『超訳ブッダの言葉』 小池龍之介・編訳 vol.2402


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【今度は『超訳ブッダの言葉』?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887599587
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本日の一冊は、ベストセラー『超訳ニーチェの言葉』、待望の続編。

※参考:『超訳ニーチェの言葉』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488759786X

今年は、手塚治虫の『ブッダ』も映画化されるということで、大いに盛り上がりそうですが、本書は、そのブッダの教えを手っ取り早く学ぶのに最適な一冊。

ベストセラー『考えない練習』の著者、小池龍之介さんが編訳を担当されるということで、これまた話題になりそうです。

※参考:『考えない練習』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093881065

ご存知の通り、ブッダは自分の言葉を書き残さなかったため、本書は、直弟子たちが暗記・暗唱して伝えられてきたとされる古い経典がもとになっています。

『超訳ニーチェの言葉』同様の「超訳」なので、原典に当たりたい方は、小池氏が参考にしたという『小部経典』『中部経典』『長部経典』『相応部経典』『増支部経典』あたりを参考にするといいでしょう。

岩波文庫から出ている『ブッダのことば』もおすすめです。

※参考:『ブッダのことば』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003330110

ブッダやその弟子たちの考えに従えば、教えを文章化すること自体、避けるべきことなのでしょうが、それ以外に知る術のないわれわれとしては、本書や類書を読んで、理解するよう努めるほかはないでしょう。

ブッダの言葉の優美さがやや失われている感がありますが、現代人にわかりやすい言葉で書かれているのは助かります。

人間関係を円滑にし、心の平穏を保つために、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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他人の怒りを前にしたとき君がいち早く気づくべきは、君自身の心まで怒りに染まりそうになっていること。それに気づいて落ちつくように

悪口を言われない人はいない

誰かが君に怒りをぶつけて攻撃してきたとするなら、それは相手が君を、怒りという毒を盛った料理のディナーに招待しているようなもの。もしも君が冷静さを保ち、怒らずにすむなら、怒りという名の手料理を受け取らずに帰れるだろう。すると怒っている人の心には、君に受け取ってもらえなかった毒料理が手つかずのまま、どっさり残る。その人はたった独りで怒りの毒料理を食べて、自滅してくれるだろう

君以外の誰も君を傷つけない

相手の悪(あやまち)ではなく、自分の内側を見よ

「自分の」。「他人の」。このふたつを君が忘れ去ったなら、仮に何も持っていなくても、しあわせな心でいられるだろう

批判も賞賛も同じ心で

人と張り合わない

論争の誘いに乗らない

非難でも賞賛でもなく、法則を語る

欲しくて欲しくてたまらない相手をつくらないように。欲しくて欲しくてたまらない相手が、君の思いどおりにならないとき。とりわけ、その相手をいつか君が失わねばならぬとき。そのとき、君の心には激痛が走るだろうから

自分に与えられているものを見る

財産を他人と自分のために惜しみなく使う

自分より性格の良い友を持つ

借金を踏み倒す人を友としてはいけない

ケチな自分を乗り越える

頭を混濁させる小ざかしい知識のフィルターを離れて、ものごとをありのままに感じるように

他の生き物もまた、自分と同様、自分を愛しく思っていることを知る

善業は、未来の君にとっての、ただひとつの財産となる

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『超訳ブッダの言葉』 小池龍之介・編訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887599587

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◆目次◆

一 怒らない
二 比べない
三 求めない
四 業を変える
五 友を選ぶ
六 幸せを知る
七 自分を知る
八 身体を見つめる
九 自由になる
十 慈悲を習う
十一 悟る
十二 死と向き合う

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