2007年2月25日
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本日の一冊は、現在活躍中の起業家11人のエピソードや考え方を、オムニバス形式でまとめた一冊です。
ワタミの渡邉美樹さんや、テイクアンドギヴ・ニーズの野尻佳孝さん、フォーシーズの淺野秀則さんなど、計11人が、起業してから今に至るまでの成功談・失敗談、そこから学んだことなどを、語ってくれています。
既に起業した人間からすれば、もっとビジネスやマネジメントの突っ込んだ話が聞きたいところですが、これから起業する人にとっては、ぐっとモチベーションが上がる内容。
どんな人間が会社を伸ばすのか、自分が組むとしたら/投資するとしたらどんな人間か、そして永遠に情熱を燃やし続けるために、どんな考え方をすればいいのか…。
もし、読者がこれから起業しようと考えているなら、ぜひ読んで励みにしていただきたい、そんな一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆渡邉美樹
「お店を1軒持って、”俺は10軒にしたいな”って思う人は、10軒
にする可能性がある人。”俺は100軒にしたいな”って思う人は、
100軒にする可能性のある人なんです。イメージできることが能力
なんですね。だから、僕は、イメージの大きさは器量の一つだと考
えています」
「ワタミとしてかっこいい判断か、美しい判断か、これが一番重要」
◆板倉雄一郎
「事業を起こせば、他人の資本を使い、従業員を雇って、外部の会
社と取引をしますよね。関わる人全員に、金銭的リスクが伴うわけ
です。ですから、その企業が経済性を最優先にしていなかったら、
それは罪だと僕は思うんです」
◆淺野秀則
「僕が何のために会社を大きくするのかというと、これをやったら
おもしろいだろうな、という夢があるから。それをうちの社員もみ
んな望んでいると思うんですね」
「自分でアンテナを立てて、一歩先のトレンドを肌で感じていない
と仕事はできないと思います。特に、今の時代でセンスを要求され
る仕事をしている人は、遊んでいないと絶対ダメ」
◆堀義人
「自分の可能性を止めてしまうのは自分自身なんです。ですから、
まず自分自身で限界を作らないということ」
◆近藤太香巳
「人間というのは、中途半端にやったものは逆境が来たときにあき
らめてしまう。でも、本気でやったものはあきらめきれないんです
よ。悪い人に騙されたからといって、世の中こんなもんだ、社会な
んてこんなもんだって思ったら、心が貧乏な人間になってしまう。
だから、いい人間を見分けられるようになろうと思いましたね」
「成功したらこんな車に乗れる、とか、こんな生活ができる、とい
うことより、つらいことや苦しいことはたくさんあるけれど、こん
な喜びがある、こんな感動がある、ということを僕はみんなに伝え
たい。お金だけがメインになってしまったら、途中で挫折しちゃい
ますよね」
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『すごい人の頭ん中』
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■目次■
はじめに
渡邉美樹
野尻佳孝
板倉雄一郎
淺野秀則
小川善美
堀義人
近藤太香巳
中島武
平野岳史
佐々木かをり
高橋滋
おわりに
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