2009年2月27日
【大不況に中小企業が真っ先にやるべきこと】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513218
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本日の一冊は、もともと中小企業向けのノウハウ書で知られるフォレスト出版が、久しぶりに放つ実務ノウハウ。
税務会計事務所を経て、中小企業向けの経営コンサルタントとして活躍する著者が、「不況下に中小企業が真っ先にやるべきこと」を記した、注目の一冊です。
熊本市内にあり、年商9億円、リピート率60%超を達成している中古車販売店「レインボー」、大手メガネチェーンもかなわないロックテイストのデザインメガネ店「モンキーフリップ」、野球用品をネット販売して年商を3倍以上にした「スワロースポーツ」…。
紹介されている戦略やノウハウは、いずれも中小企業の身の丈に合った実践的なものばかりで、下手な有名コンサルタントが書いた本よりも、ずっと実践的です。
本として見た場合、やや薄っぺらい印象はありますが、それはこの版元の専売特許。
儲かる、儲からないでいった場合、本書のノウハウは、間違いなく儲かるノウハウだと思います。
なかでも、「隠れたヒット商品」の作り方や、自社を専門特化する際の切り口は、読んでおいて損はありません。
これから起業する人というよりは、既に何年も経営していて、自社の経営資源に気づいていない経営者におすすめの一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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経営には、取り組むべき順番がある
売れない商品を、販売戦略や広告戦略を打ち立ててなんとか売ろうとするのは、労多くして割に合わない
森社長は、ディーラー時代の営業経験と顧客からの情報をもとに、セドリック、クラウン、ソアラ、セルシオなどの「VIPカー」と呼ばれる大型の高級車を「売れるもの」と定めた(中略)評判はお客を連れてくる。それも「VIPカー」を愛好する、ズバリ対象顧客のお客だ。そして、集まったお客を大切にしていくことで、レインボーの顧客リピート率は、現在六〇%を超えている
中小企業にとって一番重要なもの、それは商売の基本中の基本である「商品」だ
どんな商品でも、価格の上限と下限が業界の水準のなかでほぼ決まっている
売上=顧客数×顧客単価×購買頻度
ほとんどの商品は、三年以内に姿を消す
忘れてならないのは、競合他社も同じヒット商品をすぐ仕入れることができるということである。供給が上回れば、やがて値引き合戦が始まり、すぐに儲けはなくなってしまう
商品に寿命があるように、商圏、顧客にも寿命がある
大きな会社は、抱えているものも大きいがゆえに、簡単に商売替えをするわけにはいかない
中小企業では、どのような商品を手に入れるべきなのか? それは、全国的にはそれほど売れていないけれど、限られた地域や購買層に圧倒的に支持されている商品、すなわち「隠れたヒット商品」である
◆「隠れたヒット商品」はどこにある?
1.「ヒット商品と似ているもの」のなかに
2.「競合相手が苦手としているもの」のなかに
3.「既存商品」のなかに
◆商品のセールスポイント
1.NEWS 2.PREMIUM 3.OFFER
◆専門化するための六つのポイント ※一部紹介
1.「商品(業種)」で専門化する
3.「商圏」で専門化する
4.「経験」で専門化する
6.「用途」で専門化する
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『あなたの会社を潰さない最後の戦略』フォレスト出版 野元泰秀・著
<4532314380″>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894513218
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◆目次◆
はじめに
第1章 経営者が陥る「戦略」の罠
第2章 ビジネスのすべてを商品が握っている
第3章 商品を変えろ!
第4章 「隠れたヒット商品」
第5章 売れる商品をつくり出す
第6章 実践・企画商品づくり
おわりに
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