2008年10月29日
『スティーブ・ジョブズの流儀』リーアンダー・ケイニー・著
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【現場で見たスティーブ・ジョブズの素顔】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270004215
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本日の一冊は、アップルを12年以上にわたり追い続けてきた記者兼編集者、リーアンダー・ケイニーによるスティーブ・ジョブズ論。
スティーブ・ジョブズのアップル創業伝説や、悲劇の失脚、カムバック後の奇跡は、数多くの本で語られていますが、本書がフォーカスしているのは、仕事人としてのスティーブ・ジョブズ。
ジョブズが現場でどんな指示を与えていたのか、どうやって部下の心に情熱を与えたのか、創業から今まで、ジョブズを支えてきたメンバーが、明らかにしています。
「失敗を覚悟で挑み続ける、それがアーティストだ」
「フォーカスとは『ノー』と言うことである」
など、おなじみの名言も収録されており、興味をそそりますが、本書の中でとりわけ貴重なのは、アップルで一緒に働いていた優秀なスタッフの仕事哲学と、彼らがジョブズに言われた言葉、受けた叱責でしょう。
OSXの新しいユーザー・インターフェースを作り、「アップルで三ケタの知能指数が証明されたのはこれが初めてだ」と褒められたラツラフ、「残る一生ずっと砂糖水を売っていたいですか、それとも世界を変えたいですか?」と挑発され、経営に参画したペプシコの元社長、ジョン・スカリー。
いずれのエピソードもジョブズらしさが出ていて、興味深く読むことができます。
製品にも人材にも一切の妥協を許さないスティーブ・ジョブズ。その根っこにある思想を知る意味で、本書は貴重な資料だと思います。
自分のチームを精鋭集団に変えたい人に、また仕事につながるいい刺激を受けたい人に、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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スティーブ・ジョブズは一九五五年二月、未婚の大学生カップルの子としてサンフランシスコで生を受け、生後一週間もたたないうちに養子に出された
一九八五年、ジョブズは非生産的で手に負えないという理由でアップルから事実上追放される。当時のCEOジョン・スカリーとの権力闘争に敗れた彼は、解雇される前に職を辞した
ビジネス界には不向きだった彼の特質や素養が、消費者向けデバイスの世界にはうってつけとなる。工業デザインへの執着、広告宣伝の熟知、シームレスなユーザー体験へのこだわり、それらが一般大衆にハイテクを売るさいには重要なのである
製品の数を減らしたことは経営面で功を奏した。製品が減ると在庫が減り、それが会社の利益にすぐに効果を及ぼした
「機能過多」を避けるため、ジョブズは徹底した選択と集中にこだわる
フォーカスとは、他人がみんなイエスと言っているときに自信をもってノーと言うことでもある
ジョブズはつねにユーザー体験を重視した
ルーマニアの彫刻家コンスタンチン・ブランクーシが言っている。「簡潔さとは複雑さを研ぎ澄ましたものである」
多くの企業にとって素材・材料は製造工程における付け足しのようなものである。だが、アイブらのチームは素材を何よりも優先させる
ジョブズは、大勢のエンジニアやデザイナーの寄り合い所帯よりも少数精鋭の「Aチーム」のほうがよほど有能だと考えるエリート主義者である
ピクサーでは監督も脚本家もスタッフもみんな給料制の社員であり、莫大なストックオプションを付与されている
ジョブズは最高のプロダクトピッカー
アップルはみずからを、そしてユーザーたちを人類史上最も著名な指導者、思想家、芸術家たちに肩入れさせたのである
製品計画が事前に知られていたら、これほどの注目は浴びないだろう
アップルという会社には贅沢というものがほとんど見当たらない
イノベーションに関しては、ジョブズはピカソの有名なせりふをよく引用する。「すぐれた芸術家はまねる。偉大な芸術家は盗む」
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『スティーブ・ジョブズの流儀』リーアンダー・ケイニー・著
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◆目次◆
序 章
第1章 フォーカス 「ノー」が救ったアップル
第2章 独裁 アップルのワンマン・フォーカスグループ
第3章 完全主義 プロダクトデザイン、卓越性の追求
第4章 エリート主義 Aプレーヤー以外の能なしは去れ
第5章 情熱 宇宙をへこませる
第6章 発明欲 イノベーションはどこからもたらされるのか
第7章 ケーススタディ iPod誕生の経緯
第8章 トータルコントロール 一から十まで
謝 辞
訳者あとがき
原 注
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