2008年8月27日
『分析力を武器とする企業』 トーマス・H・ダベンポート、ジェーン・G・ハリス・著
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【先端的データ解析で競争優位を】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822246841
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本日の一冊は、『ブルー・オーシャン戦略』に次ぐハーバード・ビジネススクール・プレスのベストセラーということで、発売前から期待が高まっていた一冊。
※参考:『ブルー・オーシャン戦略』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270000708/
「先端的なデータ解析が競争優位を生み出す」という、興味深い切り口で、分析力に優れた企業の事例を多数紹介し、そこから今後の競争力の源泉を明らかにしていこうというものです。
本書の背景にあるのは、競争で生き残る企業の秘密は、たいていの場合、業務プロセスか意思決定のどちらかにある、という仮説。
マネされやすいものは競争優位につながらないわけですから、当然と言えば当然なのですが、それを全社的に取り組んでいるかと言われると、厳しいものがあります。
序文で、ハラーズ・エンターテインメント会長、ゲイリー・ラブマンが述べていますが、こと経営に関するかぎり、合理的期待仮説は当たらない。むしろ「ごく簡単な分析手法を使うだけで、利益を増やすチャンスはあちこちに転がっていた」というのが真実のようです。
今やテクノロジーの進化によって、企業が収集できる情報は量・質ともに飛躍的に増大しています。
だとすれば、後はそれをどう分析し、意思決定につなげるか。本書が提供しているのは、まさにその視点と分析手法なのです。
なお、著者によると、「金融サービス、旅行・運輸、ゲームやエンターテインメントのように膨大な取引データが発生する業種では、分析力を発揮する余地が大きい」のだそうです。
自社の経営に、新たな競争力「分析力」を導入したい経営者は、ぜひ読むことをおすすめします。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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<ハラーズ・エンターテインメント会長、ゲイリー・ラブマン>
こと経営に関するかぎり、合理的期待仮説に関する私の予想はまったく当たらなかった。ごく簡単な分析手法を使うだけで、利益を増やすチャンスはあちこちに転がっていたのである
常に最高のアイデアを出すことができてこそ、経営者は経営者の名に値する。ハラーズの株主はありがたいことにずいぶんと私を信頼してくれているが、ほんとうは信頼に値するのは、あちこちからデータを集め、持続的な成長を生み出す最高のアイデアを提出してくれる私のチームである
<ここから本文>
どんな会社も、競争で生き残るには、何かしら「これ」という強みを備えていなければならない。そうした際立った特徴は、たいていは業務プロセスか意思決定のどちらかに関係がある
利益率の高いありがたいお客さまを判別し、そうした顧客に的を絞ってサービスを強化すればよい
コスト情報がきちんと把握できるようになって、サービスごと、顧客セグメントごとの収益性が明確になった
CRMやSCMに成功している企業は、業績もいいことが多い
プライシングつまり価格設定も、分析力を発揮する余地がきわめて大きい分野
ベスト・バイは五年かけてアメリカ六〇〇〇万世帯のデータを収集し、顧客を八つのセグメントに分類。そして、セグメントごとにど
うすれば最もうまく顧客の心をとらえることができ、一店舗あたりの売上高を最大化できるかという研究に着手した
ハラーズでは誰が来ているかを常時把握しているし、その人がいつも何で遊ぶか、何時間ぐらいカジノにいるか、いくらぐらい使うかといったことも知っている
パーソナライゼーションは、差別化を図るカギ
分析力を武器にする決め手は社員の意識改革にある
分析結果などの情報を顧客やサプライヤーに提供する傾向は、今後ますます強まる
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『分析力を武器とする企業』トーマス・H・ダベンポート、ジェーン・G・ハリス・著
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◆目次◆
第一部 分析力を武器とする企業
第一章 データ分析で競争に勝つ
第二章 こんな企業が分析力を武器にしている
第三章 データ分析を業績に結びつける
第四章 社内へデータ分析を活用する
第五章 社外へ向けてデータ分析を活用する
第二部 分析力を組織力にする
第六章 分析力活用のためのロードマップと組織戦略
第七章 分析力を支える人材
第八章 分析力を支える技術
第九章 分析競争の未来
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