『3秒で盛り上げて30分以上話が弾む会話術』三橋泰介・著 vol.2273

【プロが教える会話術】
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本日の一冊は、テレビ朝日系列のアナウンスコンテストで全国1位の実績を持つアナウンサー&スピーチコンサルタントの三橋泰介さんが、話が「弾む技術」をまとめた一冊。

アナウンサーや研修講師が書いた話し方の本は、正直、食傷気味ですが、本書はモテなかった著者が、どうやって場を盛り上げる話術を磨いたか、という切り口で書かれており、いわゆるスピーチ本とは、ひと味違います。

誰にでもあるパーティや異業種交流会、会食などのシチュエーション。

そこで使える実践的な技術を、テクニックと会話例で紹介した、まさに実践の書なのです。

具体的な内容をいくつかピックアップすると、

・自己紹介の際には、極端な「数字」「固有名詞」「表現」を入れる
・「誕生日、いつでしたっけ?」で話題を広げる
・「ここで問題です!」で心を揺さぶる
・「ダメ出しをください」で上司に支持される

など、使えそうな技術が満載。

読者がビジネスパーソンであれば、「苦手な人、無口な人との会話を盛り上げる」方法や、「グチで盛り上がる4条件」は、知っておくと、大いにプラスになるでしょう。

一見、あざといテクニックの奥に、著者の気配りが感じられる、好感の持てる一冊です。

ビジネスマンの会話の作法として、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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終盤、もうちょっと話したいけど、何を話そうか困る……。そんな時のキラーワードが、「みんなで一緒に写真撮りましょう!」

ぜひ行っていただきたいのが「他己紹介」です。近くの友人や、その場で会った人をティーアップ(持ち上げ)しまくることです

自分の言いたいことを言うためには「言いたいこと(ゴール)から逆算して、質問し、相手に質問させる」ことが大事

ずばり、会話の上手い人は「記憶力が良い」

相手の「細かい、マニアックなエピソードだけ」を暗記して、小出しにしてください

「ここで問題です!」と言われると人は心を揺さぶられます

◆クイズの手法を使う時の注意点
A.簡単に答えられるものはダメ
B.答えが意外なもの
C.みんなが知らないもの

ステップ1 共感
ステップ2 質問
ステップ3 驚愕&ほめ
ステップ4 プレゼント
この4つのステップをぐるぐる回していくだけで会話は回っていきます

笑える話をしようと思ったときに、一番大切な心構えを1つお伝えします。それは、「絶対に、自分が笑ってはいけない」ということです

スピーチ中に2回だけ使える「すべった話を笑いに変えるひと言」をお伝えします。それは、「あ、ここ笑うところですよ」です

◆「2つのK」を聞く、わざとらしくない上手なヨイショ
・苦労(KUROU)
・輝き(KAGAYAKI)

順番としては、必ず「苦労」を聞いたあとに「輝き」を聞いてくださいね

◆エライ人に話しかけられた時の「3Gの法則」
「現場(Genba)」
「世代(Generation)」
「元気に! かつ謙虚に(Genki)」

初めから「負けました! 教えてください!」という低姿勢で臨むことが会話を盛り上げるコツ

人はかなりの割合で「自分の話したいことを相手に聞く」習性があります

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『3秒で盛り上げて30分以上話が弾む会話術』三橋泰介・著 徳間書店
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◆目次◆
PART1 会話は最初のひと言で盛り上げる
PART2 話をどんどん面白くする技術
PART3 誰からでも好かれるためのトークの技
PART4 大勢の場を盛り上げるスピーチの極意