『どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座』小宮一慶・著 vol.1951


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本日の一冊は、経営コンサルタント、小宮一慶さんによるベストセラーシリーズ「○○力養成講座」の待望の「時間力」編。

最近のビジネス書は、「少ない時間で」「ラクして」など、コスト面を強調したタイトルが多いのですが、コストはいつだってリターンとセットで論じられるべきもの。

ワークライフバランス論者だって、この1週間休みなしで頑張れば一生分稼げる、という状況があったら、反対はしないと思います。

本書では、このようなリターンの視点を重視しつつ、どうすれば時間を有効に活用できるのか、どうすればいいアウトプットができるのかを徹底指南しています。

著者いわく、アウトプット力を高めるのに有効なのは、「自由度の低い仕事を、やる気をもってやるか、やる気をなくしてやるか」ということ。

将来独立を考えている方、企業の中心メンバーとして活躍する方なら、もちろん前者でなくては話になりませんよね。

本書には、ライフハック系の方が期待しているようなマニアックな時間管理の話は出てきません。

その代わり、時間の質をどう高め、利益につなげていくか。ビジネスマンにとって最も大切なポイントが書かれています。

書かれていることは割とオーソドックスですが、社長目線を獲得したい人には、おすすめの一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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どれだけ時間をかけようが、効率的に行おうが、がんばろうが、楽々行おうが、とどのつまりは、お客さまにとって価値あるアウトプットをどれだけ出すことができるかがすべて

「やる気のある時間」をどれだけ持てるか

若いうちは、なんだかんだといっても、アウトプットの質と量は、ある程度、投入時間に比例するものです。だから、時間は惜しまないほうがいい

自分が上司だったらどう考えるかという視点から見ても、だらだら仕事をして残業代を稼いで、タクシー代も請求しながら、たいへんだ、酷使されている、などとこぼしながら、「働いている気になっている」人と、余計な経費も使わずに、いつもやる気満々で成果を出している人と、どちらに、責任あるポストを任せたくなるか

自由度の低い仕事を、やる気をもってやるか、やる気をなくしてやるか、それが、わたしたちのアウトプットと成長、つまり、腕の上がり方を決める

ネタは頭の中、あるいは、手帳のメモにすでに書いてある。あとはそれを紙に打ち出していくだけ、という状態にしておいてはじめて一気に書き上げられます

ネガティブな感情は起こる、不満や怒りはだれでも感じる。だからこそ、その時間をいかに短くしていくかが大事

ビジネスパーソンもシニアと呼ばれる年代になってくると、定型作業なんてほとんどなくなってくるものです。その代わり、どれだけ人と違う創造的な仕事ができるかだけが問われるようになってきます

フレームワークをいつも自分の頭の中に持っていること、そして、それをコンスタントにアップデートしていくこと

論理的思考力は、論理的思考力の高い人が書いたむずかしい本を熟読することによって高まります

自分が良質なアウトプットを差し上げられれば差し上げられるほど、いいアウトプット、いい刺激を与えてくれる人たちがまわりに増える

段取りというのは、この先、何が起こるのかを予見すること

「自分の得意なことだけ話す」、これは、講演やプレゼンの基本です

話でいちばん大事なのは、「意識を伝えること」

最初はどんなに時間がかかってもいいから、とにかく百点だと思う仕事をしなさい

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『どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座』ディスカヴァー・トゥエンティワン 小宮一慶・著
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◆目次◆
第1部 時間力を高める考え方
第1章 時間力を高める考え方
第2部 時間力を高める技
第2章 インプット力を高めるための技
第3章 アウトプット力を高めるための技
第3部 時間力を高める習慣
第4章 時間力を阻害する七つの誘惑と実は大切なひとつのこと
第5章 時間力を高める10のちょっとしたコツ

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