『たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック 』 アラン・ガーナー・著 vol.2150


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【これぞ名著】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864100187

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本日の一冊は、1997年に初版が発売されて以来、世界でなんと500万部売れたという、会話本の大ベストセラー。

土井もこの手の会話本は山ほど読んでいますから、さほど期待はしていなかったのですが、読んでみたら、確かにこれはひと味違う。

会話の具体性と、一歩進んだテクニック、人間心理、そして体系化された会話手順…。

ここまで会話というものを体系的に論じ、かつ実践的な本は、初めて読みました。

一例を挙げると、「コミュニケーションは、『決まり文句』『事実』『意見』『気持ち』という四段階をへて、徐々に深まっていきます」というくだりがあるのですが、この説明がじつにうなずける内容です。

「決まり文句」というのは、「こんにちは」「はじめまして」といったあいさつや、「子どもたちはどうしていますか?」といったお決まりの質問で、「事実」というのは、「毎週日曜日、ローラースケートに行っています」というもの。そして、意見というのは、「もっと多くの人が手軽にローラースケートができるように、公の施設を作るべきだ」というもので、気持ちというのは、「子どもたちが休みの日に運動している顔を見るのがうれしい」といったもの。

会話というのは、確かにこういったプロセスで発展していくもので、本書は、そういった「盛り上がる会話」が再現可能なように、体系を示してくれています。

また、「相手が親しみを覚えやすい話題についての簡単な質問からはじめるのがベスト」「つづけて自分が話したいと思うなら、アイコンタクトをしてはいけません」などといった会話のヒントも示されており、じつに重宝する一冊です。

500万分の1の読者になるのはちょっと悔しいですが、プライドを捨ててでも読む価値のある一冊だと思います。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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あまりにも開かれた質問(「何か新しいことあった?」「あなたのことを話してくれる?」など)は、答えるのがあまりに大変なので、ほとんどの人がおっくうがってまともに答えません

ありきたりの質問には、「ああ、いいよ」とか「悪くないね」といった、ありきたりの答えが返ってくるものです

相手が親しみを覚えやすい話題についての簡単な質問からはじめるのがベスト

だれかの意見にたいして、あなたが反対意見を唱えたいとき、まず、相手がなぜそう考えるのか理由をたずねてから、自分の意見を言いましょう

自分が気に食わない行動を罰するより、気に入った行動に報いるほうがずっと効果的

もっと楽にあなたのほめ言葉を受け入れさせる方法があります。ほめた後にすぐ質問するのです

なんでもかんでもほめる人は、あまり信用されない

相手の感情の妥当性や強さを認めないと、相手の感情はますます高じる傾向があります

コミュニケーションは、「決まり文句」「事実」「意見」「気持ち」という四段階をへて、徐々に深まっていきます

詳細をたずねれば、相手が何に反感を抱いているかを正確に突きとめられます

気持ちを打ち明けるのはすばらしい戦略で、相手に反論の余地を残しません。というのも、気持ちは口論の対象になりにくいからです

問題行動について説明するときは、具体的、かつ客観的であるよう努めましょう

問題があることを宣言する+問題行動を指摘する+行動がもたらす結果を述べる+自分の気持ちを述べる

黙って相手を見つめると、相手の反応を聞く用意ができていますよ、という意味になり、相手が話しはじめてしまうからです

自分の不合理な信念に意義を申したて、合理的信念に差し替えられる人は不安を劇的に軽減できる

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『たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック 』飛鳥新社 アラン・ガーナー・著


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◆目次◆

相手がもっと話したくなる質問をしよう
上手なほめ方、ほめられ方
相手の言いたいことを確認する
おまけの情報をどんどん使ってみる
思いきって自分のことを話そう
見知らぬ人に話しかける
OKされやすい誘い方
批判されても落ち着いて対応しよう
もう他人の言いなりにならない!
だれの問題なのか、はっきりさせる
ボディーランゲージを読みとろう
不安のもとを取りのぞく
さあ、練習をはじめよう

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