2010年9月4日
『野球へのラブレター』長嶋茂雄・著 vol.2236
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【長嶋茂雄「とっておきの話」】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166607642
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以前、年末に「第九」を聴きに行ったオペラシティのホールで、長嶋茂雄名誉監督と松井秀喜選手が一緒にいるところを目撃し、やはりできる人はできる人と付き合っているのだと感心した記憶があります。
なぜ、できる人の弟子は、できる人になるのか。
それは、一緒に行動することでプロフェッショナル精神(ビジョンや規律)と、競争優位を築くための考え方、そしてそれを実現するための訓練を受けられるからです。
本日ご紹介する一冊は、プロ野球界の永遠のヒーロー、長嶋茂雄さんによる野球論。
直接長嶋さんに教わることはできなくても、その精神を身近に感じられる、メンター的な読み物です。
当然、話の中心は野球ですが、仕事に置き換えた場合、これは「プロ論」であり、「一流論」。
ホームから出発し、仲間の力でホームに戻ってくるスポーツ、時間に左右されないスポーツ、ロマンを追求するスポーツなど、野球の持つ特性を語った後、そこで求められる考え方や訓練、規律について説いています。
あくまで役割に徹し、ファンにロマンを与えることを忘れない。
そのプロ精神は、サービス業、小売業はもちろん、すべての商売に通じるものだと思います。
過保護やエゴイズムからは、真の感動は生まれない。
球界最高のエンターテイナーに学ぶ点は多いと思います。
ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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他の競技では相手ゴール、敵陣にボールを入れたり、パック(アイスホッケーですね)を叩き込んだりすることで特典が記録される。ところが、野球はホームランを打った打者は別として、ホーム(家)から出発した人間がチームメイト(家族の一員だ)の助けで再びホーム(家)に帰り着く数を争う
他人の道具は許可をうけてから手にするのがプロのマナー
◆V9当時、配布されたマル秘文書『野球必敗法』の一部
・ボールの後を追いかけていて成功した選手はいない
・バットをかついだまま振らない選手で三割打者になったものはいない
・コントロールのない投手は、「投手」とは呼ばない。単なる「投げ屋」だ
・審判に抗議をしすぎるな。彼らも君たち選手と同じく完全ではないのだから
「地獄の伊東キャンプ」といわれたけど、頭のなかは野球だけになる。地獄どころか“野球三昧の恍惚境”だ。「練習で選手を壊してしまうのではないか」という声も出た。しかし、「テスト走行で壊れる車はレースには出せません」と押し切った
監督のジョー・トーリは「レフトは松井のもの」と動じず、ファンの松井への信頼も揺らいでいなかった。それがあの「お帰りなさい」のスタンディング・オベーションだった。応援するファンとそれに呼応する選手との関係。信頼されることと、それに応えるためにどんな状況でもあきらめず前進し続けたこと。選手とファンの最も幸せな結びつきを見せられ、ぼくは嬉しかった。信頼は選手とプレーの積み重ねで築かれる
ずいぶん後になって、一九六六年のドジャース来日の折にウォルター・オマリー会長が「ナガシマを譲ってくれないか」と正力松太郎読売新聞社主に申し入れ、正力社主が「彼がいなくなると日本の野球が十年遅れる」と断ったという話を聞かされた。ぼくは、「オレがオーナーでも出さないだろうな」と納得した。自分なりに日本球界での“わが商品価値”は十分承知していた
野球は、しかし、反時代的なスポーツだ。時計時間とは無縁なスポーツなのだ。野球時間は、時計ではなくアウト・カウントではかられ、守る側がボールを持っている唯一のスポーツ
肉体的エラーはどんなみっともないものでも許し、メンタルエラーは厳しくチェックせよ
ぼくはヤンキースのジョー・ディマジオが好きだった。選手生活の晩年、脚の故障を押して出場を続け、「そこまでやらなくても」との声にディマジオは言った。「スタンドのファンの中にはジョー・ディマジオを観るのが最初で最後の人が必ずいる。私はそういう人のためにプレーする」
投手保護が投手の華である豪速球投手を少数派に追い込んでしまった。「球数管理」は合理主義だ。豪速球投手願望はロマン主義だ。諸事万端、合理主義がロマンを圧する現代だが、野球はロマンを大切にしなければならない
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『野球へのラブレター』長嶋茂雄・著 文藝春秋
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◆目次◆
1stイニング 松井とイチローの個性
2ndイニング あきらめないこと、信頼されること
3rdイニング 巨人の誇り
4thイニング 打者と投手の領土争い
5thイニング 五輪とWBC
6thイニング ああ監督
7thイニング 伝統の一戦
8thイニング グローバル・ワールドシリーズ
9thイニング [特別対談] 長嶋茂雄×加藤良三
「天覧試合」あの四打席を語ろう
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