『日産 驚異の会議』漆原次郎・著 Vol.2760


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【日産を変えた会議】
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かつて瀕死の状態から、奇跡のV字回復を成し遂げ、2011年3月の東日本大震災では、他者に先駆けて工場の復旧、生産台数増を実現させた日産自動車。

本書は、その日産が「改革の10年」で手に入れた会議のノウハウを、惜しげもなく公開した一冊です。

著者の漆原次郎さんは、経済誌や科学誌などに記事を寄稿している人物で、本書執筆のために、実際の会議をみっちり取材しています。

「日産の会議」の具体的なやり方はもちろん、会議の「憲法(グラウンド・ルール)」、そのベースとなる考え方、さらには実際の会議の進め方まで、じつに具体的に書かれており、参考になります。

「会議自体を1日で結論を出す設定にしてしまう」
「意思決定者は会議の本体には参加しない」
「同じメンバーで会議をしない」

など、興味深いルールが並んでいますが、何より本書が素晴らしいのは、会議の臨場感がしっかりと表現されている点。

通常、この手の会議本は、ルールややり方の話だけで終わってしまうケースが多いのですが、本書の場合、実際の会議の様子を事細かに描写しているので、かなり具体的にイメージが湧くと思います。

自社の会議の生産性を上げるために、会議を通じて社員を育てるために、ぜひチェックしておきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「日産の会議」は、日産自動車が開発した「V-up」という課題解決手法をベースにしている

◆「日産の会議」を貫く会議の“憲法”(グラウンドルール)
・予定外の課題を持ち出さない
・ポジションパワーを使わない
・積極的に「聴く」「話す」「書く」「行動する」
・時間厳守
・「いかに~するか」など建設的な表現活用
・携帯電話はマナーモードに
・安全なシェルター

巨大地震から2か月後の2011年5月、日産自動車の乗用車と商用車を合わせた国内生産台数は、前年の同じ月を0・8%上回った。いっぽう、他社の同じ5月の国内生産台数はというと、トヨタ自動車は前年の同じ月を54.4%、ホンダは同じく53.4%下回っていた

部分最適を優先したセクショナリズムを打破するためにゴーンが社内に導入した手法が、クロスファンクショナルチームだ

ゴーンは最高執行責任者に就任するやいなや、「部門を横断したメンバーからなる九つのチーム」をつくった。これがクロスファンクショナルチームだ。「事業の発展」「購買」「製造」「研究開発」「販売・マーケティング」「一般管理費」「財務コスト」「車種削減」「組織と意思決定プロセス」という九つのチームをつくり、組織改革を進めるためのアイデア出しをさせる

「会議にあまりに時間をかけると、環境変化が起こり、課題の重要性が変化してしまいます」(「日産の会議」専門家の東出氏)

会議自体を1日で結論を出す設定にしてしまう

意思決定者は会議の本体には参加しない

同じメンバーで会議をしない

壁一面に貼られている模造紙の正面にカメラを向け、「課題についての質問」「系統図」「親和図」「ペイオフ・マトリックス」それに「なにを、だれが、いつまでに、やるか」といった結論が書かれた「課題達成計画書」を、順にパチリ、パチリ、パチリと撮っていく

だれがなにを言っても、その発言の主がだれであるかは、会議室の外には漏れない。このルールが自由闊達な討議をもたらす。この思想が反映されているのが、「ポストイットに発案者の記名なし」のルールだ

「企業が成長を続けていくためには、人が育っていくことが欠かせません。私は持論として、ナレッジ、スキル、コンピテンシーという三つの要素が得られて初めて人は育っていくものと考えています」(日産自動車最高執行責任者(COO)志賀俊之氏)

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『日産 驚異の会議』漆原次郎・著 東洋経済新報社
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◆目次◆

はじめに──その会議は美しい
第1章 作戦会議室にて 震災対応がどこより迅速だったわけ!
第2章 一日集中討議 その日にはじまり、その日に結論を出す!
第3章 結論の出し方 意思決定者は会議に出席しない!
第4章 会議の終わらせ方 議事録をつくらない!
第5章 リーフ誕生 イノベーションは会議からも起こせる!
第6章 店頭対応向上プロジェクト 会議が変われば店頭も販売も変わる!
第7章 客を増やす仕掛け 横浜F・マリノスも変わった!
第8章 真のグローバル化へ 会議こそもう一つの共通言語である!

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