2007年5月26日
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479770933
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本日の一冊は、数多くの著書を持つ心理学者、内藤誼人さんが、ちょっとあざとい交渉の心理術を指南した一冊。
交渉論や意思決定論を学んだ人にとってはなじみのある手法も数多くありますが、まだきちんと学んだことのない人は、注目の内容です。
人に信じてもらうためにはどうすればいいのか、交渉で勝つためにどんなやり取りをすればいいのか、嫌な相手にはどうやって対処すればいいのか…。
ビジネスに限らず、人間関係全般でも使える、ちょっとした交渉テクニックが満載です。
数字のマジックや声の大きさ、擬音語・擬声語など、相手の感情を揺さぶるのに効果的なテクニックがいくつも紹介されています。
文章のテイストで好き嫌いに分かれると思いますが、全体的には読みやすく、役に立つ一冊だと思います。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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人は誰でも、自分の身近な人に対しては、とても親切
交渉は、まずは「知り合い」になれれば、成功だといってもいい。
モノを買ってもらったり、本当の用件を切り出すのは、もっとずっ
と後になってからでも遅くないのだ
交渉の基本は、「相手の本来の実力を発揮させないこと」である
声が大きければ、企画の良し悪しにかかわらずに会議で通せるし、
プレゼンで勝つこともできる
私たちの心理とは、あるひとつの決定を選んだとたんに、選ばなか
った選択肢のほうを魅力的に感じてしまうらしい
相手に「YES」を言わせたいときには、首をタテに振りながら質
問すると、相手も「はい」と首をタテに振ってしまう
たとえどんなに良いことであっても、その人の持つイメージにそぐ
わないものは、決して受け入れられることがない
同じことを主張する文章であっても、数字が入るだけで説得効果が
高まるばかりか、その説得効果は、48時間でも、1週間後でも、落
ちていなかった
擬音語や擬声語は、相手の感情を揺り動かす効果がある
居丈高な態度はおくびにも出さない腰の低さが、好感を勝ち取る上
では役に立つ
大切なことは、売り込むものをひとつ、せいぜいふたつまでにとど
めておくこと
人を動かすには口より行動で示すこと
あなたの冷静さを奪う作戦として、悪口や批判をしてくる人がいる
のだ。そういうときには、カウンターを食らわせるのが正解である
スピーチや交渉では、結論は一番前に持ってきたほうがいい
人を楽しませたり、驚かせたり、悲しませたりするよりも、「恐怖
を与えること」がもっとも説得効果が高い
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『「人たらし」のブラック交渉術』
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┃▼目次▼
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┃ はじめに
┃ 第1章 相手の出鼻をくじく基本知識
┃ 第2章 敵を丸め込む会話のテクニック
┃ 第3章 相手にとって、”なくてはならぬ人”になるコツ
┃ 第4章 難しい相手とも円満に付き合うために
┃ 第5章 優れた交渉者の持つ10の特徴
┃ 第6章 どんな相手でも押し負けない「悪魔の交渉術」
┃ おわりに
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