.危険な山を研究し尽くして詳しくなり、山を渡る人のガイド役を行う
3.山のふもとで、これから山を1人で渡ろうとしている人に情報を販売
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『Web2.0的仕事術』
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■目次■
はじめに Web2.0発想のあるビジネス、ないビジネス
第1章 ビジネスのルールが変わったことを認識する
第2章 ちょっと非常識な「Web2.0講座」
第3章 あなたのビジネスをWeb2.0的に変身させる方法
第4章 10年後もWebで生き残るためのヒント
おわりに 顧客が労働する不思議な時代
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