2008年4月24日
【20代、ファーストキャリアの作り方】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4903241920
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本日の一冊は、ニチレイの採用や全社研修、人事制度改革などに携わり、現在、株式会社ファーストキャリア代表取締役として、80社を超える大手企業に若手人材の教育・育成を指導する著者が、若手人材のためのキャリア術を説いた一冊。
簡単に辞めてしまう現在の風潮に一石を投じ、どうすれば将来につながるファーストキャリアを築くことができるのか、心構えから行動まで幅広く論じています。
3年以内に3割が辞めるのは、じつは1995年から続く傾向であること、すぐに辞めてしまうのはサービス系や金融系が多いこと、「本当に優秀な若者は企業が囲いこんでいるし、辞めることなど考えていない」など、興味深い事実が書かれており、ここ数年続いた論調に終止符を打つ内容です。
著者いわく「辞めることはいつでもできます。しかし、続けることはいましかできません」。
であれば、続けてなお自身のキャリアを高めるにはどうすればいいのか、本書にはまさにその点が書かれているのです。
仕事のノウハウが書かれている本ではありませんが、若手ビジネスマンが読めばきっと気づきの多い内容だと思います。
現状に不満のある人、一瞬でも「転職」の2文字が頭をよぎった人は、ぜひ読むことをおすすめします。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、大学を卒業し最初に
入社した会社に定年まで勤め続けた人と、途中で転職して定年まで
勤めた人とでは、平均して”生涯年収が一・三四倍”も開いています
「七・五・三の法則」というのがあって、中卒は七割、高卒は五割、
大卒は三割が三年以内に離職していきます。では、いつから学卒は
三年以内に三割が辞めているのでしょうか? 正解は一九九五年。
実は、もう一三年にもわたってこの数字は続いているのです
メーカーよりサービス系あるいは金融系、大企業より中堅以下の企
業で、若者は辞めやすい傾向にある
ファーストキャリアを築くということは、精神的な試練を乗り越え、
「新たな視点を獲得」すること
◆自ら成長できる自律型人材の特徴
1.どんな環境でも育っている
2.笑顔が多くて前向き
3.原因を環境・周囲に求めず、自分ができることに集中している
自分軸を手放して成果を上げていると、周囲に「幅が広がった」と
評価されるようになる
”成長の鍵”、すなわち”自分の立ち位置”を見つける最短の、そ
して唯一の方法は、自分に起きた出来事から得た結果・経験を振り
返り、大局小局から見ることで”何を期待されているのか”を考え
ることです
オンリーワンだから勝たなくていい、自分が満足していればいいと
いう考え方は、負け犬根性まで生み出してしまう
「よい」というレベルではなく、「心を揺さぶる」ことを追求する
個人にも組織にも、大義があるからこそできることがあり、それが
人を”感動”させるのです
同期に勝ってナンバーワンになるには、「時間のポートフォリオ
(組み合わせ比率)」を変える
どうしても勝てないライバルは仲間にする
”ビジネス観”とは、次のように「世の中で起きている出来事から、
次に起こる何かを類推できる力」のことです
戦略的思考はビジョンの達成に向けた数字情報
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『20代でファーストキャリアを築ける人、築けない人』若鍋孝司・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4903241920
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◆目次◆
はじめに
第一章 なぜ、就職してすぐの三年間が重要なのか
第二章 ファーストキャリアを築くためのステップ
第三章 「自ら育つ」ための行動を決定づける八つの視点
第四章 ファーストキャリアを築くために明日からできること
あとがき
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