2008年6月25日
【最新・広報活動のキホン】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569699669
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本日の一冊は、神戸製鋼所の広報部長を経て独立、現在は広報・危機対応コンサルタントとして活躍する著者が、企業広報のノウハウをコンパクトにまとめた一冊。
著者は、これまでにもいくつか良書を出しているPRのプロフェッショナルですが、本書では、最新のインターネット広報、そして昨今話題となっている企業不祥事への対応を含め、幅広く論じています。
PRというとすぐに「自社の商品を宣伝してもらうにはどうすればいいか」という「攻め」の広報に話題が集中しがちですが、実際には守りも含め、社会とのコミュニケーションを正しく取っていくことが、信用につながります。
本書は、そういったベーシックな広報活動を説いているため、一見地味ですが、一般にはまだまだ知られていないインターネット広報、メディアトレーニングのノウハウなど、かなり細かい部分まで突っ込んで論じています。
新書ということで、必要最低限、広報のツボを押さえておきたい向きには、適した一冊と言えるでしょう。
何事も、起こってからでは手遅れ。メディアとの付き合い方、正しい対応方法を知る上で、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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もしも、間違いを犯した時には素直に謝るのか? 理由を述べて自
分の立場を正当化しようとするのか? それともウソでごまかして、
その場を取り繕うのか? はたまた、非難覚悟で逃げ隠れするのか?
実は、日々のこうした自分のあり方・対応の仕方が、「自分広報」
そのものなのです
立派な人物でありたいという人が自分の目指す道をきちんと話すよ
うに、企業は”How to be good”(善言)を基に、”How to do good”
(善行)を、つねに内外に公表しなければなりません
トップの部屋には、いつでも出入り自由とし、ことあれば最短で社
長室に飛び込むことができるようにしておきましょう
1.自社の記事、2.ライバル会社の記事、3.業界関連記事まで
はクリッピングするのが普通ですが、さらに、4.将来、関係あり
そうな・できそうな記事にも注視すべきです
記者の人事異動に気をつけて、データベースの更新を行うことも大
切な仕事です
会社の品性は最前線の社員で決まる
企業広報としては、「日経産業」「日経MJ」「日刊工業」「フジ
サンケイビジネスアイ」の全国産業紙に注目すべきです。分野別に
紙面が広いので掲載の可能性が広がるのです
取材要請を受けることは、記者にとっては「特ダネ」となり、報道
の確率は高く、相対的に大きな扱いになります
◆戦略的広報の五つのポイント
1.切り口
2.一斉発表か? 取材要請か?
3.タイミング
4.どのメディア(記者)、どの記者クラブに出すか?
5.内容・表現
これからの広報は、いかに独占記事が出せるかがポイント
「名声に達する道は、自分が何かで偉いと思われたい事柄に対して、
実際卓越するより他に道はない」(ソクラテス)
◆メディアトレーニングの際のポイント ※一部紹介
1.発表内容を棒読みしないで、自分の言葉で話すこと
3.発表時間より質疑応答時間を長くすること
4.何を訴えたいかで態度を決める
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『わかる!使える!広報活動のすべて』山見博康・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569699669
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◆目次◆
序 章 広報の本質とは何か
第1章 広報の機能と役割
第2章 広報とメディアの関係
第3章 インターネットと広報活動
第4章 CSR・コンプライアンスと広報活動
第5章 不祥事・危機対応と広報活動
第6章 プレスリリースの書き方と記者対応の心得
第7章 広報卓越者への道
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