2012年5月23日
『監督と俳優のコミュニケーション術』 ジョン・バダム、クレイグ・モデーノ・著 Vol.2863
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【名監督のコミュニケーション技術】
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先日、映画・アート本で知られるフィルムアート社さんから、なぜか献本があり、驚きました。
一体何の本だろう? と不思議に思い、封筒をあけてみると、中にはこの『監督と俳優のコミュニケーション術』が。
編集の意図はわかりますが、いくらなんでも、映画の現場のマネジメントをビジネスに応用するなんて…。
そう思って計350ページ、通読してみました。
―なるほど、これは行けるかもしれない。
じつはこの本、当時無名のジョン・トラボルタを起用し、全世界にディスコブームを巻き起こしたあの『サタデー・ナイト・フィーバー』のジョン・バダム監督が、俳優を動かすためのコミュニケーション術を語っているのです。
雰囲気をつかむために、本書20ページのこのエピソードを読んでみてください。
<皆さんもご存じの『サタデー・ナイト・フィーバー』[一九七七]である。何が起こっていたかというと、当時二二歳のジョン・トラボルタがトレーラー[俳優の控え室として使用する車両。移動式楽屋]から出てこない。演じたくない、監督の演出に納得がいかないと言ったのだ。監督とは、私のことである>
いやあ、いきなり修羅場です。
じつは本書には、こんな俳優と監督の丁々発止のやりとりがいくつも登場し、それぞれの監督がどうやって修羅場を乗り越えてきたか、そのエピソードとメソッドが書かれているのです。
映画の撮影に限らず、タレント的な従業員を使って仕事をするマネジャーは少なくないはず。
本書は、そんなマネジャーにこそ、読んで欲しい一冊です。
あの名俳優も、こんな不安を抱えていたのか、あの名シーンは、こんなドタバタの末に撮られていたのか、と映画の見方までも変わってしまうこと、請け合いです。
ちょっとマニアックな本ですが、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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役に立たないアドバイスは俳優を自己防衛に走らせる
「泳ぐなり溺れるなり勝手にしろ」という態度をとれば、俳優は監督よりメイクアップ・アーティストを頼りにするだろう
映画の成功を左右する三つの要素は脚本、演技、演出である。よい脚本、キャスト、監督が揃わなければ名作は生まれない
何を取り入れ、何を除外するかを決めるのは監督だ。俳優の言いなりになってはいけない
頼りない人間と付き合いたい人はいない。その人と一緒にいたら自分が危ない目に遭う
「カット」の声がかかれば、俳優はフィードバックを求める。今の演技でよかったか知りたい。もうワンテイク撮るなら、その理由が知りたい
「よかったです!」では曖昧だし漠然としている。「戸口でセリフを言った時はとてもリアルに見えましたよ」というふうに、何がどうよかったか伝えよう。そのコメントを俳優はずっと覚えていてくれる
善意であろうと関係ない。俳優に演技の話をするのは監督だけに限ること。窓口を一人に絞り、俳優へのメッセージに一貫性を持たせるべきだ
演出の八割はキャスティングで決まる
扱いこなせないのなら、初めから優れた俳優に出演を依頼する
出演依頼を正式に出す前に候補の俳優と会わねばならない理由はもうひとつある。俳優の現状を確認するためだ。加齢の具合、髪の薄さ、体重の変化など、前に会った時のイメージから変化していないだろうか?
「動詞で説明できる監督さんは大好き。『このシーンで、君は彼を誘惑したい』というように、はっきりした目的がほしいんです」(俳優ジーン・トリプルホーン)
朝一番の挨拶まわりがよい現場をつくる
「君がしていることは世界で一番大事なことだよ、って思わせてくれる監督でなくちゃね」(俳優ジャッジ・ラインホルド)
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『監督と俳優のコミュニケーション術』ジョン・バダム、クレイグ・モデーノ・著 フィルムアート社
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◆目次◆
第1章 俳優に信頼される監督になるために
第2章 していいことと、悪いこと
第3章 感情が出せる環境を作れ
第4章 俳優とはどんな人たちか?
第5章 キャスティングの秘訣
第6章 リハーサルの効果と意義
第7章 クランクイン前のリハーサルについて
第8章 俳優を導くための話し方
第9章 撮影期間のマナーとアドバイス
第10章 俳優に任せることと、させないこと
第11章 演技を引き出すテクニック
第12章 撮影当日のトラブル対処
第13章 見ることと、見られることのインパクト
第14章 クランクアップ後も仕事は続く
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