『エグゼクティブ秘書の「気配り」メモ』佐藤直子・著 Vol.2567


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【日産の秘書が明かす気配り術】
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<人脈は「レイヤーアップ」させなければ意味がない>

これは、『抜擢される人の人脈力』という本のなかで、ヘッドハンターの岡島悦子さんが述べていたことです。

※参考:『抜擢される人の人脈力』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492043284

最近は、フェイスブックやツイッターなどにより、有名人とつながることは比較的簡単にできるようになりました。

しかし、一流の人間に認められ、真の人脈に転じるまでには、いくつかやらなければならないことがあります。

その一つが、気配り。

本日ご紹介する一冊は、その気配りのコツを、日産自動車で社長、会長の秘書を歴任する著者がまとめた一冊です。

エグゼクティブのハートをつかむコツ、電話だけで親しみを持ってもらう話し方、相手の依頼を断る時のポイント…。

職場で求められるマナーや気配りが、シンプルにまとめられていて、とても役に立ちます。

・「自分がいいと思ったから」は、ただの自分勝手
・お辞儀と一緒に言葉を発するのはもってのほか
・うわさ話には徹底して鈍感になる

などと言われてドキッとした方(僕もです)、ぜひご自身のマナーや気配りが妥当かどうか、本書で確認してみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「相手と違う」からこそ、よい関係を築ける

◆雲の上の人を理解するために、著者が心がけたこと
1.「この人をもっと理解したい」「もっと近づいて役に立ちたい」と思う
2.相手の仕事、振る舞い、考え方に「さすが」と感心する

エグゼクティブの前に立つときは、利き手である右手を上にして立ちます。利き手を上にして手を組むことで、相手に「いつでもお役に立ちます」という意思表示をするためと、実際に相手に何かを頼まれたり、ふと手を差し伸べたりするときは、利き手でなければ役に立てないからです。反対に、お客様の前では右手を下にして手を組みます

わたしがエグゼクティブの椅子に座るのは、エグゼクティブが、本当に仕事がしやすい環境なのかどうかをたしかめるためです

高い声より低い声のほうが、相手に安心感を与える

顔が見えない相手にも、実際に会っているつもりでコミュニケーションをとる

◆依頼を断る時
「お受けしたいのはヤマヤマですが……」と、次のチャンスに期待していただく

自分なりのペースで仕事ができるようになってきたと感じたときこそ、自分の行動が自分勝手になっていないかどうか確認しなくてはいけません

「自分がいいと思ったから」は、ただの自分勝手

頭を切り替えたり、次の相手に備えて戦略を考えたりする時間として、アポイントメント間は、30分は空けておくのが妥当

大きな急須を使えば、お待たせすることなく全員分のお茶を用意し、落ち着いてお客様をおもてなしすることができます

ほとんどの場合、エレベーターを最初に降りるのが主賓

廊下の真ん中はお客様のもの

お辞儀と一緒に言葉を発するのはもってのほか

うわさ話には徹底して鈍感になる

「あの人はなんでも知っているな」「あの人に話したら筒抜けだ」と思われている人に信頼して仕事を任せられるでしょうか

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『エグゼクティブ秘書の「気配り」メモ』佐藤直子・著 すばる舎
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◆目次◆

1章 「相手の立場で考える人」になる
~秘書の仕事に“独り善がり”は禁物~
2章 「先回りする人」になる
~秘書の仕事は“受け身”では務まらない~
3章 「見ていて気持ちよい人」になる
~気が利く人の外見、振る舞い~
4章 「自分も相手も心地よくさせる人」になる
~楽しむことで、相手にも喜んでもらう~
5章 エグゼクティブは気配りの達人
~エグゼクティブから仕事を通じて学んだこと~

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