2010年8月14日
『はとバスをV字回復させた社長の習慣』宮端清次・著 vol.2215
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【はとバスV字回復の秘密】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396613687
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最近は、乗り物好きの息子と一緒に近場に出掛けることが多いのですが、息子が好きなのは、電車ではなく、バス。
「なぜバスなんだろう?」と疑問に思っていたところ、バスは他の乗り物よりも目線が高くて気持ちがいい、ということに気づきました。
普段、小さくて世間から見下ろされている子どもにとって、見下ろすという体験は、それだけで格別なのでしょう。
観察力がないと、「電車もバスも同じ」と思ってしまいがちですが、よく見れは、どんな商品・サービスも、必ず固有の強みを持っているものなのです。
本日ご紹介する一冊は、その固有の強みを生かしてV字回復に成功した、はとバス元社長の、宮端清次さんによる一冊。
はとバスというと、みなさん、レモンイエローの車体で、相も変わらず古くさいツアーを企画しているというイメージがあるかもしれませんが、最近のはとバスは違います。
ホームページを見ると、建設中の東京スカイツリーをヘリコプターで遊覧するというとんでもないツアーや、2階建てのオープンバス、「オー・ソラ・ミオ」(笑)など、斬新な企画を次々と繰り出しています。
最近では、ニューハーフショーが見られる夜の東京ツアーも企画されており、驚くほどの変わりようです。
じつはこのはとバスの大変革を成し遂げたのが、本日ご紹介する、『はとバスをV字回復させた社長の習慣』の著者、宮端清次さん。
もともと東京都庁の職員として働いていた著者が、突然指名されて、赤字会社の社長になった。
それだけでもドラマ性がありますが、この著者、なんと4年連続の赤字を1年で黒字に、累積欠損金20億円を4年で解消したという手腕の持ち主なのです。
では、一体どのようにしてそれを成し遂げたのか?
本書ではそれを、「8つの習慣」としてまとめています。
バスに乗り込んで社長自ら挨拶をして回ったり、社内で禁句を作ったり、ひとつひとつは地味な活動ですが、それによって社内の意識が大きく変わりました。
結果、出てきた改善案は160にのぼり、同社はこれらを地道に解消することで、V字回復を実現したのです。
自らの事業を信じること、そして従業員を信じること。
謙虚で地道な著者の活動には、頭が下がると同時に、感動すら覚えます。
奇をてらったビジネス書が多いなか、経営の本流を教えてくれる、貴重な一冊だと思います。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ホテルや不動産賃貸事業の利益があったにもかかわらず、観光バス事業や子会社の海外旅行事業、料理飲食事業の赤字が大きく、グループ全体として経営危機に陥っていた
リストラはしないが、その代わりに全社員で痛み分けをしようと、社長3割、役員2割、社員1割という全社員の賃金カットに踏み切りました
700人の社員がいるということは、その後ろに1500人の家族がいるのです。合計2200人の人々が安心して生活できるようにしていくのが、経営者の大きな役割であり責任のひとつだということを教えてもらいました
トップはいつどこで誰が見ているかわからない。だからこそ明るく姿勢を正すことが大切である
トップは逃げ道をつくってはダメだ
企業の再建計画は、通常3年なり5年という単位で作りますが、初年度で計画目標を達成できなかった企業は、ほとんど倒産しています
どんな立派な社是や社訓、経営理念があっても、それを覚えていない、日頃実行もできていない。だから赤字になっているのだ
背伸びして届くようでは目標とはいえない
お客様への挨拶という習慣は、当初はお客さまに意外性を感じてもらうという狙いでやりはじめました。しかし、本社ではめったに顔を合わす機会がない運転士やガイド、添乗員に会えるという副次的な効果を得ることができました
経営危機になったとき、一番大事なのは悪い情報です。悪い部分を修正していかなければ改善はありえません
「愛されたことのない人間は、他人を愛することができない」といいますが、現場でお客さまに接している乗務員も同じことです。「会社から自分が扱われている以上には、お客さまを扱わない」のです
自分の車という意識を持つことが、整備や運転への責任につながり、安全の確保につながっていく
職場で絶対に使わない言葉を決める、ということです。私が絶対に使わない、と決めたのは「末端」「業者」「生き残り」の3語です
まず、バスガイドから出た「アイポイントを上げてはどうか」。アイポイント、つまりお客さまの視点を通常のバスより高くしたらどうか、という提案です。眺望がよくなるうえに、他のバスの乗客を見下ろすことができ、お客さまが優越感を味わえます
「はとバスなら」と思ってくださるお客さまの期待と信頼を裏切ることがなければ、そのお客さまたちは次第に「はとバスしか乗らない」とはとバスを選び、支持してくださるようになるはずです
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『はとバスをV字回復させた社長の習慣』宮端清次・著 祥伝社
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◆目次◆
1章 倒産寸前の社長に指名されて
2章 V字回復をもたらした8つの習慣
その1 最初に宣言する
その2 目標はシンプルなのがいい
その3 朝一番で現場に行く
その4 組織を逆ピラミッドにする
その5 NGワードを決める
その6 お客様第一主義の徹底
その7 苦情はラブレターと思う
その8 「選択と集中」よりも「絞り込み」
3章 リーダーはろうそくになれ!
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