2008年2月23日
『お金・仕事に満足し、人の信頼を得る法』本多静六・著
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【明治の大富豪、本多静六の教え】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837921639
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本日の一冊は、日本初の林学博士として日比谷公園の設計などで活
躍、個人では山林、土地、株の売買などで巨万の富を築いた大富豪、
本多静六さんによる一冊です。
もともとは『自分を生かす人生』というタイトルで出ていたものを
再編集のうえ、改題したもので、内容的には本多静六翁の人生哲学
と処世の術をまとめたもの。
人間の幸不幸のカギを握る恐怖や退屈、嫉妬、被害妄想といった感
情にどう対処するか、自らの境遇をどうやって支配していくか、友
人やパートナーをどうやって選べばいいのか、じつに貴重なヒント
が記されています。
なかでも、「成功する人の頭と行動」と銘打たれた3章と、4章の
なかに登場する「人間関係で全く困らなかった私の”処世術”」は、
必読の内容です。
「”既往”は咎めず”成事”は説かず」「言葉を”選ぶ”人に大過
なし」「人を批判する時は必ず”代案”を出す」など、自己啓発書
を超えた実践アドバイスが本書の最大の魅力。
大富豪の思想と行動習慣を身につけたい人に、ぜひおすすめしたい
一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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健康でありさえすれば、水にも甘露の味があり、何を食ってもご馳
走となる。それを、一杯の飯を食い過ぎたばかりに、胃散やジアス
ターゼの厄介になるようでは、いかなる珍品佳肴も幸福とはならない
世の中には、鉄でつくった機械でさえも、使ってばかりいれば磨滅
するから、人も働き過ぎたり勉強ばかりしていれば、身体を壊して
しまうなどと、まるで人間と機械とを同じように考える人があるが、
それは根本的な誤りである(中略)生き物である人間は働けば働く
ほどかえって丈夫になるものである
元来貧乏ということは自分の欲しがるものが持てないということで
あるから、たとえ貧乏していても満足することを知り、自分の力量
を知って無理な望みを起こさず、何も欲しがらないでいる人はすで
に貧乏ではなく、富裕な人と同じである
人は自分の実行能力と自分の心持ちとにふさわしい生活を営む時、
もっとも完全な幸福に浸り得る
努力の”醍醐味”を知る人に不幸なし
人生最高の幸福は社会生活における愛の奉仕によってのみ生じる。
わかりやすくいえば他人のために働くことだ
人が真に幸福に生きるためには、退屈に対する忍耐力を養うことも
必要である
他人との比較で自分を疲れさせてはならない
見栄を捨て、生活をもっと合理化する
人生の成功と幸福は、青少年時代の汗の量に比例するものだ
◆良友を選ぶための3条件
1.その性質が純良誠実であること
2.何事か自分より優れた点のある人物であること
3.責任観念の強い、実行的な人
成功の秘訣を知る必要はない。なすべき一つひとつの瑣事に全力を
傾注することだけが彼を成功に導くだろう(ワナメーカー)
人は境遇に支配されてはならない。かえってその境遇を支配してい
く勇気が必要である
人に愛されようと思えば人を愛さなければならないし、自分が成功
しようと思えば、まず人を成功させてあげなければならない
人を使い、人を操る方法は、普通のことの八を譲り、もっとも肝要
なことの二を守る程度がよいと思う
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『お金・仕事に満足し、人の信頼を得る法』本多静六・著
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◆目次◆
1章 「より強い自分」の確立法
2章 人生の常識と仕事の秘訣
3章 成功する人の頭と行動
4章 人を育て、人を動かす
5章 自分の「品格」を高める
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