2007年4月6日
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844323954
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本日の一冊は、大手広告代理店で、さまざまなWebキャンペーンを成功させてきたネット広告界の達人4人が、これまでに手掛けたWebキャンペーンと、その成功要因を語った一冊。
「クラウン マジェスタ」「吉ブーキャンペーン」などを成功に導いた阿部晶人さんの広告哲学、「アイラブ困ったさんコンテスト」「ブカツブログ」などの豊富な成功例を持つ、渡辺英輝さん独自の「DRIPメソッド」など、読み応えのある内容が満載です。
最近のネットマーケティングでは、媒体力や技術に頼ったやり方が影響力を失い、コミュニケーションそのものの重要性が高まっていますが、本書はまさにその点を掘り下げて論じた一冊。
「きょう成功したキャンペーンが、あすには時代遅れになる可能性だってある」
と阿部さんが指摘するように、成功例を真似しても効果があるわけではありませんが、ネットコミュニケーションの要諦を学ぶには、いい素材が揃っていると思います。
インターネットでクチコミを仕掛けたい方、どんなやり方が効くのか研究したい方は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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<オグルヴィ・アンド・メイザーグループ 阿部晶人>
大切なのは、あくまで強いアイディアを考えつくことであり、どれ
が強いアイディアなのかを選ぶ能力とセンスをもつことなのである
広告は自己表現ではない。自分を表現するだけならば、それは芸術
であって広告ではない。では、広告の役割とはなんなのか。課題を
解決することだ
特別な興味をもったり、心が惹かれたりするのは、いつも未知のも
のだ。人間は、まだ自分が知らない新しいものが好きなのである
なかなか見つけられないものは見つけたくなる。あるいは、隠され
ている部分を知りたくなる。そういう心理が人間にはある
きょう成功したキャンペーンが、あすには時代遅れになる可能性だってある
<ビーコン コミュニケーションズ 渡辺英輝>
原動力はあくまで個人の力だ。「あなた」である。一部のかぎられ
た人たちによって情報が操作された時代はもう終わった。つまり、
インターネット上で商品の認知を高め、特徴や価値への理解を促し、
購買行動へと消費者を導くWebキャンペーンを成功させるためには、
個人の力を借りる必要がある
デジタル民主主義の時代だからこそ、逆に現実が問われる
企業が顧客になにかを求める前に、顧客に対してまず誠実であるこ
と。そして、そこに嘘がないこと。ブカツブログは、NIKEがこのス
タンスをつらぬき、顧客とのあいだにWin-Winの関係を築けたから
こそ成立した企画である
◆DRIPメソッド
1.Deep 一歩踏み込んだ深い関係
2.Interactive 対話から成り立つ関係
3.Participation 参加して実感
4.Repeat 誰かに紹介したくなること
人をどれだけ感動させることができるのか。マーケティングの成否
のポイントはそこにあるはずだ
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『Webキャンペーンのしかけ方。』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844323954
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■目次■
まえがき
chapter1 Webキャンペーン五輪書
chapter2 めざすは感動の場づくり
chapter3 Webコミュニケーションのための情報編集
chapter4 一方的に話す人は嫌われる
付録
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