2011年5月28日
『秋元康の仕事学』NHK「仕事学のすすめ」制作班・編 Vol.2502
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【秋元康、ヒットの秘密を語る】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140814764
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本日の一冊は、「ザ・ベストテン」の番組構成、美空ひばりの代表作「川の流れのように」、最近ではAKB48などのヒットを手掛けているヒットメーカー、秋元康さんの仕事哲学。
ものづくりやマーケティングに携わる方は、そのヒットの秘訣を、ぜひ盗んでみたいと思うものですが、本書には、その期待を裏切らない、ホームラン作りのエッセンスが詰まっています。
もともとは、NHK「仕事学のすすめ」のトークセッションを2本分まとめたものですが、2本目の勝間和代さんとの対談を各章に散りばめることで、メリハリをつけています。
企画というと、つい才能の世界と思ってしまいがちですが、本書を読む限り、企画の仕事はすべての人に開かれていると確信できます。
その証拠として秋元氏は、ルーティンと見なされがちなお茶汲みの仕事をいかにして企画に変容させるかを述べています。
<OLさんが、部署内でお茶を出すとき、「この人は胃が弱い」「この人は昨日徹夜で眼が真っ赤」と、それぞれの体調に合わせて、効くと言われているハーブティを出してあげたら、この人は企画力のあるお茶汲みになります>
また氏いわく、「特別な能力があってキャッチしたものでは、一般の人には理解されにくい」。
秋元氏の主張によれば、企画というのは、その素材も、切り口も、表現も、すべて身近にあるものであり、つまり誰でもできる仕事ということになります。
ただし、それでも企画には明確な方程式がある。それは何かというと、「予定調和が裏切られたときに、人は面白いと思う」ということ。
では、どうしたらこの予定調和を裏切ることができるのか。
この疑問に対する、秋元氏の答えが、氏の人生哲学につながっていくあたりが、本書の最大の読みどころでしょう。
・予定調和を壊す第一歩は、自分の人生をすばらしいと思えるかどうかだ
・魅力的な人の多くは、「初めて」をつくるのが上手
・記憶に残る「幕の内弁当」はない
人間は、不安感から、ついつい慣れたものに安住し、無難な選択をしがちなもの。
しかしながら、秋元氏の言葉を咀嚼すれば、企画というのは、常に新しいことにチャレンジしつつ、自分の居場所をつくる行為。つまり、マンネリを避け、人生を前向きに変えてくれる力なのです。
クリエイティブな生き方をしたい方、仕事でヒットを生み出したい方は、必読の一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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予定調和を壊す第一歩は、自分の人生をすばらしいと思えるかどうかだ
OLさんが、部署内でお茶を出すとき、「この人は胃が弱い」「この人は昨日徹夜で眼が真っ赤」と、それぞれの体調に合わせて、効くと言われているハーブティを出してあげたら、この人は企画力のあるお茶汲みになります
企画とは、自分の居場所をつくることです。”この人がいないとダメなんだ”とまわりに認めてもらえる手段でもあるのです
僕は日常的にさまざまな気づきをリュックサックにどんどん入れて、必要なときに取り出すという作業を行っているのです
ビジネスパーソンが企画を考えるときに、まず全員の同意を得ようというところから入らないほうがいいんです
魅力的な人の多くは、「初めて」をつくるのが上手
記憶に残る「幕の内弁当」はない
記憶力がいいほうが、あるいは気づきが多いほうが、企画が立てやすい(対談にて、勝間和代さんが、秋元康さんの言葉をまとめて)
最初からメディアが決まっていて、そこに食材を集め、料理をつくろうとすると、どうしてもつくれる企画も限られてしまいます
過去にヒットしたものの中から次のヒットを探していては、バットに当たることはあっても、ホームランはあり得ない
予定調和が裏切られたときに、人は面白いと思う
エンターテインメントの基本というのは、全体像を見えにくすること
予定調和を壊すということは、単に、奇をてらうということではありません。大切なのは、今まで普通だと思われてきたものを根本から疑い、結果的に、人々の心に響くものをつくっていくこと
AKB48は成長ぶりがわかるドキュメンタリー
はっきりとその企画の短所・長所を告げること
人生において大事なのは「戻ってくる力」なのです
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『秋元康の仕事学』NHK「仕事学のすすめ」制作班・編 NHK出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140814764
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◆目次◆
第1章 あえてリサーチしない発想法
第2章 頭の中のマーケティング
第3章 正解は自分の中にある
第4章 仕事の壁は乗り越えるな
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