2010年5月13日
『上手な人の採り方・辞めさせ方』内海正人・著vol.2122
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【これまた紹介しづらい…】
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以前、『トラブルにならない社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方』を紹介した際、ものすごい反響をいただきましたが、本日ご紹介する一冊は、さらに刺激的な一冊。
※参考:『トラブルにならない社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方』
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年間150社を指導している人事コンサルタントの内海正人さんが、採用と解雇について、実務面でのうまいやり方を教えてくれる、経営者必読の内容です。
著者がこれまで見聞きしてきた労使間のトラブルを検証しながら、労働基準法の基本や、会社が損しないための対策、さらに問題社員を雇わないための採用のノウハウまで、じつに細かく論じています。
類書と比べ、採用面接のノウハウが詳しく、面接の際、第一印象をどう判断するか、法に抵触しない範囲でプライベートの何をどう聞き出すか、理想的な来社時間、職務経歴書、志望動機の判断方法など、ほぼあらゆる点を網羅しています。
・退職理由に共感を求める応募者は要注意
・やる気があるのはスキルが乏しいことの裏返し
など、採用担当が留意すべき点がきちんと明記されているので、面接時のチェックリスト作成にも威力を発揮するでしょう。
また、昨今の不景気で業績が悪化した企業にとっては、減給や解雇の手続きも書かれているため、即・役立ちます。
これから面接試験を受ける求職者にとっても役立つ視点が満載なので、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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まずは、会社の状況を社員にもっと伝えるべきでしょう。
危機感を持たせすぎることはいけませんが、現実を客観的に知らせ、現状を理解させる努力が必要です
仕事を分解すれば見えてくるものがあります。それは「標準化」です。
ここでは、特定の人に依存しない仕組みを作るために仕事の分解を行い、そして、特定の人に頼っていた業務を多くの人が標準的にこなせるようにするのです
◆離職率の高い会社の2つのパターン
1.夢ばかり見せる会社
2.金ばかり見せる会社
「会社の魅力がわからない」人が採用責任者であったら、条件で割り切ってしまう人が集まってしまいます
人は気持ちの中で「採用」を決めたら、聞かなくてはならないことを落としてしまう可能性が大きい
最近多いのは「心の病」で働けない期間があることがあります。
そのときは回復状況を必ず確認してください
人間関係の問題で退職を余儀なくされた場合、自分自身の問題点を自覚していないケースが多く見受けられます。
そして、人間関係の問題で退職した人を入社させた場合、同じ問題で当社も退職する可能性があるのです
退職理由に共感を求める応募者は要注意
◆労働基準法第91条(制裁規定の制限)
就業規則で、労働者に対して減給の制裁を定める場合においては、その減給は、1回の額が平均賃金の1日分の半額を超え、総額が1賃金支払期における賃金の総額の10分の1を超えてはならない
就業規則に降格理由を明記する
就業規則は「会社の業績を上げる」ために作られなければならない
会社は、社員を安定させてはいけませんが、安心を与えないといけない
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『上手な人の採り方・辞めさせ方』
クロスメディア・パブリッシング 内海正人・著
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◆目次◆
序章 採用・辞めさせる前に、考え直すべきこと
第1章 上手な人の採用とは?
第2章 上手な給料の上げ方・下げ方
第3章 上手な人の辞めさせ方
第4章 人事・労務で会社が伸びる
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