2008年8月8日
『一番になる人』つんく♂・著
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【つんく♂のプロデュース哲学】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763198203
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本日の一冊は、「シャ乱Q」時代に「シングルベッド」でミリオンセラーを飛ばし、その後プロデューサーとして「モーニング娘。」の大ヒットを手掛けたつんく♂が、そのプロデュース哲学を語った一冊。
大阪商人の息子として育てられ、祖父や祖母に教わった教訓、下積み時代に自らつかみ取った勝利の方程式、そしてプロデュースで成功する秘訣まで…。
ヒットを出し続ける著者が、どんな想いで生き、作品に取り組んできたのか、その軌跡が垣間見れる作品です。
大ヒット曲「シングルベッド」を発想したときのシチュエーション、ヒット商品が口コミで広がるメカニズム、プロデュースで成功するための意外な視点…。
およそモノ作りに携わる人なら、誰もが読んで参考になるヒントが満載です。
また、いち仕事人としてのつんく♂がどんな人生哲学を持ち、仕事に取り組んできたのか、という点も、読み応えがあります。
他人が面倒くさがる仕事をやる、自分の満足を大衆の満足と勘違いしない、一宿一飯の義理を忘れない。
いずれも人として当たり前のことながら、なかなかできないことばかり。
自分の夢を語るだけでなく、人としてどう生きるべきかが大切。
本書は、そんなことに気づかせてくれる一冊です。
音楽の話だから…と敬遠することなく、ぜひ読んで欲しい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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何をやっても、けっして一番になれなかった僕は、いわゆる一番の人たちを研究してみたのです
有線放送で一番になる。全国の有線放送で、「シングルベッド」が流れる。CDができあがったとき、そんな妄想を頭に描きました。
それからほぼ毎日のように、全国の有線放送会社に、「シャ乱Q」のメンバー全員で、電話をかけまくったのです
妄想を抱くことから、ほんとうの人生は始まる。いや、もっといえば、妄想を抱かないかぎり、大きな仕事は成し得ない
カリスマと呼ばれる人は、ただのプロとどう違うのか。それは最後のひとさじ加減が決定的に違うのです
僕自身はというと、「白馬に乗った王子さま」どころか、どちらかといえば、三枚目寄りの人間です。そんな男がカッコいい詞を書こ
うなんて、前提から間違っている
いつも使っているもの、使っている言葉という日常的な要素に、少し新しい要素を付け加えることで、これまでにない視点を与える。
そうすることで毎日が元気になり日常が新鮮に感じられる。そういうものがヒットするのです
「津軽海峡冬景色」「UFO」など、優れた歌詞の九割は一枚の写真からできています
女目線の歌を僕は何百曲もつくっていますが、その場合は、「こんな女の子がいたらかわいいな」と理想の女性を想定して書くことが多い
必死で研究した結果、見つけ出したのは、リズムでした
ヒット商品というのは、最初から多くの人にウケるのではなく、嗅覚の優れた一部の人たちが騒ぎはじめ、口コミによって広がってい
くケースが非常に多い
人が面倒くさがる仕事がいちばんやりがいがあって、楽しく、報酬もでかい。得られる信用も絶大である
最後の一人になるまで、鉄棒にぶら下がる。そういう人が「一番になれる」のだと思います
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『一番になる人』つんく♂・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763198203
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◆目次◆
はじめに
第一章 妄想力の強い人になれ!
第二章 好きなことに没頭する人になれ!
第三章 売れる理由を考え抜く人になれ!
第四章 損して徳とる人になれ!
第五章 勝負パンツを毎日はく人になれ!
第六章 川の流れに沿って生きる人になれ!
エピローグ
おわりに
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