2009年9月7日
【会話がとぎれない方法、教えます】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883998304
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本日の一冊は、最近書店でやたらと目につく、話し方のマニュアル。
『誰とでも15分以上 会話がとぎれない!』とはうまい副題ですが、土井もまんまと騙されて買ってしまいました。
みなさんご存じのように、土井はどちらかというと沈黙を恐れてしゃべり倒してしまうキャラですが、本書によるとそれは良くない(笑)。
本書では、沈黙さえも味方につけて、相手に好印象を与える、とっておきの人間関係構築術を説いています。
読んでみて驚いたのは、その具体的な会話指南。
どんなお題を立てれば話が盛り上がるか、どうすれば相手がしゃべり出すか、どうすれば相手を喜ばせる聴き方ができるのか、じつに具体的にまとめています。
たとえば、知人が会社を辞めるとき。
普通の人は、ここで「辞めてこの後どうするの?」などといった「情報」にフォーカスしますが、ここでは、相手の感情にフォーカスし、「やめたいぐらい嫌なことがあったの?」「しんどいの?」などと、気持ちをくみ取る言葉を投げかけるのが正解。
このように、具体的なケースで使える会話例、相手を慮る技術が満載で、じつにためになります。
先日、ご紹介した浅野ヨシオさんの『たった1通で人を動かすメールの仕掛け』同様、人に配慮する技術がまとめられており、じつに参考になります。
※参考:『たった1通で人を動かすメールの仕掛け』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413019024/
本書の著者は、きもの専門店で1万人以上の女性に接客した経験から、話し方の達人になったようですが、やはり人から支持を得られる人というのは、慮る力が違うのだと、改めて感じました。
土井も本書を読んで、しっかりと勉強しようと思います。
セミナー受講生のみなさん、次回の土井をお楽しみに!
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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会話を続かせたければ、まずなにより「聞く力」をつけることです
「会社をやめたい」と言われたら、「なにがあった?」「やめてどうするの?」などと先を急がず、そこにある気持ちに焦点をあてます。たとえば、「やめたいぐらい嫌なことがあったの?」「しんどいの?」などと、気持ちをくみ取る言葉を投げかけると、その人は自分の気持ちをわかってくれる人が現れた喜びで、もう話は止まりません
大事なのは言葉ではなく、あなたの感じた気持ちを伝えることです。相手の気持ちをもう少し感じ取れるようになったら、「それは嫌でしたね」「ついてないね」「課長も無茶言うね」こうした具体的な言葉を送ってあげましょう
「わかってほしい」ところに反応する
「大変ですね」「よかったですね」は原則禁止
沈黙を埋めるためになんとか話題を見つけて話し続けようとする人と一緒にいると疲れるものです
沈黙が訪れたら、焦らずにまずはアイコンタクトしてましょう
「旅行」について話すとしても、「自分は旅行のとき、どんな人なのかな」と考えてみます。話は旅行そのものから離れて、旅行を通じて自分の何気ない振る舞いに向かうのです。たとえば、「電車の出発時間の何分前に駅についているか」などは格好の話題になります
「雨が降りそうな日(まだ降ってはいない)、出がけに傘を手にするのは降水確率何%から?」こういうテーマで会話をすると、互いの個性が表れますし、思わぬエピソードが飛び出したりして、話しやすい雰囲気が生まれます
お年寄りに席を譲るとき、ただ「どうぞ」とアイコンタクトもとらずに席を立つよりも、しっかり目線を合わせて微笑み、優しく、「おかけになりませんか」と声をかけてみましょう。「けっこうですよ」と言われたら、「どちらまでですか」と尋ねて、遠そうなら「遠いですね。ぜひおかけください」と言えば、必ず座ってくれます
相手の気持ちを尋ねると、どんどんエピソードが飛び出してくる
「嫌になることもあるでしょう」の効果は絶大
上司の子供が受験をしたあとなら、「受験どうでした?」より「受験もようやく終わったのですね」なら、上司も話しやすいことでしょう
沈黙が訪れたら「過去の話」にさかのぼる
本当にお相手のハートを射止めたいなら、遠くからでも、その人に気づいた瞬間に立ち止まることです
受け応えにもマナーがあります。質問されたら、聞き手が次の質問をしやすいように情報を少し提供してあげてほしいのです
自分の失敗談を話したあとで、「あなたなら、このときどう思いますか?」「あなたなら、この場合、どうしますか?」と質問してみよう
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『会話がとぎれない!話し方66のルール』すばる舎 野口敏・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883998304
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◆目次◆
1章 ココから始めるとカンタンです
この「聞き方」でどんな人とも会話が続く!
2章 「話題選び」はコレでバッチリ
相手がどんどんノッてくる気持ちの“ちょっぴり”オープン術
3章 気持ちを尋ねるからイメージが広がる
話が一気にあふれ出す「質問」のツボ!
4章 「困った場面」のひと工夫
どんな場面でも切り抜けられる「受け答え」の技術
5章 「ゼスチャー&声かけ」ココだけレッスン
気軽に話せる「関係づくり」のコツ
6章 気兼ねなく会話を楽しめる
「人の輪」にすんなりとけこめる「話し方の基本」
7章 もっと親しくなりたい人がいたら!
一目置かれる“ひとつ上の話し方”
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