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『「1秒!」で財務諸表を読む方法』小宮一慶・著


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【財務諸表のポイントが一目でわかる!】
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最近の会計書はタイトルに奇をてらったものが多く、今日ご紹介す
る本にいたっては、何と『「1秒!」で財務諸表を読む方法』です。

一体どんな内容なんだ、と思って読んでみたところ、じつにわかり
やすい本で、確かに1秒ならずとも数秒で最低限のポイントをつか
むことができます。

会計が苦手な方の中には、おそらく「パッと決算書を見た瞬間に会
社の経営状態がわかるようになったらカッコいいだろうな」と思う
方がいらっしゃると思いますが、本書はまさにそれを可能にしてく
れる一冊です。

内容を端的にまとめると、いわゆる財務分析の手引書ですが、ベス
トセラーとなった『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』を
はじめ、わかりやすい説明で知られる経営コンサルタントの小宮一
慶さんが書いているだけあって、ポイントが的確です。

※参考:『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887595824/

一切の無駄を省き、ポイントだけをズバズバ突いてくる解説は、忙
しいビジネスパーソンにとって「嬉しい」のひと言です。

単に企業分析の方法がわかるだけでなく、なぜそれぞれの指標が会
社経営上大事なのか、経営コンサルタントならではの視点で書かれ
ているところが他の類書とは違うところです。

ほかにも、なぜトヨタがあえて無借金経営にしないのか、ブルドッ
クソースがスティールパートナーズに狙われたのかなど、新聞を賑
わせている企業活動の謎がわかる、いわゆる「Aha!」体験の連続。

これは会計書では、久々のヒット作だと思います。
ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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私が1秒だけ、どこかの会社の貸借対照表を見せてくれると言われ
たら、どこを見るでしょうか。図を見て分かりますか? それはズ
バリ、短期的な負債の返済能力です。企業はたいていの場合、「流
動負債」を返済できなくなって倒産します。流動負債とは、1年以
内に返済義務のある負債です

教科書的には、流動比率は120%以上あるのが望ましいと書かれて
いますが、実は業種により大きく違います(中略)小売業など、
「日銭」が入る業種は、100%をかなり下回っても大丈夫ですし、
電力や鉄道など、設備投資額は大きいが、普段はそれほどの大きな
出費がなく日銭が入り、キャッシュフローが安定している会社の場
合は、流動比率が60%程度でも十分に資金が回ることもあります

自己資本比率が高くても、短期的に資金不足になると企業は倒産す
ることがある

ブルドックソースはこの自己資本比率が平成19年3月期決算で、75.
7%もありました。優良企業ですが、これこそがスティールパート
ナーズに狙われた主な理由のひとつです

純資産の調達コストは株主の期待利回り(=純資産の調達コストは
負債よりずっと高い)

2007年にいわゆる「三角合併」、もう少し正確に言えば、外国株式
を対価とした「株式交換のM&A」が認められるようになりました。
外国企業が、現金でなく、自社株式を対価として日本企業を買収す
ることが可能になったのです

自己資本比率が低ければ低いほど、同じ利益を出していても、RO
Eは高まる(=経営者はROEよりもROAを高めること)

商品を売った先が倒産した場合には、財務会計上は「貸倒引当金」
を即座に計上し、その分の損失を出すのが健全な会計処理です。
損が出たのだからそれをその期で処理するのは当然です。しかし、
税法上はその損失額全額を即座に損金処理することは認められませ
ん。認められるのは、その期が半分、翌期が半分です。そうした場
合には、「財務会計」上は、損失だけ全額計上するのに、それにと
もない本来なら減額されるべき税額は、半分は翌期に先延ばしとな
ってしまいアンバランスが生じます。そこで、その翌期の損金算入
分も今期で税が減額されたと考えて調整してしまうのです

投資キャッシュフローを見るポイントは「未来投資」をしているか
どうか(中略)減価償却分くらいは、再投資を行なわないと、企業
は現事業の維持すらおぼつかない

IT産業は、収益構造的にはたいへん「おいしい」ビジネスなので
す。初期投資がそれほど必要ないので、参入障壁が低く、また、そ
のことは、固定費が小さいため、損益分岐点まで比較的少ない売上
高でも達することができることを意味します(中略)それほど、お
いしいビジネスなら、参入がどっと増えるのも容易に想像がつきま
す(中略)そうした中、他社との差別化や他社の参入を妨げるもの
は何でしょうか。皆さんはもうお気づきですね。そう、「知名度」
なのです

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『「1秒!」で財務諸表を読む方法』小宮一慶・著
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◆目次◆

第1章 「1秒だけ財務諸表を見るなら、どこを見るか?」
第2章 「なぜ、国の財政は破綻しないのか?」
第3章 「なぜ、リニアや第二東名はなかなか完成しないのか?」
第4章 「なぜ、IT企業はブランドにこだわるのか?」
第5章 「なぜ、航空券には早割り格安チケットがあるのか?」
第6章 「なぜ、液晶テレビの価格はどんどん下がるのか?」
第7章 「なぜ、小林製薬ではヒット商品が次々と生まれるのか?」
第8章 「なぜ、企業業績は良いのに『現金給与総額』は上がらないのか?」

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