2009年4月23日
『松明は自分の手で』PHP研究所 藤沢武夫・著
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【藤沢武夫の名著が復刊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569704158
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本日の一冊は、本田宗一郎とともに「世界のホンダ」を創った「最強のナンバーツー」、藤沢武夫の名著の復刊本。
名著として名高い『経営に終わりはない』と併せてぜひ読んでおきたい一冊です。
※参考:『経営に終わりはない』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167130025/
「社長は技術、私はかねに関する仕事。これがスタートだった」
という言葉通り、「技術のホンダ」を蔭から支え、見事世界企業に育て上げた男が、一体何を考え、実行したのか。
経営者ならずとも、多くの学びが得られる一冊です。
ホンダに最初の労働組合ができたとき、スパイ事件があり、社内に不信感が蔓延した時、「割り切れない仕事をやるのが、私の役目」として、あえて嫌な仕事を引き受けた著者。その姿に、ナンバーツーの美学を感じます。
経営的な視点から見ても、「経営の経の字はタテ糸」「シンプルにすれば、経営者も忙しくしないですむ」「苦労しても、パイプは自分でつくらなければいけません」など、教訓が満載です。
ひたすら仕組み、人、カネを扱ってきた著者だけに、ある意味、経営者が行うべき仕事・役割というものが、純粋に浮かび上がってきます。
社員が生き生きと働ける環境づくりのために、何をなすべきなのか。本書にはその答えが書かれていると言っていいでしょう。
経営者、経営幹部は、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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中国文学の吉川幸次郎先生が「経営の経の字はタテ糸だ」と書いておられるんですが、大変うまいことをいわれる。布を織るとき、タテ糸は動かずに、ずっと通っている。営の字のほうは、さしずめヨコ糸でしょう。タテ糸がまっすぐ通っていて、初めてヨコ糸は自由自在に動くわけですね。一本の太い筋は通っていて、しかも状況に応じて自在に動ける、これが経営であると思うんですよ
本田技研の生産の型をピラミッドのようにしたい。これが私の希望でした。価格の高い物は需要が小さい。低価格のものは一台当たりの利益は少ないが、数は多く売れる。私は、この底辺を掘りおこさないと、大きな企業にはならないと確信している
あれだけの技術者でありながら、本田は、自分から設備、機械がなければできないといってねだったことがないんです。与えられた条件の中で可能性を見つけだそうとして、けっして弱音を吐かない
私の経営信条は、すべてシンプルにするということなんです。シンプルにすれば、経営者も忙しくしないですむんです
四、五十人の世帯で、初めから課長だの部長だのをつくったら、あとから入ってくるものは、どんなに優秀でも伸びられませんよ
みんなの心に訴えるものは、新しい詩であり、音楽であり、絵であり、芸術的なものである。企業の中に、それがなければ、人は無味乾燥になってしまう
”販売店は売れる人気のある商品のほうへ金を回す”(中略)”全力を挙げてホンダといっしょにやってゆく”販売店になってもらうためには、”いつでも秀れた人気のある商品を出している”と同時に、経営政策、販売態度に”魅力のあるメーカー”ということを知ってもらうことだと考えました。べらぼうに素敵な商品には、入金を早くし、買掛金は減らすものです
自分たちの管理能力の不足を、他人は信用できないという形に置きかえるのはよくない
苦労しても、パイプは自分でつくらなければいけません。いっぺんつくってしまえば、それは自分のもの。ところが、他人のパイプにちょっと入れさせてもらうよ、といっても、いっぱいになれば、たちまち弾き出されてしまいますからね
この事件で私が恐れたのは、騒げば社内にだれか犯人がいるということで、従業員が疑心暗鬼になることでした。それは結果的に、一束の図面の紛失が、経営者と従業員との心の離間をもたらす発端となりえます
出世はだれだってしたいから、技術のほうへ向けるべき頭の大部分を、不得手なほうに向ける。すると、不得手であるべきことが不得手だとは思わなくなるのが人情なんですね
企業には社是があり、経営の基本方針が決定されている。私は、経営とは、それにそっているか、どうかを見守っていることだと思っている
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『松明は自分の手で』PHP研究所 藤沢武夫・著
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◆目次◆
第一章 本田宗一郎との出会い
第二章 スーパーカブ誕生そして世界へ
第三章 学んだこと、思うこと
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