2011年8月11日
『ゲームの変革者』 A・G・ラフリー、ラム・チャラン・著 Vol.2577
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【世界帝国P&G、イノベーションの秘密】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453231450X
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本日の一冊は、P&GのCEOを務めたA・G・ラフリーと、世界的経営コンサルタントで『経営は「実行」』などのベストセラーを持つラム・チャランが、イノベーションについてまとめた一冊。
※参考:『経営は「実行」』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453231657X
最近は、『スティーブ・ジョブズ驚異のイノベーション』が話題になっていますが、実務家が読むなら断然この『ゲームの変革者』をおすすめします。
※参考:『スティーブ・ジョブズ驚異のイノベーション』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822248569
アリエール、ファブリーズ、SK-II、プリングルズ…。
数多くのヒット商品を生み出し、世界市場を席巻してきたP&Gのイノベーションの秘密が一冊にまとめられた、貴重な一冊です。
かつて『発想する会社!』を書いたIDEOのトム・ケリーさんにインタビューをしたことがありますが、その際に氏が強調していたのは、イノベーションにおける「観察」の重要性でした。
※参考:『発想する会社!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/415208426X
本書『ゲームの変革者』に書かれているのは、まさにP&G流「観察」の技術。
同社がいかにして市場のニーズ、ウォンツをとらえ、商品や販売手法につなげていったか。
そのプロセスが垣間見える、じつに刺激的な一冊です。
P&G以外の事例についても分析が加えられており、イノベーションのケーススタディとしても有用です。
現在の日本のモノづくりに欠けているのは、品質でも技術でもない。お客様を理解する力だと思います。
本書はまさに、そのお客様を理解する力を学べる一冊。
世界に打って出たいビジネスパーソンには、ぜひ一読をおすすめします。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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P&Gの目標は、「二つの“真実の瞬間”」において消費者に喜んでもらうことだ。一回目は製品を購入するとき、二回目は製品を使うとき
イノベーションは、言ってみればコネクション、人と人とのつながりだ。だから、あらゆる人を巻きこむことにした。現役のP&G社員、OB、消費者、顧客、サプライヤー、「コネクト&ディベロップ(C&D)」による広範囲な提携先、競争相手にすら接触した
M&Aに依存せず持続可能な内部成長を遂げることを優先する
イノベーションに失敗するのは、新しいアイデアを探す能力に欠けるというよりも、適切な人とつながりをもてず、適切な対話ができないせいだと私は思う
低所得者層の女性は、洗濯を本当に真剣に考えている。新しい服を頻繁に買う余裕はないけれど、家族の身だしなみを整えることに並々ならぬプライドを感じているのだ
多くのインド人は、乾燥して埃が舞い、まぶしい陽の下で画面を見て、高温多湿で手が汗ばんで滑りやすい状態で使う(中略)このような条件をじっくりと観察したおかげで、望ましい機能が定まった。しっかりとつかめる、防塵機能つき、懐中電灯つき、偏光スクリーンつき
日本女性は、まつげが短くまっすぐなため、マスカラを使っていなかった。したがって、マスカラの需要はなかった。もしロレアルが市場の言うことをそのまま受け入れていたら、肩をすくめて、もっと売れそうな商品に目を移していただろう。だがロレアルは、まつげを長く見せカールさせるような特別なマスカラの開発に行き着いた。それがヒットした
私たちがターゲットとしているのは、市場規模が大きくて伸び率の高い、いわゆる「C」や「D」クラスの所得層
ピーター・ドラッカーは、「人口構造の変化が実りあるイノベーションの機会になる」と言っている。いつもながら、彼は正しかった。おかげでP&Gは、高齢化が進み、ますます豊かになっていく世界に新製品を提供できるのではないかと気づいた
買い物客は、一定の時間内で買い物をすませようと考えていることがわかった。まずは必要なものを買う。早く買い物が終われば、残
った時間をぶらぶらしてほしいものを探す。この事実を知った合同チームは、ゲストが必要なものを早く買えるように工夫を凝らした
サプライヤーも、イノベーションのアイデアを提供してくれる経営資源でありながら、有効利用が遅れているものの一つである。サプ
ライヤーが世界中に合計で五万人の研究開発のスタッフを抱えており、協力を惜しまないことにP&Gは気づいた
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『ゲームの変革者』A・G・ラフリー、ラム・チャラン・著 日本経済新聞出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453231450X
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◆目次◆
第1部 鳥瞰図を描こう
1.消費者がボス―成功するイノベーションの基盤
2.どこで戦い、どのように勝つか?
―イノベーション達成に目的と戦略が果たす役割
3.もっとも得意とするところを十分に活用する
―強みをイノベーションで再活性化する
第2部 イノベーションを実現する
4.イノベーションのための組織をつくる
―イノベーションを可能にする枠組みをつくる
5.イノベーションを日常業務に取りこむ
―アイデアの創出から市場展開まで
6.イノベーションのリスクを管理する
第3部 イノベーション文化
7.イノベーションは団体競技だ
―勇気溢れる人とつながりのある文化
8.リーダーの新たな仕事
―イノベーションと成長
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