2012年5月10日
『一瞬で大切なことを伝える技術』三谷宏治・著 Vol.2850
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【一瞬でデキる人に変わる「重要思考」とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761267933
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以前、勤めていた部下から、こんな質問をされたことがあります。
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部下「土井さんはどこに赤ペンを引いているのですか?」」
土井「バカ、ビジネス書なんだから儲かるところに決まってるだろ」
部下「儲かるところってどうやって見極めるんですか」
土井「将来の決算書に影響があるかどうかで見るんだよ。損益計算書でいえば、売上高、売上原価、販売費及び一般管理費にプラスの影響がありそうかどうかだよ」
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この答えを聞いて、部下は「なるほど」と言っていましたが、本当に理解してもらえたかどうかはわかりません。
ビジネスにおいて「重要」というのは、儲かること。この言葉に抵抗があるなら、「相手に与える価値」と「コスト」のバランスが重要だと言い換えてもいいでしょう。
これがわかっていない社員は、上司に「報連相(ほうれんそう)」した時に、ボロが出ます。
伝える内容の軽重がわかっていないと、「ビジネスセンスのない奴」と思われてしまうのです。
本日の一冊は、この「重要なこと」にフォーカスし、いかに伝えるかを説いた、実践的な一冊。
4月の啓文堂書店のダービーで「ビジネス書大賞」に輝いた、三谷宏治さんの『一瞬で大切なことを伝える技術』です。
著者の三谷宏治さんは、かつてボストン コンサルティング グループやアクセンチュアで戦略コンサルタントとして活躍した人物。
PTA会長をやってみたり、ペンギンの本を出してみたり、著者としてはブレがある印象で、これまで食指が動かなかったのですが、先日かんき出版の営業Aさんからのゴリ押しで見本を渡され、読んでみたら大当たりでした。
本書が説く、「一瞬で大切なことを伝える技術」というのは、著者オリジナルの「重要思考」のこと。
本書によると著者は、この「重要思考」を、かつて勤めていたBCGやアクセンチュアの後輩たちにも教えていたそうです。
では、その「重要思考」とは何なのか。
それは、「重み」と「差」の2点から考える思考法のことです。
著者曰く、<たいてい、ヒトは「差がある」ところしか考えません。不思議なことに「ダイジかどうか」がいつも抜けているのです>。
だから、まずは伝える際に、「重要かどうか」を考える。重要だとわかったら、差を伝える、というようにステップを踏めばいい。
この「重要思考」を、「考える」「話す」「聴く」「議論する」の4フェーズで使いこなせるよう解説したのが、本書『一瞬で大切なことを伝える技術』です。
現在ベストセラーとなっている『「超」入門 失敗の本質』のなかに、<目標達成につながらない「勝利」の存在>というのがありましたが、まさに「重要思考」が欠如していると戦いにも敗れてしまう、といういい例だと思います。
勝利するために、最も重要なところにフォーカスする。その上で議論を重ねる。
確かにタイトル通り、一瞬で大切なことが伝わる内容でした。
まだ読んでいない方は、ぜひチェックしてみてください。
なお、明日から本書のDVD版『DVD 一瞬で大切なことを伝える技術 プレミアム版』が発売になるそうですので、著者の講演に興味のある方は、こちらもチェックしてみるといいと思います。
※参考:『DVD 一瞬で大切なことを伝える技術 プレミアム版』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761225033
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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会話の中で○○マトリクスや□□分析やピラミッドストラクチャーなどは使いこなせません
『重要思考』=「重み」と「差」
◆一瞬で大切なことが伝わる会話・議論への4ステップ
1.言いたいコトをはっきりさせる(重要思考で考える)
2.言いたいコトを相手に伝える(重要思考で伝える)
3.相手が言いたいコトを理解する(重要思考で聴く)
4.相手とちゃんと会話・議論する(重要思考で伝え合う)
日常におけるロジカルの超基本とは、もっと単純です。それはまず「塊」と「つながり」がはっきりしていることなのです
ヒトは「程度」が大ざっぱです。それを、はっきりさせましょう。程度の問題は数字で言い切れれば、一層はっきりします。定量化、ですね。さらにこれらは、どこの国での話なのでしょうか。日本、アメリカ、それとも世界全体のこと? 「範囲」を、はっきりさせましょう
「うちの部品調達コストは他社より1割安い」としましょう。「差」はたった1割です。でも、そのビジネスの全コストのうち、部品代の占める「重み」はどうでしょう。もし6割あるとしたら、それはとってもダイジです
『重要思考』とは、ダイジなところで差があるか、と考える方法です。それだけです。でもたいてい、ヒトは「差がある」ところしか考えません。不思議なことに「ダイジかどうか」がいつも抜けているのです
ビジネスの現場において、最終的に存在するのはコストと付加価値だけです。どれだけの価値をビジネスの相手に、どれだけのコストで届けられるのか。だとすれば、そのコトがダイジかどうかはその付加価値やコストでの「重み」でハカれます
塊ごとに短めに区切ることが、口頭で理解してもらうには必須です。なので短冊一枚一枚を、読みながら渡す感じで、丁寧に話しましょう
上司への報連相に、もし上手下手があるとすれば、それはどれだけのことを伝えられるかではなく、どれだけのことを捨てられる(伝えない)かにあります。だから「1分で話す!」ことを自分に課してください
『重要思考』の超基本は、塊とつながりを明確にする、でした。実はもう1つ大前提があります。それは論理と感情を分ける、事実と推測を分ける、ということです
ほめる、には極意が2つあります。1つは他(自分とか)とちゃんと「比べる」こと。もう1つは、「相手のダイジなところ」でほめること、です。ほめるとは、『重要思考』そのものなのです
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『一瞬で大切なことを伝える技術』三谷宏治・著 かんき出版
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◆目次◆
Prologue ロジカルに伝える最強の技術、『重要思考』
Step1 言いたいコトをはっきりさせる
Step2 言いたいコトを相手に伝える
Step3 相手の言いたいコトを理解する
Step4 相手とちゃんと会話・議論する
上級編 『重要思考』でほめる・つなぐ・ファシる・決める
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