2009年7月18日
『3年に一度は「勝利の方程式」を変えなさい』 寺田和正・著 vol.1825
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【いまこそ勝利の方程式を変えるとき】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763199285
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本日の一冊は、ヒルトン姉妹、ビヨンセなどの海外セレブをプロモーションモデルに起用し、話題をさらったサマンサタバサ(ジャパンリミテッド)の代表取締役社長、寺田和正さんによる成功哲学。
本書で初めて明かされたそうですが、著者にはじつは、4億5000万円の借金を背負い、会社を潰しそうになった時期があったそうです。
本書には、著者がそんな状況からどうやって抜け出たのか、どうやって急成長を成し遂げたのか、その軌跡が書かれています。
経営者だった父の言葉から、跡継ぎは期待されていないと感じ、始まった著者の起業家人生。
本書には、その節目節目で著者が実践してきたことや、大事にしてきたことが書かれています。
元グッチのクリエイティブ・ディレクター、トム・フォードに振られた話、借金で潰れかけた時、助けてくれた会計顧問のひと言、著者の価値観を決定づけた50代の上司の話、苦しい中、有名ショールームに出品してヒルトン姉妹の支持を取り付けた話…。
苦境に直面するたびに、著者がどうやってそれを乗り越えてきたか、生のエピソードで学ぶことができる、まさに生きた経営の教科書です。
惜しむらくは、会社の業績がいまひとつなためか、文章からかつてほどの勢いが感じられなかったこと。
それを除けば、じつに読み応えのある一冊だと思います。
どんな会社も、順風満帆なだけでその一生を終えることはできない。
自らが苦境に立った時、正しい決断をするために、ぜひいまから読んでおきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「父さんは、兄さんと僕、どちらに会社を継がせようと思っているの?」父は明確な返事はしませんでした。でも私には、そのときの父の態度や雰囲気で、自分には父のあとを継ぐ可能性がないことがわかりました
「感じて、考えて、行動する」私がしてきたことは、じつは突き詰めればこれだけです
感性を磨く基本は、「他人を観察する」こと
普段の生活の中でとても簡単にできる感性の磨き方をご紹介しましょう。それは、新商品が出たときに、それが売れるか売れないか、自分の感性に従って予測を立て、その結果をあとで検証するという方法です。やり方は簡単です。テレビで新商品を見たとき、それが売れるか売れないか、自分なりの仮説を立ててメモしておくのです
なぜできないのかと「できない理由」を問うのではなく、どうすればできるのかと、「できる方法」を問えばいいのです
人から見放されたら「最高の幸せ」だと思いなさい
自分の感性に背いたとき、必ず仕事はダメになります
人間関係は間口を「狭める」ほど広がっていく
「たまたま」は高い目線の人にやってくる
どうせこの会社は辞めるんだと思っていたのでは、それが言い訳になって、大切なことは何も学べない
目標を立てる前に「なりたくない自分」を描きなさい
成長しつづけたいと思うなら、目標は達成する前により大きなものに書きかえることが必要なのです
メーカーさんは別会社だからこそ、きちんと情報公開することがスクラッチな関係を作り上げるためには必要
順調なときほど弱点の克服に努めなさい
いま自分の手の届くところにあるチャンスに感謝しないで、欠けているものばかりを見てないものねだりをするのは、せっかくのチャンスを踏みにじっているのと同じ
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『3年に一度は「勝利の方程式」を変えなさい』サンマーク出版 寺田和正・著
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◆目次◆
はじめに
CHAPTER1 感じて、考えて、行動する
CHAPTER2 好き嫌いをはっきりさせる
CHAPTER3 どんなときも高い目線を持ちつづける
CHAPTER4 運のいい人とつきあい、自分の運を信じる
CHAPTER5 自分を否定し勝利の方程式を変える
CHAPTER6 誰でもできると信じる
おわりに
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