『考え・書き・話す「3つ」の魔法』野口吉昭・著


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【3つの魔法で話が上手になる?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344016696

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こんにちは、土井英司です。

本日の一冊は、20万部ベストセラー『コンサルタントの「質問力」』の著者、野口吉昭さんが、プレゼンやビジネス文書で使えるプロコンサルタントの書き方、話し方の技術をまとめた一冊。

※参考:『コンサルタントの「質問力」』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569696902/

著者いわく、オバマ大統領の「Yes, we can!」、小泉純一郎元首相の「痛みに耐えてよくがんばった。感動した。おめでとう!」、吉野家の「うまい、やすい、はやい」には、「3」という共通項がある。

この「3つ」の魔法が、リズム感を生み、人々の記憶に残る。

本書では、その理屈と、コンサルタントがこの「3」の魔法をどう仕事に活かしているかが書かれています。

3つにすることで優先順位が生まれる、「竹」を選ぶように誘導できるなど、さまざまな利点がありますが、本書では一歩進んで、これをプレゼンや書き方に生かす方法を指南しています。

上司への報告では、「問題」「原因」「解決策」を示す、自己紹介では、「フォーマット化」「シンプルに話をまとめる」「凝縮させて本質をつく」の3段階で話をする。

さらに、コンサルティングの現場では、「目的」「定義」「着地点」を念頭に置いて議論する、「したいこと(will)」「すべきこと(must)」「できること(can)」でクライアントの分析をする。

「3つ」にまとめるというシンプルなやり方が、ここまで応用可能なことに、きっと驚くことと思います。

さらりと読める本ですので、騙されたと思ってぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ビジネススキルといってもたくさんありますが、基本的には「考え、
書き、話す」能力が一番重要です

パワフルなプレゼンテーションが必要なとき、ポイントをまとめて「3つ」で伝えます。そして、優先順位をつければいいのです。「3つ」を基本にプレゼンテーションを構成すると、驚くほど整理され、相手に伝わりやすくなるのです

オバマ大統領の「Yes, we can!」「Change, change, change!」も「3つ」を意識した勝利戦

「Yes」=そうです
「we」=私たち
「can」=できる
この3つの単語に共通しているのは、それぞれがプラスのベクトルを向いているということです。どの単語も非常に前向きなエネルギーを持っています

2つのモノを並べても、優先順位の意味は表れにくいのです。一方、3つになると順番が生まれます

佐賀の一部では、擬声語を3回くり返すという習慣があります。佐賀の人は「雨はザーザーザーと降り、鐘はゴンゴンゴンと鳴り、風はヒューヒューヒューと吹き……」と表現するのです

上司への報告で主語がないのは論外として、問題・原因・解決策の「3つ」を意識しているかどうかが、大きなポイントです

◆著者がディスカッションで念頭に置いていること
「目的」「定義」「着地点」

相手にきちんと「伝わる」ために欠かせないのが、「自分軸」「相手軸」「幽体離脱」の3つのバランスです

江戸時代からうなぎ屋の注文には「竹」が一番多かった

選択肢を考える際に、2つは同じ切り口(この場合は価格)、もう1つは違う切り口(この場合は販売ルート)で考えると、戦略の議論が深まる

私たちは、よく企業の今後の方向性を検討するプロジェクトで、「したいこと(will)」「すべきこと(must)」「できること(can)」という言葉を使い、円を描いて重ね合わせます。そして質問します。「その重なりにある事業や市場の状況は、どのようなものですか?」そして、付け加えます。「その重なりをどう大きくするかが、『未来のビジョンへのパワー』なのです」と

レポートの最初に現状と結論を持ってくると、文章全体の構成が見えてストンと理解しやすくなります

◆PREP法
・POINT(ポイント・結論)
・REASON(理由)
・EXAMPLE(事例)
・POINT(ポイント・結論)
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『考え・書き・話す「3つ」の魔法』幻冬舎 野口吉昭・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344016696
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◆目次◆
第1章 「3つ」の魔法とは何か
第2章 「3つ」を使って考えると、パワーは最大化する
第3章 「3つ」を使って整理すると、問題を解決できる
第4章 「3つ」を使った文章は人の心を動かす
第5章 「3つ」を使ったプレゼンはインパクトが10倍増!

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