『死ぬときに後悔すること25』大津秀一・著 vol.1810


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【人が死ぬ間際に考えること25個】
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本日の一冊は、ビジネス書ではないですが、みなさんの人生を充実したものにするために、とても重要な示唆を与えてくれる一冊です。

著者は、これまでに1000人の死を見届けてきたという、終末期医療の専門家、大津秀一さん。

人間が死ぬ間際に後悔することを全部で25個挙げ、後悔しない人生を歩むためのヒントを示しています。

25個のうち、いくつかをご紹介すると、「健康を大切にしなかったこと」「悪事に手を染めたこと」「自分が一番と信じて疑わなかったこと」「遺産をどうするかを決めなかったこと」「故郷に帰らなかったこと」「子供を結婚させなかったこと」など、じつにさまざま。

そして最後、25個目の極めつけは…! 内緒にしておきましょう。

人間は、生きているうちは強がりを言い、自然の摂理に逆らって生きるものですが、いざ体が弱り、死期が迫ると本音が出てきます。

ここに書かれている25の項目は、まさにいまわの際に患者さんたちが漏らした本音。

これから後悔のない人生を送ろうとするわれわれにとっては、じつに重い教訓となりそうです。

25の「後悔すること」から、現在の生活を見直してみる。それをするだけでも、毎日が違ってくるのではないかと思います。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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何をするにも、健康は大切である。一番であるかどうかは、議論が必要なところであろうが、健康でなければ、あらゆる人生の挑戦が
不可能になってしまう

健康に意識して取り組んでいるというのは、素晴らしいことだ。けれども注意してもらいたいことは、やはり「統計的」なことも意識したほうが良いということだ。「体験者は語る」的な一例報告で宣伝される健康食品などは、実は証拠としてはあまり強くない。確率がはっきり明示されていないからだ

人間は弱い生き物でもある。健康なうちは、「たばこを吸って病気になっても、これは俺が自分で決めたことだから」と、大声ではっはっはと笑う。しかし同じ人間が、たばこのせいでリスクが増大する病気となり、死病となって泣きそうになる

過ぎたるは及ばざるがごとしで、過ぎたる習慣を持っている人は、自分がいざという段になって後悔しないように、「ほどほど」を心がけておいたほうが良いだろう

治療を続けていたら、いつの間にか死期が迫っていた、このような後悔を訴える人は少なくないのである。延命治療を断ち切ったときに、本当の希望がパンドラの箱のように残っていることを知るべきだ

自分勝手の自由ではなく、自らよって立ち、何ものにも束縛されない真の自由に生きる人間は本当に強い

いまわの際には、自分に嘘をついて生きてきた人間は、必ず後悔することになろう

生命の役割は、バトンに乗せて思いを次代へつなぐことである。バトンをつなぐことは大事であるが、それだけが目的ではない。バトンをつなぐのに、どんなすごい走りを見せたのか、それが次のランナーを励ましもすれば、テレビの前の観衆をも魅了するのである

犯罪など犯すものではないと思った。なぜなら、人が見ていなくても、自分は見ている、そして天が見ているからである。だから死が迫ると、その忌まわしい記憶と、天が許さないという恐怖が胸を覆うことになる。未来永劫許されない、あるいは来世が自分には訪れないというおそれがひたすらに心をさいなむのである

遺産の処遇をしっかりするというのは非常に大切なことである

「子どもなんかいなければ良かった」
死出の旅路の前にそう言った人は、私の知る限りでは存在しないが、
「子どもがいればよかった」
そのように言う人は少なくなかったのである

できるだけ早く人生の総括はしておくべきだし、何も老いるまで待つ必要はない。例えば、「五年ごとに何かしらを残せるようにする!」などと計画を立てて、それを達成できるよう生きていくのも良い

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『死ぬときに後悔すること25』致知出版社 大津秀一・著
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◆目次◆
第1章 健康・医療編―死ぬときに後悔すること1
第2章 心理編―死ぬときに後悔すること2
第3章 社会・生活編―死ぬときに後悔すること3
第4章 人間編―死ぬときに後悔すること4
第5章 宗教・哲学編―死ぬときに後悔すること5
第6章 最終編―死ぬときに後悔すること6

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