2009年5月24日
『すごいリーダーは「脳」がちがう』苫米地英人・著
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【人を魅了する危険な技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861991986
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本日の一冊は、オウム真理教信者を脱洗脳した脳機能学のスペシャリスト、苫米地英人さんが、リーダーのための人心コントロール術を説いた、危険な一冊。
現在のような情報化社会になると、われわれは日々、洗脳の危険に直面しているといって過言ではありません。
リーダーたるもの、そういったリスクは前提として、人心を導いていかなければならないのです。
しかし、ただ単に理想を掲げても、人はついて来ません。
一体どうすれば、人々の心をつかむことができるのか。どうすれば周囲がついて行きたくなるような雰囲気を醸し出すことができるのか。
リーダーを目指す人なら、誰もが気になる、「人をひきつける魅力」。
本書には、この魅力を手に入れる方法が、「脳機能学」の視点から書かれています。
リーダーが持つべき能力として、「情報収集能力」「同調能力」「責任能力」の3つを掲げていますが、なかでも注目は、2番目の「同調能力」。
相手の持つ「臨場感空間」から自分の「臨場感空間」に導き、支配する方法を、かなり細かく書いています。
人を動かすスピーチ力を手に入れたい方、リーダーのオーラを手に入れたい方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆リーダーが持つべき3つの能力
1.情報収集能力 2.同調能力 3.責任能力
知識よりも情報を総括して高い視点から見る力、つまり抽象度を高くして見る力が必要です
世間では、臨場感についての認識が誤解されがちです。もっとも多いのが、人間が仮想空間に臨場感を持つためには、その仮想空間ができるだけ物理的現実世界に近くないといけない、と思われている
ことです
何らかのきっかけであなたがそのアイドルを可愛いと思わなくなったとしましょう。それはイコールあなたがそのアイドルを可愛いとは思わない世界に臨場感を持ったということです
リーダーとは、ある臨場感空間をコントロールできる者を指します。あなたがコントロールできる臨場感空間に、人々を引き寄せればいいのです
相手のリアリティをゆらがすには、「相手が今持っている臨場感空間を通常と異なるモーダルチャンネルで記述する」というのが原理です。モーダルチャンネルとは、外界からの情報が脳へと伝えるための接触点、いわば脳への入口のことです。人間では、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚に言語をプラスした六感となります
「脅し」によってつくり上げた臨場感空間では、支配を長期間維持することはできません
人間は生命の危機で膨らんだ恐怖に強い臨場感を持ちますが、嬉しい、気持ちいいといった快楽にも強い臨場感を持つ
基本的に、男性の場合は、視覚に訴えかけるのが効果的
女性の場合は、視覚よりも記憶に訴えかけてあげます。どういうことかというと、過去の気持ちいい体験を喚起させてあげるのです
従わせたい目的の抽象度は高く、コントロールする臨場感の抽象度は低くすること
強いプラーナを発すれば発するほどリーダーになりやすい
強いプラーナを発するには、いくつかの方法があります。その1つは、強いプラーナを発する人のそばにいることです
ゴールが強烈であればあるほど、劇的な変化を遂げられます。これはつまり、強烈なゴール、強烈な臨場感が人間を進化させるということです。真のリーダーとは、この過程を経て生まれるものなのです
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『すごいリーダーは「脳」がちがう』三才ブックス 苫米地英人・著
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◆目次◆
プロローグ オバマは真のリーダーなのか?
第1章 すごいリーダーの条件
第2章 すごいリーダーになるための心の準備
第3章 すごいリーダーに求められる発想の転換
第4章 人の心を掴むには
第5章 一目置かれる存在になる
第6章 すごいリーダーの責任能力
第7章 真のリーダーへの進化
エピローグ つくられたリーダー、オバマ
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