『発想の視点力』三谷宏治・著 vol.1858


Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4534045972?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

Warning: file_get_contents(http://isbnanchor.appspot.com/JP/text/asin/businessbookm-22/4534045972?format=%3Cspan+class%3D%22isbn_anchor%22%3E%3Ca+href%3D%22http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fo%2FASIN%2F%25%28asin%29s%2Fbusinessbookm-22%2F%22%3E%3Cimg+src%3D%22%25%28image_m%29s%22+%2F%3E%3C%2Fa%3E%3C%2Fspan%3E) [function.file-get-contents]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.0 404 Not Found in /home/elies/www/review/wp-content/plugins/isbn_anchor/isbn_anchor.php on line 268

【トンがったアイデアを生み出すには?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534045972

[エラー: asin:4534045972 というアイテムは見つかりませんでした]

本日の一冊は、ボストンコンサルティンググループ、アクセンチュアの戦略グループ統括エグゼクティブ・パートナーを経て、教育問題に取り組む著者が、トンがったアイデアを生み出す3つの手法を説いた一冊。

3つの手法というのは、「比べる」「ハカる」「空間で観る」の3つですが、これが意外に奥が深い。

本書では、この3つをいかにして実践していくか、事例を交えながら解説しています。

ハカッてみた結果、4割も値段が高いことに気づいたクライアントの話や、例外と比べることで勝機を見出したリクルートの「Hot Pepper」など、さまざまな事例が登場し、なかなか勉強になります。

アイデア発想の手法も読み応えありますが、本書で一番見逃せないのは、なかに収められた事例・エピソードでしょう。

昨日読んだ、アル・ライズの『マーケティング脳vsマネジメント脳』の視点から見ると、ややマネジメント脳(左脳寄り)の記述が目立ちますが、本書で提示されているフレームワークなどは、役に立つと思います。

ご興味ある方は、ぜひチェックしてみてください。

※参考:『マーケティング脳vsマネジメント脳』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798118893/

「もう28歳だ。これまでひたすら尊敬する上司を追いかけてきた。でもあの人の28歳の頃に、自分は全然追いつけていない」上司との差は、経験の差だと思っていた。同期との差は、配属された職場やプロジェクトの差だと思っていた。だけど、違う。それは、同じ経験や事象から、何を見つけ、学び取れるかの発見力の差だ

発想は「発散と収束」でなく、「発見・選択・探求・組合せ」から生まれる

KJ法でもそうだが、せっかく面白いアイデアがあっても、ヒトはグルーピングという作業の中で、それらのトンガリを落とし、丸めていってしまう

◆発想力を鍛えるための3つの方法
1.「比べる」──例外と幅広、不変・変化と矛盾
2.「ハカる」──観る、カン、バラす
3.「空間で観る」──普遍化、事例、「JAH法」で深掘る

「お店で使われている割り箸をもらって、上野の合羽橋に行って。それで、まったく同じモノをまとめ買いしたらいくらになるか聞いてきてよ」合羽橋は飲食店関連商品のメッカ。あらゆる卸問屋が軒を連ねている。でも忙しかったFは当初、この指令をスルーした。翌週のミーティングで私は再度、指示。それでも、彼は「割り箸ごとき」と放置。数日後、私はついに「命令」する。「いますぐ、やれ」「やらなきゃクビだ」「期限は明日」翌日、彼が電話をかけてきた。声が上ずっている。「値段が4割も違いますよ!」

四つの視点とは、1.全体を比べ「矛盾」を見つけて掘る、2.広く遠く比べて「不変」「変化」を見つける、3.「例外」と比べて差を探る、そして4.「周縁」「その他」を探って比べる、だ

相関を離れた例外的事象にこそ、例外的に優れたチャンスが(もしくは危機が)潜んでいるはずだ。真のジャンプを望むのならば、そこから逃げてはいけない。リクルートの「Hot Pepper」だって、前身の「生活情報360°(サンロクマル)」(94年11月創刊)が全国で大苦戦している中で、唯一例外的に高成長・高収益を上げていた札幌版から学んで再創造されたものだ

「何かしたヒト」でなく、「しなかったヒト」を分析する

言葉(インタビューやアンケート)に頼らず、行動そのものに尋ねること

ヒトの価値観をハカるための、二つの問いがある。
・資源配分:そのヒトは何に一番、時間やお金を費やしているだろうか
・トレードオフ:そのヒトは何を選んで何を捨ててきただろうか

本当のプロは、ちゃんとハカっている。自分のカンを信じず、重さや厚さや味を、ちゃんとハカろうとする。人間の感覚が、実はいい加減だとわかっているからだ

————————————————
『発想の視点力』日本実業出版社 三谷宏治・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534045972
————————————————

◆目次◆
はじめに 問いも答えもそこにある
第1章に進む前に ミューラー・リヤの逆襲
第1章 隠れた問題や答えを発見する「比べる」視点
01 ちゃんと比べることから大発見──割り箸から見えたビジネスチャンス
02 比べる視点1 全体を比べ「矛盾」を発見する
03 比べる視点2 広く遠く比べて「不変」「変化」を発見する
04 比べる視点3 「例外」と比べて差を探る
05 比べる視点4 「周縁・その他」を探って比べる
06 比べる視点の使い方:顧客分析
07 比べる視点の使い方:自己分析
08 比べる視点を育てるミニトレーニング
第2章に進む前に デルブフの必然
第2章 事実をちゃんと見る「ハカる」視点
09 ちゃんとハカることから大発見 ミッシング・マーケット
10 ハカる視点1 人は行動を観てハカる
11 ハカる視点2 未来はカンを定量化する
12 ハカる視点3 バラしてつなぎ直す
13 ハカる視点の使い方:トヨタと高級腕時計
14 ハカる視点を育てるミニトレーニング
第3章に進む前に フシギの真の姿
第3章 本質を見抜きアイデアを再創造する「空間で観る」視点
15 アイデアを普遍化する「コップ問題」の本当の答え
16 空間で観る視点の使い方:商品コンセプト展開
17 空間視点を育てるミニトレーニング
終章 「発見する目」の育て方
18 職場で──パス・サッカーと人類学者
19 研修・学校・学ぶ場で──あえて曖昧な問題を出す
20 家庭から学ぶ──発想の原点「自ら問う姿勢」を作る
おわりに

[エラー: asin:4534045972 というアイテムは見つかりませんでした]