2008年5月10日
『視覚マーケティングのススメ』ウジトモコ・著
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【決定版。ビジネスのためのデザインノウハウ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756911994
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本日の一冊は、多摩美術大学デザイン科卒業後、広告代理店、プロダクションにて三菱電機、日清食品、服部セイコーなど大手企業のクリエイティブを担当した著者が、ビジネスパーソンに向けて、「稼げる」デザインのエッセンスを指南した一冊。
独立後は、数多くの中小企業のマーケティング、ブランディングを成功に導いてきた著者だけに、その主張、手法はじつに地に足がついています。
本書でも、ビジネスパーソンが押さえておくべきデザインのポイントを、文字、レイアウト、配色、トーン&マナー、コピーの5点に絞って書いており、何が実践で役立つのか、一発で理解できる内容となっています。
企業価値を高めるために「クラス」と「タイプ」を意識する、価格を上げるためのデザイン戦略を考える、今の企業イメージのままでもブランド化できる方法があるなど、内容は目から鱗の連続。
若干、脱字が目立ちましたが、内容的には出し惜しみのない、じつに充実したノウハウ書だと思います。
巻末には、プロが使っているフォント、ツール、画像検索サイトがわかるURL集もついており、これだけでも「買い」の内容です。
iPodの成功に見られるように、これからはビジネスでもデザインとブランドがモノをいう時代。
時代を先取りし、デザインセンスを高めたいビジネスパーソンに、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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デザインで儲けたいのならデザインが与える印象、つまり、どうい
うデザインがあなたの望む反応を得られるのかということを知るこ
とがとても大切です
会社研修で買収先の社員に新しいやり方を教え込むよりも、視覚的
な変化を会社にもたらした方が、効果的
デザインで企業価値を高めるためには、この「クラス」と「タイプ」
を意識した戦略が必要
人は基本的に自分が興味のあることしか目には映りません。ですが、
逆に言うと、お客さんの目の前に置かれた商品が、その人の好みや
ステイタスを満たすものであれば、その出会いを必然だと感じるこ
ともあるのです
デザインで顧客の好みのど真ん中に入ること、それがすなわち売り
上げを伸ばすことにつながるのです
価格を上げたければ、今あなたがターゲットにしている市場とは別
の市場にアプローチをかけていくことです
今の企業イメージを壊さずに新しい顧客に向けてブランドを格上げ
したいのであれば、デザインを見直して余白(ホワイトスペース)
と文字組(タイポグラフィー)にこだわって投資してみてください
まずは、”すごい!””びっくり!””偉い!””素敵!”など、
対象に望む反応をあらかじめ決めておきましょう。そして、その反
応を呼ぶためのデザインをし、それから広告の要素を流しこみます
”驚かせる”デザインをうまくやるには、たいてい”インパクト”
か”ギャップ”を使います
デザインの「人格」は9割「文字組」で決まる
最低でも情報の種類が2つ以上になったら、大きさにメリハリをつ
けた方が、レイアウトとしては見やすくなる
キャッチコピーブロック→ボディコピーブロック→詳細情報という
ふうに視点が誘導される原稿であれば、わかりやすいデザインは間
違いなくでき上がります
「文字を赤にして、大きく目立たせる」など現場ではよくあるパタ
ーンのデザインに対する修正指示は最もおすすめしないパターン
コピーとデザインは”かぶらない”のが基本
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『視覚マーケティングのススメ』ウジトモコ・著
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◆目次◆
第1部 少ない投資で大きく儲けるデザイン戦略
PART1 デザインで「商品・サービス」力を上げる
PART2 デザインで「価格」を上げる
PART3 デザインで「売上」を上げる
PART4 デザインで「顧客満足度」を上げる
PART5 デザインで「広告・宣伝」効果を上げる
PART6 デザインで「マネジメント」を変える
第2部 デザイン・センスを磨く5つのポイント
Point1 文字…デザインの「人格」は9割「文字組」で決まる
Point2 レイアウト…機能を理解して、感覚的効果まで狙う
Point3 配色…可能性とモチベーションの切り札
Point4 トーン&マナー…知られざる”プロフェッショナル”の世界
Point5 コピー…最強のパートナー
おわりに
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