2007年10月19日
『成功のコンセプト』
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344013921
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本日の一冊は、日本のインターネット黎明期に「楽天市場」を立ち上げ、一躍時代の寵児となった、現・楽天会長兼社長、三木谷浩史さんによる注目の書き下ろしです。
これまでにも、他者が書いた評伝や楽天の宣伝本はありましたが、本人がその経営哲学を披露したのはこの本が初めてです。
本書では、著者の成功の理由を、仕事に取り組む姿勢や社風の形成、改善のサイクル、顧客満足の最大化、徹底したスピード主義の5つに集約しており、それぞれに経営のヒントが散りばめられています。
なかでも、若手に向けた仕事のヒントや学ぶためのコツ、組織で成
果を上げるためのヒントは読み応えがあり、いい刺激になります。
「面白い仕事はない。仕事を面白くする人間がいるのだ」
「当事者意識を持つことが様々な問題解決の鍵」
「プロフェッショナルに不可欠なのは、技術よりもむしろ成功体験だ」
いずれの言葉も、成功者ならではの実感がにじみ出ており、重さ・
深さを感じます。
楽天のトップの本ということで、今回は楽天ブックスからもどうぞ。
http://item.rakuten.co.jp/book/4520923/
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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グーグルは受け入れられないサービスはすぐに見切りをつけて中止
するのだ。インターネット世界の自然淘汰に、自分たちのサービス
の将来をゆだねるわけだ(中略)楽天は、その正反対のアプローチ
を採用している
たったの5店舗であろうと、楽天市場に出店してくれたということ
は、出店してくれた理由があるということだ。ゼロは何倍してもゼ
ロだが、1でも2でも数字があれば改善してそれを増やすことがで
きる。そして何かを改善すれば、必ず次の改善ポイントが見えてく
るはずだ。さらに改善すれば、また次の改善ポイントを見つけるこ
とができる……。これを延々と繰り返してきたのが、僕たちの未来
に対するアプローチだ
認知度を上げるには、店舗の数を増やすことが第一だ。1億2800万
人の日本人の趣味嗜好は多種多様だ。できるだけ多くのユーザーを
惹きつけるためにも、できるだけ多くの出店者を集めようと思った
『今日の我は、昨日の我に勝つ』なるほどなと思う。もし本当にそ
れができたら、人はいつか超人になれるのだ
人間の力には、3つの種類がある。実力と能力と潜在能力だ
改善していくためには、自己否定する視点が必要だ。人には自己愛
というものがある。その自己愛こそが、判断を誤らせることを常に
注意していなければいけない
何が何でも目標を達成するという姿勢がなかったがために、10階に
辿り着きたかったのに結局のところ2階にすら達することができな
かったというのはビジネスの世界ではよくある話なのだ
プロフェッショナルに不可欠なのは、技術よりもむしろ成功体験だ。
困難な目標に立ち向かい、その目標を達成した喜びが、人を本当の
意味でのプロフェッショナルにするのだと思う
僕たちの目の前には、いつも登るべき山があった。それも、自分た
ちの能力では登り切るのが不可能に思える高い山が。リーダーの役
割は、そういう山をいつも見つけることだと思う
面白い仕事はない。仕事を面白くする人間がいるのだ
ビジネスは循環なのだ。より良い循環を創り上げるのが、経営の仕事
当事者意識を持つことが様々な問題解決の鍵
スピード感を持って仕事をするということは、つまり今という一瞬
をどれだけ大切にして仕事をするかということでもある
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『成功のコンセプト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344013921
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┃▼目次▼
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┃ はじめに
┃ 第1のコンセプト 常に改善、常に前進
┃ 第2のコンセプト Professionalismの徹底
┃ 第3のコンセプト 仮説→実行→検証→仕組化
┃ 第4のコンセプト 顧客満足の最大化
┃ 第5のコンセプト スピード!! スピード!! スピード!!
┃ おわりに
┃
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