2009年7月4日
『「戦う組織」の作り方』渡邉美樹・著 vol.1811
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【16年後のビジネスが見えますか?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569770363
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これまで、ワタミ創業者、渡邉美樹さんの本を何冊も読んできましたが、本日ご紹介する一冊は、土井が渡邉さんにもっとも書いて欲しかった一冊です。
それはつまり、経営者向けのマネジメントの本、ということ。
なぜかというと、ワタミのような飲食チェーンは、近年、人材難に陥っていますし、また急速にチェーン展開するには、リーダーの育成が必須だからです。
つまりワタミには、優れたマネジメントノウハウがある。これは土井がずっと前から抱いていた仮説です。
普段はビジネスマン向けの自己啓発書を多く書いている著者ですが、本書は、起業家、あるいは創業社長にこそ読んで欲しい一冊。
どんな人材を登用し、後継者にするかを書いているという点では、未来の幹部候補生にもおすすめの一冊です。
まず驚いたのは、著者の未来を見通す目。戦略を立ててもすぐに使えなくなる、といわれる今日でも、2025年、つまり今から16年先のビジネスの種まきをしている。
しかも、しっかりリスク分散についても考えています。
優れた経営者には、必ず戦略的な一面があるものですが、本書では、普段さわやかな渡邉さんの辣腕ぶりを垣間見た気がしました。
「トップは常に戦場の最前線で戦わなくてはいけない」
「リーダー育成の最大のポイントは、『追い込むこと』」
「低い評価を下すなら、必ず『汚名返上』のチャンスを与える」
いずれの言葉も、マネジメントにおいて、重要な示唆を含んでいます。
また、若手ビジネスマンにとって「組織は人を食いながら成長していく」という著者の言葉は、おそらく背筋がピンと伸びる思いがするに違いありません。
オビに「『ほめて伸ばす』全盛の時代にあえて問う 厳しくも痛快なリーダー論」とありますが、まさにその通り。
経営者の闘争本能に火を付ける、じつに熱い一冊です。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「叱れない上司」が増えているのは、相手のことを考えず、自分のことばかりを考えているからではないだろうか。自分が嫌われたくないから、叱ることができない。つまり、そのやさしさというのは実は自分を愛するがゆえのずるさであり、実は相手のことを思っていない薄情さなのだ
組織というのは、一つの理念に向かって進んでいく「理念集団」である
自分の勘がすっかり鈍ってから、後進に会社を委ねたとしても、次代を担う経営陣が育っていない状態では、経営は絶対にうまくいかない
ワタミでは「外食」「介護」「宅配弁当」が事業の三本柱となっている。この事業モデルの強みは、お客さまがお金を出すときの「財布」がそれぞれ異なることだ(中略)外食は可処分所得、介護は預貯金や退職金、高齢者向け宅配弁当は年金というように、お客さまがお金を出すときの財布がそれぞれ異なっている
少なくとも二〇二五年の段階では、売上高一〇〇〇億円を超える農業会社が五社か六社は誕生しているようでないと、日本の農業の未来は危うい。そのとき、ワタミも日本の農業を支える一翼を担いたい
成長産業である介護ビジネスや高齢者向け宅配ビジネスも、二〇二五年ごろには成熟産業になる(中略)ただしビジネスとしてのピークは、それよりも七、八年前の二〇一七年か二〇一八年ごろに来ると考えたほうがいいだろう。この時期になるとたくさんの会社が介護ビジネスや宅配ビジネスに参入するため競争が激しくなり、先行者利潤が見込めなくなるからだ
組織はその成長段階に合わせて、必要とする人材をどんどん変えていくわけだ。また同じ人間に対しても、要求する水準をどんどん変化させていく。今必要な人間が、五年後、一〇年後にも必要であるかどうかは誰にもわからない。だから「組織は人を食いながら成長していく」のである
「戦う組織」とは、厳しい集団でなくてはならないが、人の可能性を見切る冷たい集団であってはいけないのだ。活きるかもしれない人材を、見殺しにしてはいけない。チャンスは常に与え続ける必要がある
私は、トップは常に戦場の最前線で戦わなくてはいけないと考えている(中略)逆に言えば、自分にとって楽な場所、一二〇%の力を発揮しなくてもいい場所については、どんどん部下に譲っていくべきなのだ
私は戦う組織のリーダー育成の最大のポイントは、「追い込むこと」だと思っている。「おまえの後ろには誰もいない。このミッションは、おまえが成し遂げなければほかに成し遂げられる人間は誰もいない」という状態に、リーダーを追い込むのだ
低い評価を下すなら、必ず「汚名返上」のチャンスを与える
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『「戦う組織」の作り方』PHP研究所 渡邉美樹・著
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◆目次◆
はじめに なぜワタミは「厳しい」組織であり続けるのか?
第1章 一〇〇年続く「強い組織」を作るために
第2章 成長を続ける「戦う組織」の作り方
第3章 組織を引っ張る「戦うリーダー」の条件
第4章 「戦う部下」を育てるリーダー力の磨き方
リーダーの資格とは?
リーダーに求められる仕事とは?
「叱れない」「嫌われたくない」では上司失格
厳しくも公正な部下評価を
リーダーが身につけておくべき「力」とは?
仕事をする上での「幸せ」とは何かを考える
エピローグ ワタミを支えるのは「人」である
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