『新版 バブルの物語』 ジョン・K・ガルブレイス・著


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【バブルの教訓】
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本日の一冊は、ベストセラーとなっている『大暴落1929』の後に書かれた、ガルブレイスによるバブル論。

※参考:『大暴落1929』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822247015/

有名なチューリップバブルの話や、1987年の暴落など、前著に出ていない話も網羅しており、広く人間の投機的行為を論じています。

冒頭から驚かされるのは、「陶酔的熱病のエピソードは、それに参加している人々の意思によって、彼らを富ましている状況を正当化するために、守られ、支えられる」という指摘。

これはつまり、人間が欲にかられて投機行為に出た場合、他者の忠告など売れ入れる余地はない、ということ。

だからこそ、人々は同じ過ちをおかし続ける、というバブルの本質が、この一文からだけでも伝わってきます。

バブルが「てこ」の再発見により起こるということや、崩壊前には極度の楽観主義がはびこる、という点は類書と同じですが、秀逸だと思ったのは、「あらゆる投機的エピソードには、金融の手段または投資機会について一見新奇で大いに儲かりそうなことを発見して得意になるという面が常にある」という指摘。

新奇の儲け話やノウハウを求める風潮がいかに愚かか、考えさせられる話です。

知性を持って正しく「疑う」ために、読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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陶酔的熱病のエピソードは、それに参加している人々の意思によって、彼らを富ましている状況を正当化するために、守られ、支えられる

投機は、商業もしくは金融の分野で何か一見新しいと思われるものに対して大衆的な想像力が定着する時に起こるものである

知性は金との結びつきに由来する。富が瓦解し消滅すると、彼は容赦ない罵倒を浴びた逃亡者となった

金融上の革新とは、いつものことながら、「てこ」の驚異が再発見されたこと

暴落が起こると、結局のところは、前には天才だと考えられていた人たちの精神的・道徳的なひどい欠陥が見つけ出され、そうした人たちは、忘却の彼方に沈むだけならまだましな方で、ひどい場合には、世間から誹謗されたり、投獄されたり、自殺したりした

ただ一つ見落とされていたのは、こうしたプロセスが逆の方向に動くとすればどうなるか、ということだった

株価が上昇するだろうとの期待によって株価は上昇したのであり、この期待から生まれる買いによって期待が実現された。こうした期待はやがて不可避的に逆転する

或る大きな災厄の記憶が消え、前回の狂気が何らか装いを変えて再来し、それが金融に関心を持つ人の心をとらえるに至る、というまでには通常二〇年を要する

暴落の前には金融の天才がいるということはウォール街の最も古い通則であり、今後もこの通則が再発見されることになるだろう

価値下落が起きる直前には、万事うまくいっているとの保証が殊のほか強い、ということをすべての人は気付かなければならない

現実には、唯一の矯正策は高度の懐疑主義である。すなわち、あまりに楽観ムードがあれば、それはおそらく愚かさの表れだと決めてかかるほどの懐疑主義、そしてまた、巨額な金の取得・利用・管理は知性とは無関係であると考えるほどの懐疑主義である

興奮したムードが市場に拡がったり、投資の見通しが楽観ムードに包まれるような時や、特別な先見の明に基づく独得の機会があるという主張がなされるような時には、良識あるすべての人は渦中に入らない方がよい。これは警戒すべき時なのだ

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『新版 バブルの物語』ダイヤモンド社 ジョン・K・ガルブレイス・著
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◆目次◆

訳者まえがき――新版に寄せて
日本版[一九九一年版]への序文
序言
1.投機のエピソード
2.投機に共通する要因
3.古典的なケース1 チューリップ狂、ジョン・ローとロワイヤル銀行
4.古典的なケース2 サウスシー・バブル
5.アメリカの伝統
6.一九二九年の大恐慌
7.再び一〇月がやって来た
8.教訓は歴史から
出典ノート
訳者あとがき[一九九一年版]

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