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『明日の広告』佐藤尚之・著


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【いまどきの消費者を口説く方法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756150942

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本日の一冊は、広告会社のクリエイティブ・ディレクターで、個人
でも2200万アクセスを誇る「WWW.さとなお・COM」を運営する著者が、
これからの広告とコミュニケーションのあり方を論じた一冊。

「インターネットと広告」というと、つい「テレビCM崩壊」「グ
ーグルが世界を制覇する」といった論調になりがちですが、本書の
著者は、変わりゆくコミュニケーションと、メディアの変容を冷静
に見つめ、新たな売り方を模索することを提唱しています。

商品やターゲットごとに「コンタクト・ポイント」をしっかりと見
極めてアプローチする必要性、買った人へのおもてなし、企業側の
自己開示など、これまでの広告ではあまり論じられてこなかった視
点がてんこもりで、じつに参考になります。

なかでも注目したいのは、テレビを見ながらパソコンやケータイで
ネットにつながっている消費者の「バーチャルお茶の間」。

これによって、従来のお茶の間が失われたテレビにも、新たな可能
性が出てくる、というのです。

また新聞に関しても、著者が手掛けた「スラムダンク一億冊感謝キ
ャンペーン」を例に出し、その有用性を謳うなど、実践に裏付けら
れたバランスの良さに好感が持てます。

ほかにも、「『友達・好きな人・信頼できる人』は、すでにメディ
アである」「最近特に重視されてきたコンタクト・ポイントは『店
頭』である」など、新鮮な主張が目立ち、広告クリエイティブの新
たな可能性を感じさせる一冊です。

マーケター、広告関係者はもちろん、経営者にもぜひ読んでもらい
たい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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行動を分析して先読みし、彼らのコンタクト・ポイントをしっかり
見きわめて広告を掲出しないと、せっかくの広告も見てくれない

相手の友達にも気に入られるよう十分ケアする

「買ってくれた人へのもてなし」が今後ますます重要になる

ここは腹を括って「ここはイイトコロだけど、ボクってこういう欠
点もあるんだよね」みたいな正直なコミュニケーションをするほう
が、消費者に好感を抱かれる場合も出てくるだろう

商品開発コンセプトという最上流に「全体のコミュニケーションを
デザインできる人」を置くことが、これからの時代には必要

ヒトが処理できる情報量はここ10年でほとんど変わっていないのに、
選択可能情報量、つまり世の中に流れている情報量は拡大し続け、
410倍になったらしい

広告は「消費者が予期せぬ時に偶然を装って現れ出会うもの」だった

「友達・好きな人・信頼できる人」は、すでにメディアである

最近特に重視されてきたコンタクト・ポイントは「店頭」である

まさか広告に出会うとは思っていなかった場所にメッセージが息を
潜めて待ち伏せているのは、消費者が広告をスルーしやすい現在、
認知に非常に効く

「伝えてもらいたがっている人」のことをリアルに想像する

もうスラムダンクは井上さんのものではなく、彼らのものだ

コミュニケーション・デザインによってメディアごとの役割分担
が明確になっていく今後、ボクには新聞広告がいままでになく魅
力的に見えている

◆著者が最近意識しているクリエイティブ作法
・認知に徹すること
・よりプロモーショナルになること
・ありのままの自分を出すこと
・買ってくれた人をもてなすこと
・買ってくれた人に参加してもらうこと

ひとりでテレビとパソコンを「ながら視聴」している人が、リアル
タイムで同時に大勢つながり、雑談している。テレビとケータイを
「ながら視聴」している人もそこに大勢入り込んでくる。まさに
「巨大なバーチャルお茶の間」ではないか。そしてそれは以前のお
茶の間のような「新しいクチコミ源」なのである

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『明日の広告』佐藤尚之・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756150942
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◆目次◆

はじめに 「なんだか小難しい時代になっちゃったな」とお嘆きの貴兄に
第1章 消費者へのラブレターの渡し方
    ~広告という名の「口説き」の構造
第2章 広告はこんなにモテなくなった
    ~変化した消費者と広告の20年
第3章 変化した消費者を待ち伏せる7つの方法
    ~彼らと偶然を装って出会うために
第4章 消費者をもっともっとよく見る
    ~コミュニケーション・デザインの初動
第5章 とことん消費者本位に考える
    ~スラムダンク一億冊感謝キャンペーンより
第6章 クリエイティブの重要性
    ~商品丸裸時代とネオ茶の間の出現
第7章 すべては消費者のために
    ~消費者本位なチームづくり
おしまいに ~楽しくエキサイティングな時代なのだ

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