『51の質問に答えるだけですぐできる「事業計画書」のつくり方』 原尚美・著 Vol.2702


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【社長!】
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先日、箱根で社員と合宿をし、エリエスのこれからについて話し合いましたが、現在はそのアイデアを具体的な事業計画に落とし込むべく、脳内格闘しています。

来年以降も、変わらず稼いでいくために、事業をどう発展させていけばいいか。抜け漏れを防ぐにはどうすればいいか。

考えているうちにたどり着いたのが、本日の一冊です。

本書『51の質問に答えるだけですぐできる「事業計画書」のつくり方』は、自らもスタッフ20名を擁する税理士事務所を成功させ、外資系業から中小企業まで、クライアント企業を成功させてきた著者が、事業計画書のつくり方を指南した一冊。

「事業計画書の7つのプロセス」すなわち、1.企画、2.事業コンセプト、3.ビジョン、4.事業戦略、5.事業戦術、6.ロードマップ、7.アクションプラン、に沿った内容となっており、ひとつひとつの質問に答えるだけで、事業計画が作れてしまう、優れモノです。

会社を5年以上続けていると、従来のビジネスモデルでは、たち行かなくなることもあると思います。

起業からしばらく経ったら、やはりきちんと事業計画を作り、これからの戦略や戦術を練りたい。さらには、それを株主や金融機関、従業員に伝える「形(=書類)」に落とし込む必要があると思います。

ただし、実際には事業計画の作成は、骨の折れる作業であり、まとまった時間がなければなかなかできないことだと思います。

本書はその点、51の質問に答え、フォーマットに当てはめるだけで事業計画書が作れてしまうので、社長が自問自答する時間を大幅に節約することができます。

戦略を考えるワクワク感と、「へえ~」と感心させられる紹介事例が本書の最大の魅力。

2ページ読むたびにアイデアが湧いてきて、読むのにえらい時間がかかってしまいました。

経営者、起業家は必読。経営の全体像を学びたいビジネスパーソンにもおすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆魅力的でわかりやすい事業計画書の3つのポイント
1.なぜその事業がうまくいくのかのロジックがはっきりしている
2.その事業にかけるあなたの情熱があふれている
3.あなたがその事業を行なわなければならない必然性が明確に伝わる

◆ミッションを考えるときの問いかけ
・自分が実現したい理想の世の中はどんな社会か
・人生で、一番大切にしているものは何か
・人生で、一番失いたくないものは何か

ターゲットのメリットを理解するためには、反対に彼(彼女)は、現在何に対して「不便」を感じているのかを考えるのも効果的です。不便以外にも不満、不快、不安、不都合、不足、不幸、不信、不健康、不当、不毛、その他「不」の付く言葉を思い浮かべます

どの戦場で戦えば自分は勝てるのかを考え、競争相手の少ない戦場、自分の強みが生かせる戦場で戦うことが、ビジネスで成功する秘訣

あなたがお客さまの求める商品を継続的に提供できる理由は何か

会社が持っている組織能力を存分に生かせる事業ドメインで勝負する

ハンバーガーが主力商品でも、モスバーガーはマクドナルドの競合他社ではありません。なぜなら両社の客層と、そのお客さまが持つ価値観が異なるからです

大切なのは、自社に最も脅威を与える競争相手は誰かを見つけ、分析することです

◆ブルーオーシャンを見つけるための6つの視点
1.あなたが販売しようとしている商品の代わりに、現在使われているものは何か
2.既存商品に新しい価値を見つける
3.お客さまが望んでいるものは何か、を再定義する
4.補完サービスを見つける
5.新しい感性で既存商品を見直す
6.新しいトレンドを見つける

収益の源泉(キャッシュ・ポイント)をビジネスモデルのどこに仕掛けるか

事業に成功したとは、どういう状態を言うのでしょうか。それは、その事業が世の中に新しい価値を創造したときに他なりません

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『51の質問に答えるだけですぐできる「事業計画書」のつくり方』原尚美・著 日本実業出版社
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◆目次◆

第1章 事業計画書はなぜ必要か?
第2章 事業計画書を作成しよう
第3章 事業計画書から資金計画を作成しよう
第4章 事業計画書からアクションプランを作成しよう

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