『自分の居場所の作り方』森下裕道・著 vol.1863


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【上司必読。「認めてあげる技術」とは?】
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本日ご紹介する一冊は、元カリスマ店長で、現在はパーソナルモチベーターとして活躍する著者が、「自分の居場所の作り方」、逆から言えば、人に居場所を作ってあげる方法を説いた一冊です。

著者は、3歳のときに両親が離婚。その後、預け先で虐待を受けたという経験の持ち主ですが、本書には、経験者にしかわからない、「大切にされていない」感が書かれており、マネジメントに携わる人間には、痛烈なメッセージとなっています。

・部下が報告する時、イライラして「結論から言え!」と言ってしまう
・パソコンの画面を見ながら部下の話を聞く
・小さな約束を破る

じつは、これらの行動は、相手の「大切にされていない」感を高め、その結果、部下のパフォーマンスは下がってしまう。

これは親と子の関係であっても同様です。

本書には、こういった、われわれがついやってしまいがちなミスが紹介されており、じつにいい気づきを与えてくれます。

正直、土井もいくつか当てはまるところがあったので、深く反省しています。

経営者として、父親として、すべきことは何か。

本書には、そのすべてが入っているような気がします。

いい上司になろうと思うなら、部下がしてほしいことを知り、それを実行すること。

本書には、そのためのヒントが書かれています。

経営者、マネジャー、そして子どもをお持ちの方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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専業主婦だったら、旦那さんが聞いてくれなかったら誰が話を聞いてくれるのでしょうか

「ウチの子供が自分に心を開いてくれない」「イジメられていることを、親である自分に何も教えてくれなかった」と言う親がいますが、そのほとんどが子供の話をしっかり聞いていません

よくあるのが、部下が報告して来たとき。結論をなかなか言わない部下に対してイライラし、「何が言いたいんだ! 結論から言え!」と厳しく叱ったりします

もし部下がうまく説明できなかったとしても、上司がしっかり聞いてあげるだけで、部下は喜びを感じるし、感謝するものです。そして、この人は私を大切にしてくれると感じ、あなたを尊敬するのです。もし聞いてみて、今の報告の仕方ではビジネスパーソンとしてまずいと思うなら、報告を聞いた後に、「次回からは、結論から先に伝えるように!」と話し方を教えてあげればいい。すると、部下にその教えが反感を持たれずに、スッと入るのです

パソコンを見ながら話を聞いているようなら、部下は「自分は大切にされていない」「自分の話なんてどうでもいいと思われている」と感じてしまうでしょう

あるテレビのインタビューで、タイガー・ウッズが次のことを言っていたそうです。
「父は、僕と話すときは必ずテレビを消している」

たとえ、99パーセント遅刻していたとしても、1パーセントでもしてなかったら、全否定はすべきではありません

大切な人の弱さをつついたりするのではなく、補ってあげられる人になってほしい

任せたはいいけど、時間がかかるのにイライラしたり、結果が気にくわなかったりして、結局取り上げて自分でやってしまう。その気持ちは十分にわかります。でも、せっかく任されたのに、最後までやらせてもらえなかったら、その人はどういう気持ちになるでしょう

誰だって、相手が小さな約束を守ってくれたり、覚えてくれていたりすると、「覚えてくれていたんだ!」と感動し、自分が大切にされていると感じるもの

部下が失敗した場合、叱るよりも効果的にモチベーションを上げさせ、あなたについてこさせる方法があります。それは、一緒になって悲しんだり、悔しがったりすること
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『自分の居場所の作り方』フォレスト出版 森下裕道・著
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◆目次◆
Part1 自分の居場所がなくなる9つの行動
Part2 自分の居場所を作る9つの行動

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