2008年4月30日
『幸福の迷宮』アレックス・ロビラ・著、フランセスク・ミラージェス・著
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【『Good Luck』著者の最新作】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777109518
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本日の一冊は、日本だけで170万部を超えた驚異のベストセラー、『Good Luck』の著者による最新作。
※参考:『Good Luck』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591081451/
33歳にして独身、仕事で何かを成し遂げたわけでもなく、思い出に残るような恋愛もしたこともない、主人公のアリアドナが、嘆きの森に立ち入り、「幸福の迷宮」に迷い込んだところから話は始まります。
人生の意味を見失った者が迷い込むという「幸福の迷宮」。主人公のアリアドナは、その迷宮の出口を探すべく、さまざまな質問や課題に挑戦していきます。
そのチャレンジの道程には、挑戦することを放棄し、迷宮から抜けられなくなってしまった者、できない言い訳を探す者、社交性を失った男など、さまざまな人物が登場します。
そしてただひとり、アリアドナだけが、周りの助言を受けながら成長し、迷宮から抜け出す。そんなストーリーです。
前作に比べ、登場人物の落ち方が中途半端なのと、やや教訓じみた内容なのが気になりますが、幸福になるための条件を楽しく学べる、という点で意味のある本だと思います。
自分の人生の棚卸をする意味で、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「どの宝くじも、買う人によって値段がちがうのさ」
「もちろん番号なんてないよ」
「だって、ぜんぶ当たりなんだから!」
「人生の意味は人それぞれみんなちがうもんです。だからみんな、
それぞれのやり方で出口を探すわけですな。私は、蝶が道を教えて
くれるのを待っているわけです」
「お前は何者だ?」
扉を抜けるにはこの問いに答えなくてはならない
「たくさんの人たちが<幸福の迷宮>で迷ってしまっているのは、
愛を与え、愛を受ける秘訣を忘れてしまっているからなのよ」
「この銀行では許すことと、時には沈黙する術と、人の好意に報い
る方法を知るということを高く査定しているの」
「この三段の階段は、人の頭の中と同じだから、お掃除しなくちゃ
いけないの。一段目は、自分が他人を分かっているっていう考え。
つまり偏見のもとね。二段目は、他人が自分を分かってくれている
はずだっていう考え。つまり恐怖や欺瞞、誤解のもと。三段目は、
自分が自分を分かっているという考え。このせいで、落ち込んでみ
たりなにかを問題視してしまったりするのよ。本物の幸せな人生を
手に入れるには、ときどきこの『ものの見かたの三ステップ』をお
掃除してあげるといいの」
「幸福になる途中で出会う障害物は、ほとんどがただの幻にすぎな
いんだ。あなたが障害物だって思っているだけなのですよ。つまり、
恐怖心ということですな」
「君の窓がどんなに小さくたって、空はいつだって広いんだ」
「過去には君の未来が描かれているんだよ」
「生まれるためには、まず死ななくてはいけないんだよ」
「恐怖は必要なものを見つけるための手段」
「幸せとは、選ぶことを恐れず生きること」
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『幸福の迷宮』アレックス・ロビラ・著、フランセスク・ミラージェス・著
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◆目次◆
1.嘆きの森
2.迷宮の壁
3.真実の口
4.愛の銀行
5.夢なしの宿
6.迷宮カフェ
7.ある宇宙飛行士のこと
8.混乱の井戸
9.ピグミーの洞窟(ルビ…どうくつ)
10.畝の男
11.過去からの予知
12.流砂
13.蝶の道
14.月の遊牧民たち
15.人生の検札係
16.鳥まねき
17.ウェイターの秘訣
18.光の蝶の最後の飛行
19.最後の質問の家
20.迷宮のまん中
21.人生のビッグ宝くじ
22.エピローグ
迷宮のまん中へたどり着くためのヒント
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